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子供の「オトナ気分」サインを逃さず「自己肯定感」につなげる

15秒で分かる今日のポイント
●子供はあるタイミングが来ると「オトナ気分」サインを出してくる
●自己肯定感の低い人は「根拠」を必要とし、自己肯定感の高い人は「根拠」を必要としないという興味深い事実
●子供の「オトナ気分」サインを「自己肯定感」につなげる2つの方法


■子供の「オトナ気分」サインってなに?


我が家の現6歳児について。

「ママー!ママー!」とべったりしてくる4歳位まではそんな風に感じたことはあまりありませんでしたが、

5歳位でぐっと「オトナ気分」になりました。


「オトナ気分」とはアレです。「私、自分でできるもん!」「子ども扱いしないでよ!」っていうアレです。


子供によってはもっと早くに来るかもしれませんが、我が娘については「保育所最年長(年長さん)になった」という実感から来たように思います。

年長さんになって、遠足のときに下の子たちの引率をしたり、運動会でトリを飾ったりと活躍の場面がたくさんあり、一気に「年上だもん」という自信に繋がったように思います。


このタイミングは、「できる」というくせに出来ないことが多く、失敗も多いので、つい

まだまだ出来ないでしょ!!

と言ってしまいたくなりますし、


すこぶる生意気なので、とてもイライラするのですが、実はすごいチャンスの時期なんじゃないかと近頃思うようになりました。





■自己肯定感の低い人には「根拠」が必要/自己肯定感の高い人には「根拠」はいらない


よく、「私自己肯定感が低いんです」という大人って近頃よくみかけますよね。

この自己肯定感の低さをどうにかするのは至難の業です。


これを改善するためによくある方法としては、「小さな成功」「小さな出来た!」など、自信を持っていい「根拠」を小さくたくさん積み重ねていき、自信を構築していく、というものですが、

ほんっとーに地道で時間のかかる方法です。


でもですよ、「自己肯定感の高い人」って、別に自信を持つ「根拠」なんて特に持ち合わせていないことが多いと思いませんか。


例えば我が夫。

我が夫は田舎の平凡な家(金持ちではない)に育ち、高学歴でもなければイケメンでもなく、起業したもののうまくいかずに大きな借金を抱え、それはもう、

私から見たら「自信がなくなる理由しかなかった」わけですが、

「どうにかなるさ♪」「きっとうまくいく!」といつも根本的な自信を失うことはありませんでした


そこには「根拠の『ある』自信」などあるはずもなく、まさに「根拠の『ない』自信」の持ち主でした。


そんなもんなんですよね、「自己肯定感の高い人」って。


一方で、イケメンだし、エリートだし、高収入だし、家族に恵まれている。

自信を持つ「根拠」はたくさんあるのに自信が持てず、「自己肯定感が低いんです」という大人が結構いる...

意識しないと「小さな成功」「小さな出来た!」が見つけられない人がいる...

これって面白い事実ですよね。




■子供の「オトナ気分」サインは、まさにたいした「根拠」もなく自信が湧き出てくるすごい時期


この、子供の「オトナ気分」サインが出てくる時期って、子供は出来ないことが多くて、失敗もするけれど、「きっと出来る!」と思って何度もチャレンジします。

色々と失敗しているわけなので、「根拠」はないんですよね。でも、根拠なく「できる気がする」んですから、これってすごいことだと思いませんか。


まさに「根拠のない自信」がとめどなく湧き出てきているすごい時期なんです。


これは、「自己肯定感」をなくしてしまった大人がどれだけがんばっても手に入れられないものだよなぁと思うのです。


でも、いつまでも出来ないボタン留めや、靴ひものリボン結び、髪の毛のゴムくくりなど、朝の忙しい時間に親はついイライラしてしまいます。

が、これをちゃーーーーんす!と捉えて見逃さず、活かしていくことが、子供の「幸せ力」や「自己肯定感」の根っこになると思うのです。



この「ナチュラル湧出自信(←勝手に名付けた)」に対して、親ができることは、主に2つあると思います。

①子供との「対等性」を築く
②子供の「出来るもん!」を裏付ける「環境」を作る

ちょっと長くなってきたので、続きはまた今度!

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