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京島鉢日記|13. よく寝てよく食べすぎる

12:00起床、24度、晴れ。

久々に午前を丸ごと寝て過ごした。起きようと思えば起きられる、というのは強がりで、こういう日は「自分にとって必要な睡眠だ」と言い聞かせている。あながち嘘じゃない気もしていて、10月に入ってから全くもって予定のない日、仕事も遊びも含めてだが、自分一人でぼうっと過ごす日はなかったようだ。だから、せめて布団と仲良くするぐらいの時間は許されたい。

鉢日記が遅れていることを気にしつつ、仕掛かり中の原稿2本とひたすら向き合う。家にいてはいけないと、ノウドひきふねで作業を進める。2時間500円で飲み物ナッツドライフルーツ付きの価格設定、何度行っても不安になるな。隣人らとの軽い会話も楽しみつつ、ああでもないこうでもないとキーボードを叩き続けた。


今日の鉢「極太ラーメンブリッヂ」

曳舟駅前に二郎系インスパイアのラーメン屋が開店していた。食べた後に後悔することは理解しているが、目に入ったが最後、ちゃんと一度は食べることが義務ではないか。そんなことはないが。特に目新しいことはなかったが、こういうのが食べたくなる日には丁度いい。徒歩圏内で目に入ることが非常に危険だと思った。

二郎系インスパイアにさらにインスパイアされて、昨日作った土台に連なるような床を製作する。基本的に、3Dプリンターは平面を作ることが苦手で、曲面を造形した方向に置くとサポート材がついて歪んでしまう。縦方向にに分割して出力し、後から貼り合わせることで筏のような形状を作ることができた。マルタイの棒ラーメンのような、線が固まって麺になるイメージだ。


完成したラーメンブリッヂは、昨日の凸型鉢のくぼみにぴたりとハマる。造形サイズの都合上、横の長さがそこまで伸びなかったが、空間が少しだけ有効に利用されるようになった。

いやしかし、結構な数の鉢を作ってきたものだ。日記はWebならもちろん、紙に書いても重ねて綴じてしまえばそれほどかさばらない。それに引き換え鉢の存在感たるや!こうした圧倒的な物質としての存在感が、街の風景を形作るような要因んもなっているのだろう。

このnoteは「すみだ向島EXPO2024」内の企画、京島鉢日記 / Kyojima Pot Diary として 淺野義弘(京島共同凸工所)によって書かれているものです。

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