埼玉県公立入試のしくみと必要なこと:(コアPart.1:検定試験や生徒会活動は内申点アップに必ず必要なのか?)
今後の記事で「埼玉県公立入試のしくみと必要なこと(コアPart.~)」と
させていただくものは、
・実際に親御様にさせていただく説明
・一般的な説明に対して別角度からの注意点
などを中心に書かせていただきます。
参考にしていただけると幸いです!
では、前回記事「埼玉県公立入試のしくみと必要なこと:(ベーシック1)」でも使用した2つの資料をご確認いただき、よくある親御様との会話を見てください。
(※前回記事「埼玉県公立入試のしくみと必要なこと:(ベーシックPart1・)」では
・一般的に説明される「埼玉県公立入試のしくみ」
・結局のところ「埼玉県公立入試において最も必要なこと」
を書かせていただいています。
もし、前回記事を読まれていないために流れがつかみづらい場合は、
前回記事を以下に貼り付けましたので、軽くご一読ください。)
前回記事
埼玉県公立入試のしくみと必要なこと:(ベーシックPart1)|さいたま教育thinking
まずは、「公私立高校へ送られる中学校作成の調査書」です。
次に公立高校の選抜基準(一例として「与野高校」です。)
それぞれ対応する箇所に色をつけてあります。
この2点を見ていただきながら、以下親御様との会話です。
私:埼玉県の公立高校はそれぞれの高校が「選抜基準」を持っています。
当日5教科各100点満点の合計500点満点の学力検査の得点と
与野高校の場合は調査書の得点370点満点の得点が合算されて、
合格者が選ばれます。
埼玉県の公立高校受験では、当日の学力検査で得点を取る力と
調査書の得点を高くする2点をしっかり考えることが大切です。
親:調査書の370点満点の内訳はどう見ればいいんですか?
私:調査書は、
①学習の記録の得点は「調査書の赤枠の数字」を
与野高校の場合、1:2:3にするので、
9教科5段階で各科目合計の満点が45点になりますから、
中1・45×1= 45点満点
中2・45×2= 90点満点
中3・45×3=135点満点
の合計270点満点になりますね。
親:あ~、1:1:2とか1:1:3なんかの話は聞いたことがあります。
私:②特別活動の記録の得点は「調査書の青枠」に書かれた内容を
与野高校の場合は76点満点で得点にします。
得点化される内容は、選抜基準の下のほうにある
「調査書の扱いの詳細」にあるとおり、
・生徒会活動・・・生徒会長や各種委員長など
・部活動・・・県大会出場や部長など
になります。
親:うちの子は、書かれる内容がないんですよね~。
委員会もやりなさいと言っているんですけど…。
私:まあまあ、この後それについては、詳しく話しますので。
③その他の項目の得点は「調査書の黄枠」に書かれた内容を
与野高校の場合は24点満点で得点にします。
得点化される内容は、選抜基準の下のほうにある
「調査書の扱いの詳細」にあるとおり、
・資格取得・・・英検、漢検など
になります。
親:やっぱり、検定試験は受けておかないとダメなんですね。
早く英検3級を受けさせないと…。
私:う~ん。私のほうではお子様の状況を考えて、検定試験は考えていただきたいんですよね。
親:そうなんですか?
実は私と親御様の会話の最後の部分が、
「一般的な説明に対して別角度からの注意点」
の始まりであり、お子様によってさまざまな対応が必要になる
ところなんです。
埼玉県の高校入試を有利に運ぶためには「戦略」が重要です。
戦略を練るためには2つのポイントがあります。
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