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肉食のリーダーシップ vs 草食の集団性


はじめに

動物占いではないが、この記事では協会のリーダーシップとメンバーの性質を動物の比喩を用いて解説する。
協会総研の独自の視点から、異なる性質を持つ個体がどのように協力して機能的な集団を形成するかを探っていこうと思う。

協会総研の独自の世界観

エラそうなことをいうようで恥ずかしいのだが、協会総研には独自の世界観がある。
独自の世界観というと、なんだか特殊なひねくれたものに聞こえるかもしれないが、それほどひねくれてはいないと思う。
それは、こうだ。

  • 人間にはオオカミ型とヒツジ型という2つの分類がある。

  • 日本人の大部分はヒツジ型で、オオカミ型はきめて少数派だ。

  • 協会を作るのはオオカミだが協会の会員になるのはヒツジである。

  • つまり協会とは「オオカミがヒツジを集めて作るもの」(川柳みたいになっているが)ということになる。

世の中にオオカミ的な人とヒツジ的な人がいるという話は、あながち的外れではないだろう。
協会経験者のなかには、うなずく人も多いのではないか。
これまでにも述べたように、日本の教育環境はヒツジ的な人を量産するようにできている。
これが協会を作ることにも影響する。

オオカミとヒツジ

協会とは「オオカミがヒツジを集めて作るもの」だが、オオカミがヒツジを集めるといってもこれは容易なことではない。
動物のオオカミとヒツジをイメージすればその難しさが分かるだろう。

オオカミのいるところに無警戒にヒツジがうろうろしている場面なんて、自然界にはあるだろうか?
オオカミはヒツジを恐れない(襲うとき以外は眼中にない)が、ヒツジはつねにオオカミを恐れる。
だからヒツジは決してオオカミに近づこうとしない。
オオカミとヒツジは交わらない。

人間でも、これと似たことが言える。
オオカミとヒジツが親しく交わるのは容易ではない。
オオカミ型の人はヒツジ型の人になんの感情も抱かないかもしれないが(むしろ眼中になさそうだが)、ヒツジ型の人は、オオカミ型の人をつねに意識する。
近づきたくない対象としてだ。


協会形成の困難と限界

ヒツジ型の人はオオカミ型の人のいないところで、平和に楽しく過ごしたい。
オオカミ型がいる場所を避けたい。

ところが、皮肉なことに(?)ヒツジ型は、協会を作ろうなどという大それたことは考えない。
協会を作ろうなんてオオカミ型の発想だ。
だから協会はオオカミによって作られる。

しかし、オオカミ同士は群れないので、オオカミが集まってできる協会は大きくならない。
大きくしようとすると、長続きしない。

ここまでをまとめると、こうなる。

  • 協会を作るのはオオカミ。

  • だが、オオカミ同士は群れない。

  • 群れるのはヒツジだ。

  • ヒツジはオオカミを避ける。

  • だが、ヒツジは協会を作らない。

だったら協会なんて作れないじゃないか、ということになる。

協会構築への解決策

だったら協会なんて作れないじゃないか、となりそうだが、じつは1つ方法がある。
その方法とは、
「ヒツジに好かれるオオカミ」
「ヒツジフレンドリーなオオカミ」
になる、という方法だ。
これができれば、「協会を作るのはオオカミだが、協会の会員になるのはヒツジである」という構図が生まれる。

オオカミの気配まるだしではヒツジが集まらないが、その気配を消すことができればヒツジが寄ってくる。[「
「オオカミの気配を消そう」
「ヒツジを理解しよう」
これが協会総研の世界観であり行動原理でもある。

どうだろうか、そんなにひねくれたものではなかったのでは、と思うのだが…。

まとめ

この記事では、オオカミ型リーダーとヒツジ型メンバーの力学を解析し、協会に必要なバランスを探ってみた。
両者は相互依存的でありながらも複雑な関係を持つ。
協会がまくいくための鍵は、ヒツジに好かれるオオカミつまりヒツジフレンドリーなオオカミとなること、オオカミの気配を抑えヒツジを理解することにある。
協会総研の世界観と思考原理はここからきている。




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