チャットGPTをあなたの協会の味方として「育てる」方法 2024年2月版
チャットGPTは育てるもの
素のチャットGPTは、あなたの協会のことを知りません。
あなたの協会に関する知識や情報を持っていません。
そんな状態のチャットGPTを協会のために使おうとしても、「一般的な答」しか返ってこないのが普通です。
優秀な大学を出た初日の新入社員と同じで、会社のことや業務のことを知らないから、学力はあってもすぐには役に立たない。
たとえば、「うちの協会で行う個性的なイベントの案を出してください」と素のチャットGPTに聞いてみてください。
おそらくこんな答が返ってきます。
「おっしゃる協会はどのような協会でしょうか。協会に関する情報などを教えていただけますか」
…ですよね。
だって知らないんですから。
あるいは、なんらかの提案が出てきたとしても、協会の実情からかけ離れたトンチンカンな内容である可能性が高い。
だってあなたの協会のことを素のチャットGPTは知らないんだから、しょうがないよね。
あなたの協会について学習させると…
チャットGPTは変貌する
そこで、何らかの方法でチャットGPTにあなたの協会に関する知識を教え込んだとしましょう。
すると、回答は激変します。
あなた「うちの協会で行う個性的なイベントの案を出してください」
GPT「〇〇協会にふさわしい個性的なイベントの案を提案します。前回のイベントは〇〇のような内容でしたから、次回は趣向を変えて☆☆のようなイベントにしてはいかがでしょうか」
もはや、トンチンカンではありません。
中堅スタッフくらいの返事をしてきます。
あなたのチャットGPTがこんなふうに答えてくれないとしたら、それはたぶん「あなたの協会に関する知識や情報」を与えていないから。
勉強していないから。素のままだから。
もしあなたが「ChatGPTは使えない」と思っているとしたら、それはたぶん、
「新入スタッフに何も教えずに放置した状態で、即戦力にならないことを嘆いている」
ようなもの。
協会総研では、
「自分の協会に関する知識や情報」を学習済みのチャットGPT
を作成し、それぞれの協会に提供しています。
X協会について学習したチャットGPTには、「X協会専用GPT」
Y協会について学習したチャットGPTには、「Y協会専用GPT」
こうした名前をつけて提供しています。
学習させる内容
厳密には協会によって異なりますが、
ウェブサイト
資格講座の教材
ブログ記事
その他資料
から選別してデータベース化します。
このへんの情報も「素のまま」「雑なまま」よりも、選別や加工をし、整理するほうがGPTの精度は良くなります。
雑に教えるより、順序・体系だてて教えるほうが頭に入りやすいのは、人間も同じ。
いきなり戦力に
映画「マトリックス」で、主人公ネオ(キアヌ・リーブス)の脳内にカンフーの情報がインストールされる場面をご存じですか?それによりネオはいきなりカンフーの達人になりますね。
ドラえもんの暗記パンもそれ的です。
あなたの協会のことをChatGPTにきちんと教えれば、あれと同様のことがChatGPTに起きます。
いきなり覚醒する。
たとえば以下のようなことが可能になります。
イベント提案:協会の過去のイベント履歴と特色を理解し、新機軸でのイベント企画を提案する。
FAQ:協会のウェブサイトに新しくFAQページを作成する。
上級講座の開発:初級講座の内容を踏まえ、上級講座を開発する。
協会内部の教材開発:協会の理念と指針に基づいて、協会講師向けの教材を作成する。
会員向けレターの作成:協会の現状を説明したり、会員に同意を求めるためのレターを作成する。
資格取得のためのガイド:協会が提供する資格についての詳細情報提供や勉強方法のアドバイスを行う。
協会のマーケティング支援:ブログ記事を作成したり、プロモーション動画のシナリオを作成したり。
あなたの協会について学習したGPTは、いきなり戦力になります。
あなたの良き相談相手にもなるでしょう。
つまり、
協会のためのGPT
というわけで、おかげで協会総研の「協会のためのGPT」は現在、けっこうな加速で進化しています。
協会総研では、「専用GPT(マイGPT)」の提供を始めました。
専用GPT(マイGPT)とは
あなたの文章(ブログに書いてあるようなこと)
あなたの協会の情報(ウェブサイトやブログにある内容)
を「学習」させ、「育成」したChatGPTのこと。
「調教済みです」というと、違う意味になってしまうかもしれませんが。
協会総研では「マイGPT」と呼んでいますが、要はあなたの分身のようなAIです。
現在は、希望者に無償で提供しています(将来はわかりません)。
順番に作成するので、お待たせするかもしれません。