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麗らかに #22 病気はあるけれど、私はいろいろついてるんだ

病気の告知をうけて間もなく一年になろうとしている。

手術によって私は片胸を失い
放射線治療では患部の皮膚は
ひどく焼けただれ何回も脱皮した。
化学療法によって身体中の毛は失われ
もはや宇宙人👽にしかみえない風貌
高熱や嘔気が続き
「今日がはやく終わってほしい」と
天井を眺め、ただただ願う日々。

励ましてくれる
心配してくれる
支えてくれる
待っててくれる
沢山の友人や同僚や家族に
感謝は伝えられても
ほんとの辛さは伝えきれるものではないし
伝えたところで相手を困らせてしまう。


信頼関係は築けないと一瞬で判断した
主治医との関係は変わらずで
その代わりに私は

Google先生や
AI先生
薬剤師さんや
専門認定看護師さんを
味方につけて
質問攻めしたり泣きついたり。
その度に知識と親身な対応に
幾度となく救われてきた。

これから先も治療は5年、10年と続き
生きている限り、再発や転移という
可能性を抱え続けていかなければならない。

どんなに願っても、病気になる前の私に
戻ることはできないのだと知る。

思い込みが強く、小心者でびびりな私。
知りたくはないけれど
知らなきゃならない。

治療は最終的には全て
自己決定と自己責任なのだ。
誰のせいにもできないのだから。

「やめとけ」と忠告されても
いろんなことを調べることでしか
私自身を納得させることも
安心させることもできないのだから
必死の一年だった。

でも、私は、運がいい。
ついている。

ここ、noteで
あるブログで
そしてYouTubeで
書籍で

私は、私の代弁者をみつけ
信頼できる医師にも出会い(もちろんリアルに出会った訳ではない)
おなじ体験をした仲間と繋がることができた。

恐怖と不安、怒りや罪悪感、焦燥感等を
自分の中で 昇華 とまではいかないけれど

生きていれば病気にもなるさ!
それは悪でもなんでもない。
病気に囚われた人生を送るために
治療を受けるのではないよ。

っていう、至極シンプルなところに
いきつけそうな感じ(笑)
ようやく辿りつけそうなのだ(たぶん)


こうやって、自分の心地よい所に
納得できる場所に
ちゃんと辿りつこうとしてるじゃないか。

これって、私が
引き寄せた 成果だよね。

負け惜しみ?
現実逃避?
むりやりなポジティブ思考への転換?
非難はいくらでも受け付けよう。

今は、ここまできた自分を
ただただ褒めてあげたい。(( ๑´•ω•)۶”ヨシヨシ)

化学療法の後半戦にはいり、
ようやく副作用止め💊が効くものがみつかり
起きていられる時間が増え
ちょっと余裕ができたため
こんなことを記してみる気になった。

まだまだ、「病気をしてよかった」
なんて思えることなんて
これっぽっちもない。
全てのことに感動したり感謝したりする
心の余裕もない。

化学療法が終わったら
また次の治療のステージに入る。
【医療の最善 】と、【QOLの最善】が
イコールなのか
決断をし、選択しなければならない時期が
また必ずくる。
その時はまたその時に
考えることとしよう。

私らしく生きる なんて大袈裟な
言い方になるけれど


大事なおっぱいを失くして
ツルッパゲになって
こんなにも辛い治療に耐えて

そんな簡単に死んでられっかよ!
しぶとく生きてやるからな!
病気はあっても
それは私の一部であって
全てじゃないんだ。
 

って、ただそんな気持ちなのだ。

noteさん
麗らかではない罵詈雑言すみません💦















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