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体験の忘備録

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最近の記事

子どもの頃車の中でよくかかっていた曲

子どもの頃とは、小学生時代を指す。 その頃が一番、家族旅行などでよく長時間車に乗っていたからだ。 父の実家が石川なので、年に2回、大型連休は家族で帰省した。その3,4時間の車中は、ほぼ父セレクトのBGMがかかっていた訳である。 年に2回、大阪石川間往復のおよそ16時間と、さらに帰省以外の家族旅行での長時間ドライブ。その間に、私の音楽脳は洗脳されてしまった。 音楽って匂いと同じで、聴くとその時の気持ちや情景が思い起こされる。 だから、当時車の中でよく流れていた曲を聴くとノルタル

    • ビートルズの一番好きなアルバム

      「ビートルズの一番好きなアルバムなに?」 音楽好きの間では挨拶のように交わされる質問だが、私はこれを聞かれたら昔から答えは変わらず、「Rubber Soul」だ。もしこれが「ビートルズの最高傑作はなに?」だったら、サージェントペパーズと答えるところだが、好きかと問われたらラバーソウルを選ぶ。これは思い入れに拠るところが大きい。 たぶん中学一年生の頃だったと思う。 飽きもせず休みの日にビートルズを聴いている父に、「ビートルズでいちばん好きな曲はなんなの?」と質問してみた。

      • ビートルズを巡る旅①

        2013年、ポールがアウトゼアージャパンツアーで日本に来てくれた年である。仕事の関係で、1カ月ほど有休消化でヒマな期間があった。これはチャンス、ビートルズを巡る旅をしようと決めたのである。 イギリス旅行の数日前がポールの大阪公演だった。結果的に、ポールのライブを見に行った余韻が冷めやらぬうちにイギリスへと旅立つことになり、最高の旅になった。ちなみにイギリスからはそのままスペインをまわる二か国縦断の旅程だった。 飛行機がイギリスの上空まで来たときに窓から見えた景色を私は一生忘れ

        • 音楽体験の忘備録②

          名盤と呼ばれるアルバムの中には、耳が肥えていなければ、一度聴いただけでは理解が難しいものがある。 よく名盤ランキングなどでも取り上げられているビーチボーイズの「ペット・サウンズ」がその代表だろう。「狂気」なんかも、どちらかといえばそそうかもしれない。私も正直、ペットサウンズは最初聴いたときよく分からなかった。だから無理に理解しようとせず、聴くのをやめた。 20代も半ばになると、王道のクラシックロックを制覇しつつあった私は、ウエストコーストやファンク、グラムロックへとジャンル

          音楽体験の忘備録①

          子どもの頃から、休日の家の中や親が運転する車中はビートルズやレッドツェッペリン、はたまた高中正義やアースウインド&ファイヤーがずっと鳴っているような家庭に生まれ育ったせいで、ミスチルを覚える前にイエスの危機を完璧に頭の中にインプットさせてしまうという音楽の英才教育を私は受けてきた。 もちろん、Jポップを聞いていた時期もあるし、初めて買ったCDは可愛らしくモーニング娘だったけど、やっぱり物心がついて自らの意志で音楽を聴くようになると、自然とプログレだの、ニューウェイブだのマニア

          音楽体験の忘備録①