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プレ皇室研究: 伊の国
部屋を片付けたら、井手先生の本が出てきまして、やっと「伊の国」の意味がわかりました。
まず、「伊」ですが、「尹」と人偏です。人偏はもちろん、「人」のことです。「尹」というのは、「治める」っていう意味だそうです。
ネット辞書があるので、引用します。
「[訓義]
ただす。
神意によってことを治める。おさめる。
そのことを職掌とする。つかさどる、つかさ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕尹 タダシ 〔字鏡集〕尹 タダス・タテマツル・マコト・カミ・ヒサシ・タダ」
尹大統領の尹やね。大統領・大統領 みたいな意味じゃんwwww
なので、「伊の国」ってのは、「(世の中を)治める人の国」って意味です。
おおー、なるほど。素晴らしい。
ついでに、「委」も「イ」と読むので同じ意味です。同意異字か。
ところで、「古事記」に「伊都国」がすでに書かれていることがわかった。
さっすがは、原田大六先生の弟子、井手先生である。
「伊都能知和岐知和岐弖、於天浮橋、宇岐士摩理、蘇理多多斯弖、天降坐于竺紫日向之高千穂之久士布流多気。」
「威の道別き 道別きて、天の浮橋にうきじまり、そり立たして、
竺紫の日向の高千穂のくじふる嶺に天降りまさしめき。」
ここは「イツ」と読ませているのであるが、もともとは「伊都国」の「いと」と同じである。
ああー、なんてこったい。原文までちゃんと読まないとだめだ。
この人、わかりやすい。単語の説明もあるし。
私たちは、気が付いてなかっただけで、中国の古文書には、意外とまともに書いてあったのだ!!
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