【無信仰・無宗教】氏神様の年末年始と祈禱木DIYのその後
私は無宗教・無信仰だ
その理由は父が仏教を信仰していて直接救いを求めていたのに全く救われなかった(自死した)ことを見た子供の頃に『神も仏もないね』っと極端な考えをもって仏教も神道も学んだり、生活に携えることを拒否したからである。
そう、無関心というよりも拒否していた、知りたくないし関わりたくないし、見向きもしなかった。神頼みとか仏様とか拝んでいる人は怪しい…そのころ新興宗教とかいろいろ怪しい情報がテレビで言われていたので尚更、無信仰に拍車がかかった。
建築士の勉強をすると必ず日本建築史・西洋建築史などで寺社仏閣、教会が出てくる。興味が持てないので覚えられない、テストとして必要なワードだけを覚える、宗教関係なく建築物としてだけとらえて覚える…
家具職人を目指したときに師匠に西岡棟梁の本を読めと勧められた時に宮大工さんに憧れはするけど戸惑いもあった。なぜなら私は寺社仏閣を建てたいというよりは宮大工さんの精神面や仕事の仕方を尊敬しているだけだったからだ。
法隆寺の宗派は何か?そういうことも全く知らなかった。そんな感じで神社とお寺の違いも知らず、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、、、?歴史の順番も記憶にない、田舎移住をしてボランティアで始めた観光ガイドの学習の時にとてもとても苦痛だった。
歴史も神社もお寺も興味が持てない、、、、、、年代がわからない、観音様?薬師如来?狛犬?ごちゃごちゃ、、、
ガイドするには覚えなければならない、私がWEB担当だから読む人にわかりやすく書き記さなければならない、興味を持つにはどうすればいいか?また私みたいに興味が無い人が参加者の場合、面白いと思えるガイドするにはどうしようか?特に高校生と中学生の課外学習は責任重大!
その神社のご利益とかパワースポット的な視野を持ってみるとか?植生の事とから色々学ぶうちに、古事記など含めて人に伝えるために仕方なく勉強していたことから急に自分から知りたい欲求が強くなり、神社に足を運ぶことも増えた。
行く先々で神社があれば訪ねて祭神を調べる、そうするとその地の産業や地形や歴史が見えてくる、なるほど…面白い!!!という流れがあり、
やっとこさ父の死に対する呪縛や寺社仏閣に対する反抗心はなくなった。
それからはどちらかというと山の上の方にある人の手入れが行き届かない高齢者の集落の神社の草刈りをしたり、三徳山の投入堂に登山参詣したりと普段の生活を超えた携わり方をするようになった。
その思いから宮大工さんへの想いが再燃したのもある。そのことはこの記事に書いているので読んで欲しい↓
私の実家の氏神様(氏神様とは…自分が住んでいる地域を守護する神様)は天照大神(あまてらすおおみかみ)・春日神(かすがのかみ)だけど、摂社には学業のご利益がある稲荷様も鎮座している。
定期的に参拝して、日頃のお礼や今後の目標、目標の経過報告、次の誓い、などどちらかというと親友とお茶をして話を聞いてもらっている感じである。いわゆる報連相(ほうれんそう)をしているのだ。
その神社でDIYをこっそり施してきた。その過程はブログに複数記事に渡って記載しているので興味がある人は読んで欲しい↓
2024年12月30日に年始の総まとめのお礼に神社にいったら年始の準備で絵馬を外して掃除をして入れ替え作業をしていた。そのときに、宮司さんの息子さんが蓋の補修をしたことを思い出してくれてとても良い表情がみれて嬉しかった。
息子さんが父である宮司さんに伝えていることが分かったので呼び止められたくないのでそそくさと頭を下げて帰ってきた。なんというか恥ずかしい、こっそりやって裏方でいたいのが本音。
いつもこうやって何か活動をするときに名乗らずに帰ることが美徳だと思っている裏側には『セザール』のCMのカウボーイ(熊?)を思い出す。小学校のころ?『せめてお名前でも…』といわれて黙って去って、離れてからひひひひんn『セザーーーール』っていうのがカッコいいと印象に残っているのもあるかも(思い返すとこういうのも宗教に似たプロパガンダかも!)
ボランティアDIYでは照れくさいので名乗りもせずそそくさと返っているけど、どの神社に行っても拝殿では神様に向けて身分を明かしたうえであいさつをし、助かっていることを伝える、自分の中のルールで、突然お願い事を一方的にしない・報告は必ずすると決めている、人間関係と同じだと思っている。
そして1月1日元旦、早朝に初詣に行ったら人がいなくて祈禱木も一番乗りだった。祈禱木には名前と住所書かないといけないので宮司さんや息子さんがいなくてよかった。思えば、旧タイプの破損でこっそり仮蓋を2回作ったあと、新しい箱に入れ替えてから、また破損していて補修した蓋、健在で安心安心。
これからも神社は一方的な会話で精神的なよりどころにして、蕾のままの目的や目標に花を咲かせるための肥料をいただき、そのお返しは技術で奉納します。
まず2025年は家具職人をつづけながら大工さん&建築士さんのお仕事に近づくこと