私とラグジュアリーブランド
私は大学を卒業してファッション業界に就職してから22年間このファッションという世界にいました。日本のアパレルから始まり、外資系シューズブランドに転職し、いよいよ誰もが憧れる世界一流ラグジュアリーブランドへと転職をすることになりました。
正直、最初は悩みましたよね。
外資系ブランドにも決まりはないですが、何となくランクがあると思うのです。外資系ブランドに勤めていた時は、世界一流ブランドに対して、
”どうせネームバリューがあるから売れるんだ”
”皆、あのマークがあればいいんだ”
そんな完全な妬みを抱えながら見ていたブランドに、まさか自分が勤めることになるとは思ってもみなかったです。
私が世界一流ラグジュアリーブランドで働くことになったのは、お声を掛けて頂いたのがきっかけ。当時息子は小学校3年生。勤務地が遠くなることととても忙しそうにみえたので残業の多さが気になりましたよね。
それでも人生一度きり、思い切って飛び込んでみました
店長という立場で転職しましたが、何もわからず新人と同じです。
何も出来ない自分に驚愕と失望をした日々を過ごしました。
正直、7年間勤めましたが、最後まで慣れなかったと思います(笑)
それほど緊張感はありましたね。
何故なんだろう・・・(笑)。
でも、大好きですよ。会社もブランドも♡
ブランドって、ただ値段が高いだけではないんですよ。
ちゃんと理由がある。
40万円のバッグも10万円のシューズもその値段の意味があるんですよね。その意味を知ってしまうと、やっぱり一流と呼ばれるだけあるんだな・・・。と感じてしまいます。
この一流のこだわり、一流の情熱にたくさんの人が惹かれていくのは
今なら理解できます
世界一流ラグジュアリーブランドが私の生活の一部になったことは、私の人生に於いては本当に貴重な経験でした。もしかしたら一生知ることがなかった世界かもしれない。この世界を見せて頂けたので、今の自分で会社を興す世界も見ることが出来たんだと思います。
ファッションの世界で生きてきたからこそ、ラグジュアリーブランドの歴史や、思い、またファッションについてこれからも書き続けたいと思います
たくさんの女性が、ファッションの世界に興味を持ち、ファッションを楽しんで頂けたら嬉しいです。