
●ホテルデザインと日本の建築家
自分の家のインテリアを考えるときに、ホテルのインテリアを参考にされる方も多いのではないかと思います。
5つ星ホテル、リッツカールトン東京のインテリデザイナーは
Frank Nicholson inc
https://www.fnicholson.com/
で、世界各地のリッツのインテリアデザインをしています。その他にもラグジュアリースパやレジデンスもデザインしています。
人が心地よく感じる
・ソファの柔らかさ
・照明の明るさ
・テーブルの触り心地
・カーペットの毛足の長さ
・カラーバランス
等
を注意深く決めて、人の感情を揺さぶるインテリアをデザインしていくのです。
彼らはインテリアデザインに特化したデザイナーです。
ところが、日本では特にホテルやラグジュアリーレジデンスの分野で活躍できるインテリアデザイナーが少ないように思います。
それは日本では、ホテルデザインを昔から建築家がやってきた経緯があるからかもしれません。
例えば、
✔帝国ホテルを作ったフランク・ロイド・ライト
✔プリンスホテルをデザインした村野藤吾
✔ホテルオークラをデザインした谷口吉郎
など、日本のラグジュアリーホテルの黎明期にそのデザインに関わったのは、いわゆる建築家でした。
そもそも、その頃には日本にインテリアデザイナーという職能がなかったからだとも言えます。
その影響で、現在に至るまで、ホテルデザインに関わる日本のインテリアデザイナーは少ないのでしょうね。
一方で、日本特有の建築形式である茶室には、それに特化した職人集団がありました。
茶室は、お茶を点て味わうことでその空間にいる人間の感情を揺さぶり、両者の関係を親密なものにするために使われてきました。
近年、日本にできるラグジュアリーホテルのインテリアデザインに、茶室建築で名高い中村外二工務店や、そこから独立したお弟子さんが起用されるのは、ホテルディベロッパーがそうした日本の文化を鋭く見抜いているからでしょうね。
自分にとって心地よい暮らしを手に入れて自分を幸せにするために、住まいについてのスキルやマインド、不動産や建築の知識を一緒に学んで行きましょう。
今日もあなたが一日笑顔でありますように。
感謝∞💕
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