京島鉢日記|23. 歴史に触れるための資格
6:00起床、17度、晴れ。
なぜこの時間に起きたかというと、試験があるからだ。第二種電気工事士の筆記試験が待ち受けており、曳舟から京成線で金町の東京理科大学に行ってきた。何度か解いた過去問で合格ラインは超えていたが、いかんせん本番は何が起きるかわからないし、落ちたら格好つかないしで気が気ではない数週間だった。試験の内容はというと、想定よりもちょい難ではあったが、自己採点では問題なくクリアできたので、ひとまずは安心である。
さて、なぜ僕がこんな資格を取ろうと思ったかというと、これもまた凸工所に由来がある。築90年以上のふる〜い建物、その天井には人生で見たこともない謎の電線?てきなやつと白い何?何コレ?がぶら下がっており、これをいじるためには知識と資格が必要だと思ったからだ。空間の居心地良さは京島にいると、他の場所でめちゃすごいなと感じるトピックで、僕の場合はまず電気からだと合点し挑んだ次第である。
今日の鉢「プラガイシ」
さて、この得体の知れない白いヤツは「碍子(がいし)」というアイテムで、電線をくくりつけるために利用されている。現代ではほとんどの屋内配線gあケーブルや金属樹脂管で行われているため、僕が見たことがないのも当たり前というわけである。ちなみに、黒子のキャラクターでお馴染みの企業「日本ガイシ」もこの碍子に由来するのだとか。
プラスチックで作った碍子に本来の絶縁性は期待できないが、 企画化された形状や丸く貫かれた穴は植物のガイドにピッタリだ。安心して碍子を外せるようになったら、そうやって第二の人生を歩ませてやるのも悪くない。