声に出して
話すことも減って
口にする気持ちなんて
どうして寂しくなったり
頭の中に閉じ込めようと
目も耳も塞いでしまえって
無駄な抵抗ばかりを
僕は一人だよって
そんなことを思ってみても
本当は違うんだ
だから声に出して
言葉を読んでおくれよ
見えないように
聴いているから
見つからないように
聴いているから
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール