無職四畳半日記 19日目 草津温泉千代の湯で時間湯やってきました
留学中恋しかったのは日本の食、トイレ、そして温泉
たった半年のロンドンでの生活だったけど、日本のここはいい、としみじみ感じるものベスト3が、温泉、ご飯、トイレ。
草津は、本当に来て良かった。
草津は温泉にかける半端じゃないこだわり、情熱が濃縮された温泉天国。今日は草津にある共同浴場の一つ、千代の湯さんで時間湯を体験してきました。
時間湯について
草津温泉に伝わる伝統的な温泉浴です。決められた時間に決められた時間だけ入るのを時間湯と言うそうです。バスターミナル3階にある温泉図書館で昔の写真を見ると大勢で一斉に入浴していた様子がわかります。
前日に下見
1日4回、あるそうです。
いまいち予約の方法もわからないのでインターホンを押して、聞いてみました。
開始5分前くらいに来ればOK
バスタオルやフェイスタオル、水も持参するように言われました。
時間湯入ってきました
そして翌日、13時の回に合わせて千代の湯へ。この回は常連らしき男性と母、私3人でスタート!
まずは草津節を歌いながらの湯もみ。熱乃湯の湯もみショーで湯もみの様子を見てきたけれど、見るのとやるのと大違い。湯もみ用の板を草津節と合わせて動かすのがなかなか難しい。今は熱乃湯では感染症対策のため、体験は休止しているようですが、この千代の湯では無料で体験できます。
この写真は入浴後、スタッフの方のご好意で撮影していただきました。
その後、私達は一度女性用の脱衣所に戻り、常連さんが入浴する間待っています。
しばらくすると、元気な号令が聞こえてきました。
「支度がよろしければソロソロ下がりましょう。 オー!」
なるほど、湯あみの隊長とその他入浴者の一人二役を元気にこなしているようです。
おかげで、時間湯の「号令」の様子がわかりました。
一連の入浴の号令が終わると、男性が終わりましたのでどうぞ、と声をかけてもらいます。
いよいよ、私たちの時間湯のターン!
まずは足元に10-20回、掛け湯、次に頭から30回の掛け湯で身体を慣らしていきます。
最初はかなり熱いと感じたお湯に掛け湯をしていくとどんどん身体が慣れていくのがわかりました。
いよいよ入浴。
熱いお湯なので二分経ったあたりでかなり効いています。でもラストは30秒前、15、10、5秒前と号令をしていくので意外とあっという間!
15秒前 (号令=私)辛抱のしどころ〜。 (浴客=母の返事)オー!
10秒前 (号令)もうじきです。 (浴客の返事)ありがい。
5秒前 (号令)いかがですか。 (浴客の返事)効きました。
これを声に出して熱い湯に浸かっていると不思議な一体感が。是非、実際にこの湯に浸かって声に出して体験してみてほしいです。
百聞は一見にしかず、されど百見は一行にしかず
千代の湯さんありがとうございました。
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