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移住就農してよく聞かれること~「農地はすぐに見つかりましたか?」
先日、東京国際フォーラムで開催された、ふるさと回帰フェアのマルシェコーナーに出店しました。たくさんの人に声をかけていただき、めちゃくちゃ楽しかったです😊。
東京、神奈川、埼玉、千葉の方が多くいらしていて、移住就農についていろいろなお話をさせていただいたのですが、思えば、この6年間、移住セミナー、マルシェ、ラジオ、テレビなどなど、山梨まで来てくれる友人もいたり、本当にたくさんの人に移住して就農した私たち家族のことをお話ししてきました。
そこで、よく聞かれること、これよく話すなーっていうことについて、少しずつここにまとめていきたいと思います。
今日のお題は
「農地はすぐに見つかりましたか?」
⇒ 回答は YES なんだけど・・・NOかな・・・
川崎にいたときの我が家
移住就農することに決めました👏
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さて、農業はどうやって始める?Webで探す。
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手に入れられそうな農地はある?Webで探す。
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農地っていくらぐらいなんだろう?買うんだよね?Webで探す。
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農地付きの家、売ってないかな?Webで探す。
この検索している時間、100%とは言わないけれど、ほぼ無意味でした。
農地を取得するまでの我が家
そう言えば、東京国際フォーラムで開催されていた、
新農業人フェアに行きました。
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各県の農政部の担い手担当であろう方と話ができます。
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農業を始めるまでの手ほどきをしてくれます。
選択肢がいくつかあります。
※農地や家の話もしてくれますが、紹介はしてくれません。
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色々と検討をして、山梨県の専門学校農林大学校の9か月研修コースに通い、基礎知識をつけてから、新規就農する計画を立てました。
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農林大学校に願書を出して、合格し、通えることになりました。
※この辺の詳細は別の回で。
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川崎から山梨県に移住(転居)します。
この時点では家は貸家、農地はゼロです。あてもありません。
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農林大学校の9か月研修コースの中で、実技研修に先輩農家さんのところに通うのですが、先輩農家さんを通して、その地域のJAの指導員さんが熱心に探してくれて…
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3か月ぐらいはかかったかなぁ。条件にあった農地がみつかりました!
ここでよく質問を受けますが、
買うの?いくらしたの?
借りています。ほとんどの新規就農者が借りていると思います。中間管理機構というところを通じて、ちゃんと契約を締結しています。
期間は5年 or 10年の契約です。
賃貸料は貸主さん次第ですが、
固定資産税+ちょっとぐらいのところがほとんどです。いちよう各地域ごとに相場はあります。市役所の農政部で教えてくれると思います。
6年シーズンをすごしてみて、感じることもあります。
ひとつ言えるのは、農地は絶対に現地に足を運んで、決めてください。地域の人に話を聞いて、どんな農作物が育つ土なのか確認してください。
耕作放棄地を再生していくのは、地域にとって重要なことですが、それが茨の道ではないか、地域の方々とコミュニケーションをとってください。必ず地域の人に話を聞いてください。
農地の数値データだけではわかりっこない、災害の歴史や地域性があります。もし、農業を職にして生きていこうと思っているのであれば。必ず地域の人に話を聞いてください。
農地がたくさん余っているんだろう。耕作放棄地がたくさんあって困っているんだろう。
そうなんです。そうなんだけど。ね。なんです。
そして、農地=食 。だからこそ、簡単ではないことも多いんだろうな。