二世問題臨床研究会へのお誘い
上記の二世問題とは、いわゆる”宗教二世”をはじめとして親世代の信仰、信心、特定思想の影響を背景とした問題を指します。本会では心理継続面接ほかスクールカウンセリング、学生相談など所属機関の相談業務にて当該事例に関わる方々で知見を共有し、心理専門職としてこれら二世問題への対応力の発展につなげることを目的とします。場合により、いわゆるカルト現象を経験した第一世代のサバイバー事例も扱います。参加資格は質と倫理の担保のため、修士課程/博士前期課程で構造化面接の訓練を受けた公認心理師(区分B合格者含む)、臨床心理士とします。
ケースをもっている方に加え、広く臨床場面でどのようにこの問題を検出したらよいかを考えたい方の積極的な参加をお待ちいたします。当事者が声を挙げにくい、自覚しにくい領域では支援者がどのように課題を見出せるかが次への介入につながる可能性を高めるからです。
研究会の開催はご参加の方々の状況を鑑み、不定期で設定する見込みです。ご参加の方は参加者用メーリングリストに登載されます。また、研究会開催のため、実費として諸費用が発生する可能性があることをご了承ください。
上記は現時点での方針であり、今後、変更する可能性があります。よろしくお願いいたします。
二世問題臨床研究会 参加申し込み
代表
公認心理師・臨床心理士 戸田京子(臨床心理学修士・社会学[社会心理学]修士)
<著作>
呪縛からの解放と痛みーカルト、マインドコントロール現象を巡って 2019年1月 臨床心理学 109 生きづらさ・傷つき 生きづらさ・傷つきー変容・回復・成長 金剛出版
カルトからの脱会と回復のための手引き 2009年2月 日本脱カルト協会編 遠見書房
カルト問題における心理学ー社会心理学から見えるもの・臨床心理学から見えるもの 2008年5月 現代のエスプリ 490 カルトー心理臨床の視点から 至文堂
カルト問題を巡ってー臨床心理学的視点から見た援助と関わりの可能性 2008年5月 現代のエスプリ 490 カルトー心理臨床の視点から 至文堂
など