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米国スポーツマネジメント大学院 #6 大学バスケ・感謝祭・アルカトラズ

こんにちは!米国サンフランシスコにてスポーツマネジメントを学んでいるものです。

前回(#5)はこちら↓↓ 結構本気で書いてるので、まだの方は是非に!
※今回のを手抜きしてる訳じゃありません。

渡米後初めての1週間ほどの雨を経験し、日が短く気温も下がってきたサンフランシスコですが、とはいえ天気の良さは磐石。そんな11月を振り返りましょう。

※今回も長いので、スクロールしつつ気になる写真周りだけでも見てもらえれば!

サッカーチーム加入

11月から変わったことといえばまず日本人のサッカーチームに入ったことです。大学院の先輩に紹介していただいたのがきっかけで、今は3月から始まるリーグ戦に向けて練習している段階で、毎週日曜日の朝にボールを蹴るようになりました。毎週試合があって合計22試合あるそう。自分史上最もちゃんとしたリーグ戦体験になりそう、、

Soccer なのか、Football なのか、どっちなんだい!というところですが、多分SFSFと並べたかったんでしょう。ヤー。

これまでもピックアップサッカー(個サルみたいなやつ)でプレーはしていたのですが、やはりチームに所属して毎週同じ人たちと顔を合わせ、しかも同郷の方々と一緒にプレーできるのは充実感が違うように思います。帰属意識と言いますか。ちなみにチーム名はSFコリンチャンス。まさかの地球の裏側から。

僕と同世代の人から30代のお兄様方など年齢は幅広いです。代表の方は私の父と同じくらいなのですが、混じって一緒にプレーしてます。リスペクト。「アメリカで暮らす」ことを実行している方々にサッカーを通してお会いできるだけで、自分の可能性を広げてもらえる感覚になります。


大学バスケ観戦

ちょうど反対側右手が学生ゾーン

そして、今月は大学バスケに初めて観戦に行きました。アリーナが大学のキャンパスに併設されており、家から徒歩10分ほどな上に学生は無料という気軽さが最大の魅力。バスケに関しては無知すぎて、日本と比較してレベルが高いのかどうかもいまいち分からないのですが、そんな自分でも分かりやすく盛り上がれるのがバスケットボールの良さ。当たり前ですが、屋内なので観戦環境が快適。寒いとか暑いとか雨だとか思うことがないので疲れないですし、よく言われがちなサッカーとの違いを身をもって実感しています。

一応プレミアムシートみたいなのもある

ちなみに、これはサッカーでも同様だったのですが、アメリカのカレッジスポーツはプロとは異なるルールでプレーされることが多いようで、実際、バスケは20分ずつの前後半制で、フリースローのルールもちょっと違うみたいです。

サッカーの場合は交代が半自由制。前半OUT、前半INはダメだけど、前半OUT後半INはOKみたいな感じです。あとロスタイムがないので、試合がラスト10秒からカウントダウンされます。時間にきっちりしたがるのはアメリカンスタイル。

バスケと同時刻にやっていた試合のラスト5分ほどを観戦。
キリスト教の学校なので奥には教会があります。

自分がいる大学はアメリカ基準だと敷地が小さいらしく、あまりアリーナもサッカー場も大きくない(とはいえ5000人くらい)のですが、当たり前のように3万人、4万人を収容するスタジアムを大学が持っているのがアメリカのカレッジスポーツの凄いところ。(基本的にアメフトのスタジアム)
国土があまりにも違うのでしゃーないよなと思う反面、キャンパスからの距離は日本でも頑張れないものか!と思います。

例えば、早稲田大学は体育会系のグラウンドがほぼ東伏見に集まっている(という認識)ですが、一番生徒が多いのは早稲田駅の周辺。決して近いとはいえない距離感にあるため、授業が終わって暇だから行ってみようかな、みたいなことにはなりづらいです。他の大学はもっと遠かったりもする印象で、在校生がふらっと立ち寄れないのはもどかしいなと思ってしまいます。体育館とかならどうにかならないのだろうか。体育会出身の方の意見もぜひ聞きたいです。

とはいえプロクラブですらスタジアムをどこに作るのか、アクセスをどうするのかと苦戦しているほどなのでもちろん簡単ではないのですが、大学とプロが一緒になってスタジアムを使えば稼働率上げられるんじゃないかと思ったりはします。もちろん売り上げがないと元も子もないのですが。

バスケを3回観に行ったと言いましたが、うち2回が前述の大学のジムで行われたもの。では残る一回は?というと、NBAのゴールデンステートウォーリアーズが使っているChase Centerで行われました。

上のドデカスクリーンは内側にも映像が。
試合中は観客やハイライト、スタッツを映してくれる観戦体験の中心です

前述のサッカーチームを紹介してくれた先輩の方が、ウォーリアーズで働いている(凄すぎる)こともあり、スタジアムツアーをしてくださったり、試合にも一度行かせていただいたりしたので初めてではありませんでしたが、それまでの学校で行われた2試合との対比もあり、やはりトップのスタジアムは伊達じゃないぜ!と痛感しました。あそこでプレーできるのは選手たちはもちろん、チアリーダーとか学生スタッフとかからしても貴重な体験で、学校としてそれを提供できるのは大きな価値があるなと。ちなみに試合は負けました。


SHIBUYA CITY FCが昇格しました!!

番外編ということで語らせていただきたいのが、SHIBUYA CITY FCの関東リーグ昇格です!本当におめでとうございます。EDO ALL UNITEDとの決勝戦はバスケの試合中でした。バスケ全く観ていませんでした。

簡単に紹介すると、渋谷からJリーグを目指そうとする社会人サッカーチームです。ただ、手前味噌(?)になるのですが、いわゆる社会人チームの規模には収まらないレベルの選手やスポンサー企業、ファンの多さを誇っています。

私は今年の6月いっぱい、渡米ギリギリまでインターンをやらせていただき、昨年、一昨年の負けてしまった昇格戦も体験してきました。仮にもその時の悔しさを知っているからこそ、現地の選手、スタッフ、そしてファンの皆さんが体験した今回の感動は途轍もなかっただろうと想像します。本当におめでとうございます。

関東リーグへの昇格で、これまであった配信やSNSの制約も解除される部分があるかと思いますし、露出も増えていくであろう中、さらにクラブは成長していくはずです!みなさん、今から応援、フォローして古参アピールしましょう。

▼ SHIBUYA CITY FC 各種SNS
TwitterインスタYoutubenote

感謝祭

アメリカっぽいでしょ🇺🇸

閑話休題(言いたかっただけ)ということで、ここまであまりにもスポーツに塗れていますが、ちゃんと文化的な体験もしております。一つ目がアメリカの代表的な祝日であるサンクスギビングです。その週は授業もジムも草サッカーもお休みになるほどの、多大なる影響力を持っているのですが、日本ではハロウィン、クリスマスほど馴染んでいないですよね。

ふむふむなるほど。

さて、実はこの感謝祭は伝統的なサンクスギビングに加えて、亜種があるのをご存知でしたでしょうか?
それが「フレンズギビング」というもので、従来は家族で集まるサンクスギビングを友達とやろう!というイベントです。私もこちらに来てから初めて知ったのですが、どうやらすごく伝統があるわけでもなく、仲良しグループがあったら開かれるもので、大学生など若者を中心とした慣習みたいです。

料理苦手!という人もオーブンは使いこなせるのがアメリカ

私はクラスメイトに恵まれたこともあり、20人近くが集まった盛大なフレンズギビングを堪能することが出来ました。(先ほどの写真がそれです)みんな何かしら飲み物や食べ物を持ち寄るということで、レペゼンジャパンで唐揚げを持っていきました。総重量1kg。湿気っちゃったのでフルのポテンシャルを発揮することはできませんでしたが、好評を博し売り切れました。嬉しい。ただ、今後に向けて冷めても美味しい衣の改良を図りたいので、有識者の方アドバイスください。

なおレモンはテキーラショットのチェイサーに活躍の場を移しました

そしてその翌週にはクラスメイトの自宅に招待してもらう形で、実際のサンクスギビングも堪能させてもらいました!丸ごと焼かれた七面鳥を筆頭に、マッシュポテトや自家製のパン、クラッカーというラインナップに焼きそばをお土産として持っていった判断が正しかったかは定かではありませんが、温かく迎えて頂いた友人家族には感謝です。アメリカのホームパーティ向けの日本料理って何がいいのかな?

これが噂の🦃。PureなProteinの味がします(めちゃめちゃ褒めてる)
自家製のパン!めっちゃ美味しかった

アルカトラズ

そしてそんな素敵なサンクスギビング前日には日本から来た2人の友達に合流してアルカトラズのツアーへ。フェリーでサンフランシスコ本島から10分くらいだった気がします。

アルカトラズは数々の創作の舞台にもなっている有名な監獄島。お土産コーナーには無機質を絵に描いたような囚人用のカップや皿があったのですが、使いたい人はいるのでしょうか?味しなそうです。ちなみに友人の1人は手錠を探してました。用途はナイショ❤️

日差しが暖かく海上もそこまで寒くなかったです

監獄は思っていたよりも綺麗で整っていて、アルカトラズ行きを望む受刑者もいたとのこと。野球ができる中庭や図書館があったり、絵を描いたりボードゲームをするのが許されていたようで、そこら辺の安いホテルよりいいんじゃね?なんて冗談を言っていました。

ただ、外から眺めた時の印象と、実際に独房の中に足を踏み入れた時の感覚は180度違く、淀んだ空気と閉塞感でとても快適とは言えませんでした。そりゃそうか。何より、数十年前にはここに閉じ込められていた人がいたという事実を認識するとなおのこと不気味でした。怨念が残っているような。

確かに人が寝てるって勘違いしますよね

そして、上記写真は脱獄を試みた受刑者の部屋を再現したもの。奥の通気口をスプーンを使ってこじ開けて、ダミーの頭を置く事で看守の目を欺いたらしいです。結局事件は未解決なんだか、溺死したんだかよくわからない感じになっているらしいですが、スプーンって!とんでもない執念だ。やはり快適ではなかったという事でしょう。


あとがき
ただの振り返りで4000文字を超えるなんて中々充実した11月じゃないかと思いつつ、長いなとも思いつつ。

SFに来て4,5ヶ月ほどが経ちましたが、いわゆる観光をしたのは今回が初めて。授業も今週で終わってしまい、12月は丸っと時間があるので、色々と回りつつ、クリスマスや大晦日などもアメリカンに染まっていく予定です🇺🇸


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