企業がボランティアやるからって、素直にありがたくいただこうよ!
世の中には、特定の企業とか、企業組織体そのものを憎む人がいます。
そういう人は、企業がなにか社会的ボランティアしただけで、「宣伝だ!」「偽善だ!」とわめきます。
大人だったら、信じられないくらい世の中の構造を知らない人だし、単純に人としてもどうかなと思います。
山崎パンさんは、このニュースのように災害があったら、自社のパンを差し入れします。大変ありがたいことです。
こういうところで、うだうが言う人は、たいがいルサンチマンで、偏見が多く、視界も狭い、あるいは単純にあまのじゃくだったりします。
そんなに文句いうなら、自分のプライベートマネーから、山崎パンより多い金額、たとえば、3千個くらいパンを差し入れて来いよ!! と思いますね。いかがでしょうか?
「金で寄付しろ」とか「他社のパンを持っていけ」という人もいますが、もはや、単なる言いがかりです。
ちょっと考えればわかりますが、お金で寄付したら、いちいち銀行に手数料を払い、お金から食品に買いにいかないといけません。
また、他社のパンだと、いちいち協力先を探さないといけないですし、他社のパンを原価で譲ってくれることもまあないでしょう。しかし、自社のパンなら、材料・工場・運搬費用の最低限度の原価で、その分、たくさんお届けすることができます。
災害は、何日かかるかわからないし、避難所に何人おいでかわかりません。とりあえず、食べやすいパンで、総菜パンなども含まれているようですから、1個で、主食とおかずが食べられるし、温めなくても食べられますので、山崎さんのパンのようなものは、とても最適なのです。
もちろん、多少は「宣伝になるといいな」くらいの気持ちは企業は持っていても不思議はありませんが、山崎さんのように、ほぼ何回も継続してやるほどの熱意のある企業は、なかなかいません。
企業には、「公器」という言葉があります。社会の一員としての役割があるのです。仕事のない従業員を雇い、給料を払い、年金なども払い(厚生年金は半額会社負担です)、税金を払います。お金を儲けますが、そのお金をきちんと社会に再配分してくれます。
日本では、金もうけを極端に嫌う人がいますが、お金を儲けて、生活し、たまには贅沢をし、たまには寄付する・・・という、豊かな暮らしのためには、お金儲けは必須なのです。それに、稼いでたくさん税金を払ってくれたら、一般国民もきれいな道路や安価な医療など、恩恵を得られます。
私はこのような視野の狭い、考えも浅い、ひがみ嫉み妬みの塊の人を見ると、本当に悲しくなります。あるいは、あまのじゃくのように、何でもいいから、誰かのよい行動に反対をする人も悲しいと思います。
こういう人々は、企業も社会の一員で助け合いをして生きているという、当然のことが見えないのでしょうか?
まあ、このようなとき、私は、「ああ、日本はかなりいい義務教育をしているが、大人になってからでも、教育は必要だなあ」と思います。
日本政府が、定員割れしているような大学の設備を使って、だめな大人に義務教育を、5年に1-3か月ずつでもしてくれたらいいのになあと思います。
きっと、Win-Winになるでしょう。