蝶の恋 - 素直な想いと刹那の輝き
ある日の春、高校二年生のそうそうは、校内の屋上通路で初めてちあきと出会った。彼女は色白でハーフ顔のガーリーな美少女で、まるでモデルのようだった。そうそうの心に電撃が走り、「なんて美しい人だ!」と感じたのを覚えている。
そうそうは野球部員だったが、ちあきは帰宅部。二人はそれまで接点がなかった。そうそうは野球部の先輩であるなつきさんに、ちあきについて尋ねた。
なつき「え?ちいさんのこと?彼女のこと好きな男の子多いから多分無理だよ」
その言葉にそうそうは眩暈を覚えたがすぐに持ち直