山川恭平 KYOKYO

小劇場中心の舞台役者 絵を描いたり歌を歌ったりアクロバットしたり

山川恭平 KYOKYO

小劇場中心の舞台役者 絵を描いたり歌を歌ったりアクロバットしたり

最近の記事

ボボボーボ・ボーボボを許さない。

呪術廻戦を一気読みした。 正直に言って、誰がどういう意思を持って誰と敵対しているのか、また戦闘において何が起こっているのか、前半は何とか食らいついていたものの、後半(特に死滅回游からは顕著に)は何が何だかと言って良いほどワカランかった。脹相が急に寝返って東堂みたいな妄想を抱き始めた理由もワカランし東京が人が入れない程の危機的状況なのにお家問題で揉めてる呪術師界隈の感じワカランと思ったら真希が禪院家を滅ぼして味方(呪術師)同士で殺し合いってワカランワカランと気付いたら五条さんが

    • 『ルックバック』と『ザ・ホエール』

      『ルックバック』を観た。 原作が好きなのでアニメ化と聞いた時はえェ!?何で!?と観に行く気は全くなかったのだが、SNSの評判を見る限りどうやらサイコーなようなので観た。サイコーだった。結末を知っているから冒頭からのモロモロが最後のアレに帰結するんだと思って、ずーっと泣いてた。ずーっとサイコーだった。 技術の習得でしか達しようのない目標を持っている人には藤野が絵を上達させるためにひたすら机に向かっている日々を見るだけで泣いてしまう。自分も美大受験時に塾で毎日デッサンや平面構成

      • 映画を1日に4本観た。

        三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んだ。 この本は、読書が好きだった作者が社会人になって働き始めると疲れてしまって、たとえ日々の隙間に時間が取れたとしても本を読む気になれず好きだったはずの読書が億劫になってどんどん本が読めなくなっていくという経験から端を発している。そうした労働の中での歯痒さをXで投稿したところ、同様に働き始めると今まで好きだったことが出来なくなる人の声がたくさん届いたという。それには、趣味に限らず、“家族とゆったり過ごす”・”丁寧に日々を過

        •  『アリス・イン・ワンダーランド 稽古初日』配信開始!

          『アリス・イン・ワンダーランド 稽古初日』の配信が開始された。この公演は2024年7月20日(火)に行われたもので、“腹筋善之介の全力疾走コース”WS受講生たちがパワーマイムで「アリス・イン・ワンダーランド」という作品を立ち上げる稽古の初日の様子を観てもらおう、という内容だ。台本は事前に貰っていたが、どのような演出をつけたり稽古の進め方をしていくかといったことは全く知らされておらず、本当に稽古の初日だった。 どのようにして作品が作られるのか、演劇関係者ではない一般のお客さんに

        ボボボーボ・ボーボボを許さない。

          『ビースターズ』を読んで。

          『ビースターズ』を一気読みした。 全ての動物たちが擬人化(人体化した訳ではなく、人間のように二足歩行と自由な両手を持って、社会を営んで生活している)して共生している世界。動物たちの特性を残したまま擬人化しているのが秀逸な設定だ。肉食動物は肉食動物として、草食動物は草食動物として、それぞれの特性を残したまま、同じ社会で果たして一緒に暮らしていけるのか?という作品だ。 『ビースターズ』を一気読みして『ズートピア』がもう一回観たくなったので、観た。こちらも色んな動物が擬人化した世

          『ビースターズ』を読んで。

          10年ぶりの旅行で楽しかった&体調不良でがっくしこんの巻き

          7月12日から7月15日までひのでのあくび『あいあむ、あいわず! I am, I was…?』の公演に出演しました。 旗揚げ公演でどうなることやらと思っていましたが、伊藤さん・市東さんご両人のほんわかとした人柄が出た良い公演になったかと思います。フジテレビヤングシナリオ大賞で出会った二人が今後、演劇界でどうなっていきたいのか、全然まだ分かりませんが今後もふんわりとした空気感でやっていって貰えたらと思います。 さてその公演が終わって次の次の日の朝に出発という強行スケジュールで

          10年ぶりの旅行で楽しかった&体調不良でがっくしこんの巻き

          初LIVEを終えて。

          7月1日、KYOHEI YAMAKAWA 1ST SOLO LIVEを終えた。 内容は前半1時間トークショー、後半1時間は歌のLIVEだった。 演劇を始めてもう10年以上経って出演した公演も60以上あるが、トークライブも歌のライブも初めてのことで、ちゃんとやり切れるかドキドキもんだったが、何とかやり通すことができた。 今回のLIVEを持ちかけてくれたのは、僕の歌の師匠である伊藤靖浩さんであった。 3年前から伊藤さんに歌を習っていて、そろそろLIVEやってみたら?と持ちかけて

          初LIVEを終えて。

          『関心領域』を観て。

          『関心領域 The Zone Of Interest』を観た。といってももう結構前だけど。 アウシュビッツ収容所の隣で暮らすナチスの高官一家が幸せそうに過ごしている様子を淡々と映す作品。要約するとそのような内容で特にこれといった事件も起きない映画ではある。 ただ、アウシュビッツ収容所と幸せという絶対に混じり合うことがないはずの単語が連なっている通り、そこで普通に幸せに暮らしているというひずみをずっと観客は観ることになる。何がおかしいのか分からないけど、何かが絶対的におかしい

          『関心領域』を観て。

          たぶん10年分の疲れが出た。

          久しぶりに風邪をひき、3日ほど寝込んでいた。といっても症状としては喉が痛い程度で、熱も微熱の中で上がったり下がったりするぐらい。しかし、それでもコロナの疑いは無きにしも非ず、何よりダルいのでここ数日はずっと寝ていた。 職場で風邪が流行っているのでそれを貰ったのは間違いないが、それ以前に『ピーチボーイズ』の公演と、パンクシーの展示が終わって緊張の糸が切れたのかも知れない。ライブや公演も控えていて気を張る状況は続いているため、気を抜いた意識はなかったが、蓄積していた疲れが風邪の

          たぶん10年分の疲れが出た。

          8月出演の舞台。

          8月に出演する舞台の情報が公開されました。 『アリス・イン・ワンダーランド稽古初日』! 劇団惑星ピスタチオの座長・看板俳優である腹筋善之介さんが過去に行った稽古初日という企画公演をパワーマイムWS受講生たちでやろうという企画です。 去年から「腹筋善之介の全力疾走演技コースというワークショップ」を受講しています。年度変わって今はセカンドシーズン(第二期)に突入してから、募集要項にその文言はなくなっているのですが、僕が応募した第一期の時はパワーマイム継承者求む!とデカデカと表

          8月出演の舞台。

          免許取るのやめた。

          去年の7月ぐらいから自動車普通免許(AT)を取ろうと自動車学校に通ってましたが、先日5回目の本免技能試験に落ちて免許を取るのを完全に諦めました。 元々は大学を卒業する直前にMTで一回免許を取得していたのですが、そこから一切運転することもなく、引越ししてから本籍を移していなかったら、更新のハガキが実家の方に送られて、実家にいる家族がそのハガキに気づかず、自分も運転しないものだから失効しているのに気づかず、そのままスルッと失効してしまっていたのでした。まあ、それでも全く車に乗る

          免許取るのやめた。

          ライブやります。

          2024年7月1日にライブやります。 演劇の公演ではありません。歌のライブです。 3年ほど前から歌を習い続けているのですが、初お披露目です。 コロナで暇になったぐらいからレッスンを受け始めました。元々カラオケレベルならそれなりに歌える自負はあったのですが、ちゃんと特技と言えるぐらいになりたいなと思って習い始めたのでした。 Peachboysでなくなって1人の表現者としてやっていかなければならなくなった山川恭平(KYOKYO)がこんなことも出来るよとやるライブです。 とは

          ライブやります。

          7月に出演する舞台。

          7月に舞台に出演します。 ひのでのあくび 第一回公演 『あいあむ、あいわず! I am,I was...?』 脚本•演出 市東さやか/伊藤優 僕は市東さやかチームに出演します。 初めて出演する団体です。 どういう経緯で出ることになったかというと、市東さんがキャスティングに決めあぐねている時に『長い正月』を観た伊藤さんが僕を推薦してくれてお声がかかったのでした。 ひのでのあくびの団体概要は以下の通り。 市東さんは数年前まで普通に看護師として働いていたところ、ある時ク

          7月に出演する舞台。

          パンクシーを終えて。

          先日、『ババババパンクシー 役者のユル展 vol.4』が無事に終わった。 ババババパンクシーとは、“メインの活動として役者をやりつつ・モノ作りもしている人たち”で集まってやる展示企画。基本的に年に1回のペースでやっているので、何気に今年で4年目である。 この企画の発端は、役者やりながらモノ作りしてる人って結構いるから、そういう人たちで集まって何かやったら楽しんじゃない?と母が提案してくれたことだった。僕がコロナで舞台もバイトも出来なくなり、家でひたすら毎日ゴリもっちを描き

          パンクシーを終えて。

          ピーチボーイズを終えて。

          Peachboys最終公演 =PeachBOOWYs LAST GIGS= 『ピーチボーイズ 〜エヴァンと下痢男〜』が終演して約1ヶ月経過した。 ユニット史上最大級の盛り上がりを見せて公演は幕を閉じ、最高の形で12年間の活動を終えることが出来た。間違いなくそう言い切れる。 では、最初からこんな公演になることを想定していたのか、と言われると全くそうではなかった。 『ピーチボーイズ』はどういう公演だったのか。Peachboysは年に1回本公演を打つというやり方で12年間やってき

          ピーチボーイズを終えて。

          演劇好きじゃないのかもと落ち込む

          演劇を始めてもう15年ぐらい経つのに、自分は演劇好きじゃないのかもと落ち込むことは多い。 観劇して元気になることはほぼ無い。疲れてると集中して観れなくて、あこれスッゴイ面白いお芝居だと気持ちの上では思っても身体はそのままグッタリしたまま、元気な時ならもっと楽しめるのになと歯痒い気持ちを抱えながら帰ることになる。残念ながらどんなに面白かろうが、観劇それ自体で元気になることはない。 元気に必要なのは適切な休息、すなわち眠ること、健やかな生活を送ることである。生活>観劇だ。もう気持

          演劇好きじゃないのかもと落ち込む