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京島鉢日記|27. 溢れまとめる10月末
12:00起床、19度、曇り。
10月が最終週となり、あっという間具合が恐ろしい。個人事業主家業なので、今月分の請求書を制作して送る準備を進める。EXPOがあって忙しいはずなのに、むしろいつもよりも多く働いていたことが金額からもわかってしまった。思わずハードに過ごしてしまったのは悪いことではないけれど、あまりにも制御できなかった感じが悔しくはある。体重は増減を繰り返してややキープに収まったので偉い。
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月末に請求をまとめるのと合わせて、月報というものを個人のnoteにアップロードしている。こんな仕事をやりましたよ、こんな展示を見に行きましたよとまとめるものなのだが、今月は漫画や映画の類を腰を据えて見ていないことに気がついた。それ以上にヘンテコな現実を過ごしているからいいのだけど、一人で画面や自分と向き合う時間が浮いていたのは惜しいことだ。
今日の鉢「鉢という字は」
僕の仕事の半分は文章を書くことで賄われている。学生時代、文字の色や形を変えて3Dプリントして「真っ赤な嘘」や「柔らかい態度」といった立体ブツを作っていたことを思い出し、鉢でもそれをやればいいではないかと思いつく。よく眺めてみると、鉢はなかなか不思議な形をした漢字だ。金へんに本、植物ど真ん中かと思いきや絶妙なずらしが入っている。
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グイグイと文字にちなんだ装飾などできれば理想だったのだが、今の自分にそれまでの守備範囲が追いつかないため、アルファベットに舵を切る。今年の企画、鉢30連発に準えて「POT30」という文字を組んでみた。ゾーンが分かれていてかわいいし、物としても収まりが悪くない。実用品よりも記念品感が強いが、今日という日の思い出にはちょうど良い。
このnoteは「すみだ向島EXPO2024」内の企画、京島鉢日記 / Kyojima Pot Diary として 淺野義弘(京島共同凸工所)によって書かれているもので