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アマチュア作家とプロ作家の間の深くて広い溝
絵が上手になったり、文章が上手になったりすると、誰かに見せたら、
「面白かったよ」
といわれる。それで、「次回作も書こう」ってなるのだが、なんというか、まだまだアマチュアだよなあって思うのです。
この前、絵コンテまであがったけど、本画にしてない例を説明しました。
こういうのです。
これとは逆でして、
「すっごい描きたくて、絵コンテまでいっきに描いたよ」
っていう人がいますね。
「今、ちょうど絵が描きたくてしょうがない時期みたい」
というのもありかもです。
その場合は、絵コンテとか、下書きまでがしがし、気が済むまで書いておけばいいと思います。
ひと段落して、いったん最終頁まで書いたら、私がおすすめするのは、
「(下書き、絵コンテ段階で)3日とか、1週間とか、絶対に寝かせろ!」
ってことかなと思います。
勢いがあっていいのですが、じゃあ、作品として深みがあるかどうかは別なのだなあ・・・。
あと、読者受けがいいかどうかは、よくわからない。
なぜなら、あなたが好きで書いたものであって、読者目線でいいか、わからないです。
ベテランさんの場合は、このギャップはあまりないです。
絵コンテなしで、1発で原稿に書き出す先生、わりといます。
でも、20代くらいの人は、
「それ、需要に足りんの?独りよがりじゃない?」
っていうのを、3日とか1週間とか、自問自答してもらうのがいいと思います。
クールダウンするのです。
もう一度読み直して、
「うん、完璧」と思えるなら、きっと名作なので、そのまま仕上げて、編集さんに渡していいと思います。
でも、
「あちゃー、なんか突っ込み甘いかなあ」
とかなにかわからんが、不満がまだあるなら、絵コンテは描き直したほうがいいと思います。
まだ、下書きにいってないし、ましてや、本原稿でもないですしね。
たぶん、そこで客観的に自分の作品を評価できるできないっていうの、読者受けするしないっていうのの判断がつくつかないっていうのが、
アマチュア作家とプロ作家の間の深い溝かなあと思います。
たぶん、
「作家的には、このへんが満足。描き切った」というラインと
「読者さんが面白いというてくれる」というラインの交差点が絶対にどこかでみつかるのです。
その交差点がちゃーんとしているのが、「名作」なんだと思います。
前者しかないのは、ただのアマチュアの若書きです。
ちなみに、私め、ついに重たい腰をあげて、下絵に入りました。
ああ、うざい。ちょーうざい。
おまけ
家事育児夫婦漫画では、この人が一番えぐく、キャラクターをつっこめるかなと思う。絵がかわいいしね。デザイナーさんらしい。
しかし、この人、描くのがそんなに早くないみたいで、土日でも2回分、えーと、4枚ずつくらいかな、X2で8枚くらいかな。
なかなか、進まない。
でもまあ、バックもわりと丁寧だし、色も付けているから、そのせいかもしれない。
まあ、遅筆には理由があって、やはり丁寧に描いて言ってるか、読者受けとか、売れるかどうか考えているのかなってのも、大事かなと思います。
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