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知識って将来役に立つの?

 教師をしていると、「これを知って何になるんですか?」「将来役に立つんですか?」とひねくれた(笑)意見を子どもから聞くことがあります。

 自分もその意見には同意する部分もあるので、自分なりの考えをここに書きます。

 一言で言うと

「知識があると人と話せる!」

 これに尽きるのではないでしょうか。
 もしかしたら、好きになった人はスペインがお気に入りかもしれない、仕事の相手は夏目漱石のやまなしが好きかもしれない。そうした時に知識はコミュニケーションを円滑に進める大きな材料になるはずです!
 人とのコミュニケーションにとって話ができることは絶対に得で、将来絶対に必要になることだと思います。
 だから、知識はあったほうがいいんだよー。っていつも答えています。

 では、教育では知識とはどんな定義をしているのでしょう?

 ここから下は真面目な話になります笑

文科省のページによると

(次期改訂における「知識」とは何か)
○「知識」については、事実的な知識のみならず、学習過程において試行錯誤をすることなどを通じて、新しい知識が既得の知識と関係づけられて構造化されたり、知識と経験が結びつくことで身体化されたりして、様々な場面で活用できるものとして獲得される、いわゆる概念的な知識を含むものである。

 このように定義されています。
 自分なりに解釈をすると事実的知識はただの点です。その知識同士が線でつながることによって構造化されていったり、経験を通して身体化されていったりする。これが概念的知識だと思います。
 図工や体育の知識はまだ少し付け足すこともあるようで上の 文科省のページによると のリンクをクリックすると詳しいページにとぶことはできます。
 教師としては知識を 単純な点としての事実的知識 だけでかんがえるのではなく 構造的、身体的な概念的知識 も含まれるものだと知っておくと評価の時に少し自慢できるのではないでしょうか笑

 やっぱり知識があると人と話せる!

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