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「得手」

其76「パッと思い浮かぶ、あなたの『得意な事』はなんですか?」

こんにちは。むかごが食べたい私です。
数十年前に、食べたっきりです。

どこへ赴けば食べられるんでしょうな?むかご。少なくとも、イオン大型店舗の当世風食堂寄り合い広場(フードコート)では無理なことは、私にもわかるのですが。

「そろばんで12ケタの計算をしながら、Serious Barbarianをスキャットまで完璧に歌いこなす」とか、そういう特技じゃなくてもいいんですけど。

「ささやかだけど、これはやるのも好きだし、褒められたこともあるし」
……という、日常の茶飯事(ルーティーンワーク)な得意な事。
あなたはお持ちですか?

私は無いです。皆無です。
カイムですね。シレーヌに恋焦がれていた。

友人知人の「得手」を思い出してみたら。
「不意な場合にも、旨い食事を供出する店を探しあてられる」
「場を和ます」
「ありもので、それなりに旨い食事をつくる」
「問題点をまとめて書いて、簡潔に視覚化できる」
「職場でその日その日に応じた段取りを手早く組み立てられる」
「ささやかな手紙・メモを上手に書く」
「人の話を上手に聞き出す」

……などなど、ですが。

私は無いです。皆無です。
カイムですね。シレーヌを思い慕っていた。

強いて挙げるなら、しりとりかな?と思うのだけど。
しりとりが何の役に立つか、と言われれば、ぐうの音も出ない。

そんな私のたった一つの得手な事は。

自分のnoteの筆名の由来にもなっている歌曲の歌詞の。
「笑えないギャグばかり 次々と思いつく」
でしょうかね。

これが何の役に立つか?と、長年思っていたのですが。
笑えないギャグを会話に織り交ぜていると、それが苦手な人は、あまり近寄ってこなくなる、という傾向があることに気づきました。

もういい年になろうというのに。
自分のおならで身を守ろうとする、スカンクやイタチみたいですよね。

笑えないギャグばかり、次々と思いつく事。
悪気はないんです。
あとは。

わりと聞き上手な方だと思うんですけど。
これは過信かもしれないし。

残りの人生、なんとかもう少し、得手を増やしてみたいと思います。
ではまた。





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