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自己紹介とアカウント設立趣旨
はじめに
はじめまして。XアカウントとYouTubeアカウント『教科書にのっていない生物学』を運営しているものです。
簡単に自己紹介をさせてください。
僕は、京都出身のサラリーマンです。
学生時代
地元は、京都の南の田舎でいわゆる虫に囲まれて子供時代を過ごしました。
クワガタやカブトムシはもちろん、カエルやバッタ、トカゲ、カメなど色々なものをとったり飼ったりしていました。
その中も好きなのは、アリでした。
アリが働きアリと女王アリ、王アリから成り立っていることは小学生の時に知りました。
5月頃に結婚飛行で出てくる日本で一番大きいクロオオアリやムネアカオオアリの女王アリを見てテンションが上がっていたのを今でも覚えています。
なので将来は、科学者、アリ博士にでもなろうと思っていました。
一方で、高校になって色々な本を読むようになり、細菌の本を読みました。
これはすごいと思って、将来は、微生物とかの研究をしたいと思って、農学部に進むことにしました。この時から、周りが塾に行きだしていたので、僕も駿台に通って、京都大学を目指していました。
第一志望は譲らないのスローガンを掲げている駿台ですが、僕は第一志望を譲ってしまい、浪人することになります。
悔しかったので駿台でもう一度がんばり、翌年なんとか京大農学部応用生命科学科に合格しました。
大学時代
そして、そこからは大学の授業やサークル、バイトなど大学生らしい大学生生活を送っていました(ただし彼女はおらず、鴨川等間隔形成しているものたちを呪詛のこもった目で眺めていました)。
そして、学部生の途中で、京大の生命科学のリレー講義で山中伸弥先生の講義を生で聞きました。立ち見も多い大繫盛の講義でした。山中先生以外にも🦍研究で有名な山極寿一先生等有名な先生が名を連ねている講義でした。今思えば豪華キャストだった。
そして、今治せない病気を治す研究があると知り、大学院はiPS細胞研究所に行こうと思いました。
学部生の間は、ABCトランスポーターの研究をしてなんとか卒業できました。
大学院時代
そして、大学院からはiPS細胞研究所で、ゲノム編集とiPS細胞を使って難病である筋ジストロフィーを治療する研究をしました。
新型コロナウイルスのパンデミックなどでなかなか研究が進まなかったこともあり、論文が間に合わず(言い訳)、博士指導教員認定退学になりました。
この時に、指導してくれたポスドクの師匠から、アカデミアで生きていくことの難しさを色々聞きました。師匠は、自分のラボをもつのが、夢と話していました。性格も人徳者できっといいボスになるやろうなと思います。一方で、忌憚ない、率直な意見もくれる方でした。
アカデミアは本当に浪漫がないと安定も金銭的余裕もないし厳しいよと率直に言ってくれたのは非常に僕にとって意味のあるアドバイスでした。
そして、自分のリスクとやりたいことのバランスを考えた結果、自分はアカデミアにいく道をあきらめ、営利企業に就職することを決めました。これは僕の家庭の事情等もあります。
退学からの就職、なんとか博士号取得
なんとかD2で就活を終えて製薬企業に内定をもらっていたので、そこに就職しながら、リバイズ作業を進め、退学後半年で論文が受理され、秋には、公聴会でなんとか博士号を取得することができました。
ここまで支えてくれた方に感謝しかありません。
そして、現在は、製薬企業で抗がん剤の開発をしています。
なぜYouTubeをはじめたか
で、なんでYouTubeをはじめたかというと、ひとつは、下記のReHaQのUC Berkeleyの野村康紀教授の動画を見たからです。
僕は高校の時から物理学が苦手だったので、こういう授業を高校の時に聞いていたら少しは違っただろうなと思いました。
そして、暗記科目と言われる生物でも論文をたくさん読んでいると、今だからこそわかる面白さがたくさんあることに気づきます。
なので、そうした最新の科学からわかる面白さを中高生に伝えたいと思って動画を始めました。
しかし、一本目のYouTubeがゲタを履かせてくれた動画以降全く伸びず、そして、そもそも中高生が全然見ていないことに気づき、どうしようかと思いあぐねています。
一つ考えているのは、今は更新がストップしてしまった、伝説の神サイトライフサイエンス新着論文レビューをなんとかXや動画を使いつつできないかということです。
このサイトほど、素晴らしい論文の解説サイトは見たことがありません。
後任が見つからず更新ストップしているのが残念でなりません。
ただ、公的機関だからこそできていたのかなとも思いつつ、一サラリーマンに何ができるのだろうと考えています。
もし何かアイデア等ございましたら、X等のDMでご連絡いただければと思います。中高生、大学生、大学院生、研究者の皆様、ぜひよろしくお願いいたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました!