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人を支えているようで自分が助かっている話と注意点

私の仕事は家具職人、大工さんにもなりたいとあこがれていて40歳を越えてもまだまだ自分の夢とかやりたいことに執着している往生際の悪いおばさんだ。

それと同時に全く逆の行動もとっていて、田舎移住して仕事の合間に自然保護のボランティア活動に勤しんだり、移住相談受けたり、ガイド活動したり、援農したりと、

自分のことよりも人のことに情熱を注ぐことを優先にする行動をとっている頻度が高くなってきたことにより、周りから見ると慈善活動に精を出してすごいねという声と、偽善者だという声が両極端に聞こえることもあった。

私は人の意見にあまり左右されない特性があるのが幸いで『自分がやりたいから自分の意志でやっている』だけであり犠牲になっている・偽善しているという考えは全くないし、痛みと経験を経てただただ想像力の低い人たちの犠牲になるだけのやりがい搾取は断る勇気を持ち合わせている。
(これは30代までは人に頼まれたら間違った正義感とか奉仕心でやりがい搾取を断れず自分の心がつぶれた過去から得た強さと教訓もある)

人のために尽力する行為は自分の事だけするよりも人の為の方が力やアイデアがめちゃくちゃ出るし意志を貫く強さも持ち合わせて自分の成長につながる。ありがとうと言われると救われた気持ちになったり、気分も良くなる。

そう、人の為と言いながら結局自分の為なのである。自分が助かっているのだ。

無自覚とはいえ自分が助かるためにおせっかいでした行為に対して応えてくれない相手に不満を持ったり非難するのは間違えている。

自分を後回しにして人の為と思ってした行動が認めてもらえずに愚痴っていたのに実は自己満足行為だという現実を受け止められないかもしれないけど、正義感というのはその人それぞれで不必要な人もいることを知らねばならない。

ただ、実際に社会では技術の伝承とか若者育成とか経験を語って同じ悩みを持つ人を励ましたり、生活やメンタルや金銭サポートが必要なこともある。適材適所に後押しをする意識はとても大事なことだ。

そこで絶対に気を付けるべきは、人のために良かれと思って手助けをしたり、先陣切って行動したり、心の内を詮索して助言する行為は相手にとって迷惑ということが多い。自分の若いころを思い起こすと

  • あなたの事を思ってと押し付けてくる

  • 自分が叶えられなかった夢をごり押ししてくる

  • 悩みを無理に吐き出させようとする

  • 勝手に周囲にまでサポートの輪を広げる

などの迷惑行為をする大人がいてうんざりしたものだ。こんなのただただ『自分が知りたいだけ、人と噂話したいだけ、でしゃばりたいだけ、人助けして満たされたいだけ、自分の存在意義を確認したいだけ』逆に人助け依存しているケースもある

そして自分もそういう面もあっておせっかいにならないように非常に気を付けている。自分が人のために動く時は結局、自分の為、自分の意志でしているという自覚を持つようにしている。

私の成長を支えた大事な人生の先輩方は私のやりたいことに対して、頭ごなしにこうしろああしろって決めつけたり出来上がった場所を用意して出迎えることが無かった。自分のやりたいことに適切にアドバイスをくれてあとは好き勝手にやらせてくれて道ができていくのを見守ってくれた。そういう見守るというサポートに当時は気が付かず、今更気づいて恥ずかしい思いをしている。

だからこそ私も、今後の取り組みの一環として余計なこと言わずに見守るサポート(安心して帰る場所)的な場所を築いていきたい。期待する人がいるってことは自分にとって気力にもあり助けにもなっているのだ

簡単なようで難しい、周りのやる気を削ぐ押しつけの善意をしないよう気を付けたい。


そういえば、ロザンの楽屋で『よかれと思ってはたいがい迷惑』という動画があり、本当にそうだなあっと思うので改めて動画探してみてみよう。


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