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クララちゃん
「猫のいるしあわせ」
のお題を発見して、書かないわけにはいかない。
クララちゃんとの出会いは2019年12月。
よくご飯を食べに行くフレンチビストロに年末のパーティーの予約で訪れると、近くの動物病院を経営するみつこ先生にお会いしました。
みつこ先生の病院では、ときどき捨てられてたペットや迷子、レスキューした動物をお世話しています。その日もまた「悪質なブリーダーからネコ2匹引き取った」とおっしゃっていたところでした。
子供の頃から猫を飼っていたけれど、実は猫アレルギーでしょっちゅう喘息の発作を起こして、医者には「猫は親戚の家に預けてね」と言われました。がしかし、その助言は家族で無視。体は次第にアレルギー物質にも慣れるのか、最近では喘息は起こさなくなり、鼻水が出たり目が痒くなる程度です。とはいえ、みつこ先生の所の猫ちゃんを見に行っても飼えないことはわかっていました。
それなのに、、、ついつい病院に行ってしまい、マリーちゃんに会いました。
あーどうしよう。
マリーちゃんは毛玉だらけで不衛生な状態で救出されたそうで、シャンプーで綺麗にしてもらった後、全身短い毛にカットしてもらって小さくなっていました。繁殖用の猫だったのではと憶測されたけれど、4歳なのに2.2キロしかなく、もう少し体重増やさないと避妊手術はできないとのことでした。
「ちょっと考えますーーー」と言って家に帰り、数日よくよく考えた末に、近所にお住まいでトイプードルを飼っているゆきえさんに相談しました。
ゆきえさんの「それは運命的な出会いだったね」の一言に背中を押してもらって、すっかりその気になりトイレや食器やキャリーを買いそろえ、みつこ先生に引き取りたいことをお伝えしました。
2019年12月12日朝、キャリーを持って病院にお迎えに行き、皆んなには内緒で猫を連れて帰ってきました。自然光の下ではお目々がグリーンに光ります。
お名前は病院で付けてもらった「マリーちゃん」もよく似合っていたのですが、新しい猫生にピッタリの新しい名前を付けた方が良いと思い、クララちゃんと命名しました。2019年がクララ・シューマン の生誕200年の年であったこと、またクララ・ハスキルという女流ピアニストが好きだったこともあり、クララのお名前を頂きました。
なんとなくお腹がいつも弱いのですが、食いしん坊で体重は3キロになりました。ライオンカットだった尻尾の毛もふさふさになり、一年後には見事な毛並みのペルシャ猫に!みつこ先生の病院で開かれた記念撮影のイベントで、ゴージャスに生まれ変わった姿を撮ってもらいました。
ピアノの練習をしている時はじっと見張られています、、、
今ではすっかり慣れて、お姫様っぷりを発揮。
相変わらずお腹がちょっと弱いので療養食を食べていますが、ほかはとても健康で避妊手術も無事に乗り越えました。悪質なブリーダーは立件されたそうです。
4年もの間、いったいどんな生活をしていたのかな?
引き取った頃はオモチャの遊び方は知らないし、ジャンプも出来ない様子で猫らしい運動能力が備わっていないことに驚きました。2年間で少しずつ活発になって、ベッドの高さまではジャンプできるようになっています。
可愛すぎて過保護にし過ぎてワガママ娘に育っていますが、人間の子ではないし、ワガママでも誰にも迷惑かけないから別に良いの。
クララちゃんが来てくれて、猫のいる生活の豊かさや幸せを噛みしめながら日々を過ごしています。
猫アレルギーはどうなったかと言うと、まめに掃除をしたり、クララちゃんを触った手で自分の体を触らない習慣をつけ、「愛の力」で克服しました(ー笑☆)
これからもクララちゃんをよろしくお願いします。