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京島鉢日記|9. 舐める、歌う、交換する
10:30起床、室温22度、晴れ。
昨晩気合いで洗濯とアイロンだけ済ませておいた自分を褒めたい。机に向かい作業をして、午後からのワークショップに備える。お腹が空いていたのでカップヌードルにお湯を入れてから、ラボで入れればいいじゃんと気づくが時すでに遅し。蓋を開けたカップ麺を片手に自転車を走らせ、なんだこの危ない珍道中はと反省した。
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今日は京島共同凸工所のでのワークショップ「なめることから@すみだ」が開催。街中で気になったオブジェクトを3Dスキャンし、3Dデータで複数のモデルを組み合わせて印刷。食用のシリコンで型を取って飴にして、思いのままに舐め尽くすというすごい企画だ。
僕は会場提供&オブザーバーとして参加するが、あまりにも楽しそうで、参加した方々の雰囲気もよく濃厚な時間だった。というか、EXPO期間に特有のイベントとイベントが重なって情報濃度が高まる瞬間が発生しており、京島を舐めているうちに外からラップが聞こえ、外に出ると空き地でパフォーマンスとお茶会が迎えてくれた。最高で知恵熱が出る。
本日の鉢『斜め飴なめなめ』
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さすがに今日は飴をモチーフにせざるを得まい。採取された3Dデータから新しい型が生まれたが、今回はひとまずTHE飴然とした形状でトライ。こういう形のペロペロキャンディー、意外と食べたことがないかもしれない。オウムガイのような格好よさ、貫く棒とのブーリアンがうまくいかず、最後はスライサー側の工夫でなんとかしてもらった。技術と時間が足りてない!
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EXPO出展者あるあるとして、全然他の展示が見れないというものがある。僕は平日などウロウロできるが、毎日オープンしている人は難しそうだ。今日のワークショップのように、相乗りできるものがあると、自分も一参加者として楽しめるので良い気がする。
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空き地でのお茶会は、いまラボの隣にステイしている建築家・アーティストの家族が催したもの。心地よい秋晴れの中、複数の言語が交わされながらお茶とクッキーをいただく。のんびり話していたら、物々交換と書かれた段ボールを抱えた学生がやってきた。いい感じのマグカップがあったので、何か提供できるものをと思い、3Dプリンターで出力したロケットエンジンのサンプルと交換した。説明が大変だと思うけど、どうにか交換が続いてくれれば幸いだ。
このnoteは「すみだ向島EXPO2024」内の企画、京島鉢日記 / Kyojima Pot Diary として 淺野義弘(京島共同凸工所)によって書かれているものです。