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花祭り記念卍インド仏跡巡り2.0①新たなゲートウェイが仏跡巡りを革新する

はじめに

こんばんナマステ🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

今日は #花祭り 。釈尊の生誕を祝う日。

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自分は一度もまともにそれを祝ったことがないけど😅

日本人の大半が #仏教 徒(のはず)なのに、花祭りはお寺に行かない限りなーんも盛り上がらない。だけど、インドは仏教徒が1%もいないのにブッダ=プルニマが祝日になる。

一体どっちが仏教国なのかと思うけど、そーいえば仏教ってインドで生まれたんだっけ。

ということで、インドとネパールには仏教の聖地がいくつかあり、世界中は言い過ぎだけどアジア各地から仏教徒が集まる。

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ということで今日から #仏跡巡り について書いていきたいと思う。

それは何故かというと、特に日本にとってはインド=ツアーの原点であり、それを取り扱う者として仏跡巡りを知らないのはモグリと言ってもいい話なので。

他社と差がつきにくいし、需要が右肩下がりなので面白い仕事じゃないけどね〜

ただ、革新できそうな流れも出つつあるので、今日はそれを紹介していきたい。

そうそう、日本の花祭り、正式には #灌仏会 (かんぶつえ)は毎年4月8日だけど、実はこれ国によって全然バラバラ。

インドでは今年は5月16日で来年は5月5日、太陰暦(太陰太陽暦)なのでグレゴリオ暦から見ると毎年ズレる。日本の花祭りがグレゴリオ暦に合わせていることこそなんだかなあ、だけども。

今回のシリーズは、昨年11月2日に #Clubhouse#インドの衝撃 ( #インド大学 )』で話した内容を再構成してテキスト化したもの。

ポッドキャストで約58分のものがあるので、お時間があればこちらもどうぞ‼️

んじゃ、早速やっていくよ‼️

35番目の国際空港

昨年10月20日、ウッタル=プラーデシュ州北東端 #クシナガラ に州内では州都ラクナウ、聖地ヴァラナシに次ぐ3箇所目、国内35箇所目の国際空港が開港した。

インドには州と連邦直轄領を合わせて36地域があるから、ほぼ1地域に1つの国際空港があることになる。

国際空港とは海外からの出入国が可能な空港のことで、CIQと呼ばれる税関(Customs)、出入国管理(Immigration)、検疫所(Quarantine)を設置する空港のこと。

ただ、インドでは国際空港と国内空港の間にカスタム空港というのがあってチャーター便と国内航空会社による国際線の運航が可能ということらしい。きちんとCIQがあるわけだから、それって国際空港だと思うんだけど、一旦は含まないでおく。カスタム空港を含めるとあといくつかは加わる。

クシナガラ空港は現状、デリー、ムンバイ、コルカタといった国内線のみだけども、3,200mの滑走路を持ち大型機の乗り入れが可能。国際線の誘致を目指しており、この空港でe-VISAを受給できる。

e-VISAというのは事前にネット申請してクレジットカード決済のうえ国際空港や国際港で実際にヴィザが発給される。

少なくても日本人のインド渡航は2020年2月時点でほぼこれが主流になっているけども陸路国境には対応していないので、特にネパールとの国境を越える仏跡巡りでは注意を要する事項ではある。

アビダンマ=デイを選んだ開港当日はスリランカ🇱🇰から僧侶と政府要人125名を載せたチャーター便が降り立ち、モディ首相や多くの閣僚、州大統領、州首相がこれを迎えた。

アビダンマ=デイというのは、釈尊が幼少時に失った母親に説法をしたいといって天界へ向かってそれを終えて現世に再降臨したことを祝う日。アビダンマは阿毘達磨と書く仏教の思想体系で、それを母親に伝えたということ。

このエピソードはこの先重要になってくるのでとりあえず頭の片隅に置いてほしい。

開港式典には日本🇯🇵、韓国🇰🇷、タイ🇹🇭、ミャンマー🇲🇲、モンゴル🇲🇳など12箇国の外交官も立ち会った。

そして最新の報道として、3月27日日曜日に海外からの巡礼者第1弾としてヴェトナム🇻🇳とタイ🇹🇭からの代表団を迎えたとのこと。

疫病や原油高など様々な障壁もありつつようやくクシナガラ国際空港は本当の意味でスタートを切ったんじゃないのかな。

クシナガラは人口2万人の町。ウッタル=プラーデシュ州の端の端で、ビハール州やネパールが近いけど辺境といっていい。

これまでは53km西にある百万都市ゴーラクプルの国内空港が最寄りだったけど、何故こんなところに新しい国際空港ができたのかというと、クシナガラが釈尊入滅の地であり、世界各国から巡礼者が多数訪れるから。

モディ首相はクシナガラ国際空港開港の理由を仏跡巡りの振興と明言していて、同じウッタル=プラーデシュ州のなかでもタージ=マハールのあるアーグラーより、ラクナウに近く双子都市的であるとはいえ人口450万人でインド12番目の都市であるカーンプルより仏跡巡りが優先されたということになる。

国策になるほどの仏跡巡りって何やねん、って話は明日していくことにする。

ひとまず仏跡巡りのためのインフラがひとつ強化されたということを今日は伝えておきたい。

こちらは2番目

とはいうものの、クシナガラはインドでは35番目の国際空港であり、国土の多くに国際空港を配備してその先の話。

ところがもっと仏跡巡りに気合いを入れている国が隣のネパール🇳🇵

クシナガラが釈尊入滅の地なら、 #ルンビニ は釈尊降誕の地。

そのアクセスのために現在その名もゴーダマ=ブッダ国際空港が整備され、まもなく開港できるという。

何とこの空港は首都カトマンドゥに次ぐ2番目の国際空港。

ヒマラヤ観光の中心であるポカラや東西に広いこの国で開発が置かれている東部、西部を差し置いての仏跡巡り優先であり、インドのそれも国策だけどそんなレヴェルじゃない。貧しい国が持てる以上のリソースを仏跡巡りに賭けたんだ。

考えてみると、ルンビニはインド側から来る人ばかりで、資本もインド側に握られている。ルンビニに国際空港を設置することは、単にルンビニに行く人を増やしたいというだけではなく、インドに流れていたルンビニ= マネー、仏跡マネーをネパールに還流させる装置でもある。

仏跡巡りはクシナガラとルンビニの国際空港開港で大きく変わるはず。

それから日本のODAで現地の道路などを改良する事業なんかが行われている。今世紀に入って道路事情が格段に上昇したといわれるのはこういうところにもある。

https://www2.jica.go.jp/ja/evaluation/pdf/2004_ID-P166_1_s.pdf

おわりに

明日からは仏跡巡りの中身について触れていくよ❗️

その上で今後どう革新していくか、って話を最終的にしていく予定。

それじゃあバイバイナマステ🧡暑寒煮切でしたっ✨





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