大学院入試。経過報告。
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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
9月、10月と
noteで記事を投稿しながらも、
水面下で着々と大学院の勉強と
入試を受験していっていました。
今回は、
その経過を報告させていただきます。
受験したのは2校。
両方とも院試は終了しました。
そして、結果通知。
結果は・・・
1校合格でした!
(もう1校は不合格)
やった~~~~~!!
ここ数週間、数ヶ月、
ほんとうに生きた心地がしなかったです・・・!
大学院入試が、
こんなに不安と孤独との闘いになるとは
思いませんでした。
今回は、
そんなつらつらとした思いや、
院試に向けて行っていったことを
まとめていきます。
お付き合いいただけると
うれしいです。
大学院入試の概要
まず、
大学院入試ですが、
他の大学院の学部と
臨床心理の大学院では、
明確な違いがあります。
それは、
「資格試験を受験するの資格」の有無です。
大学の心理学部で4年間学んでも、
臨床心理士にも、
公認心理士にもなることはできない。
大学院に行かなければ、
資格試験に受験する資格すら
もらうことができないのです。
ということは、
心理士になりたい人は
当然大学院を受験することになります。
心理学部の学生が40名いるとして、
大学院の定員は20名程度のところが多い。
場合によっては、
10名前後しか受け付けていないところもある。
なぜなら、
臨床心理は実習が多いため
きめ細かく教授が指導をしなければならないからです。
つまり、
必然的に大学院に進めない人が
半分は発生するということ。
折角心理学を学んだのに、
心理士になることは一旦
諦めなければならない。
もちろん、
就職組もいるのでしょうから、
実際に受験する学生は少なくはなる。
それでも、
倍率が高くなることは
避けられない部分があります。
元々、
臨床心理に関する資格が取れる大学院は
指定されています。
第1種指定校が
全国で143校。
都道府県によっては、
1つしか存在していなかったり、
ゼロであるところもあります。
幸いなことに、
筆者の住む愛知県は
全国的にみてもかなり数が多い県でした。
ただ、
心理士は従事する範囲が広く、
医療、犯罪、福祉、教育、産業と
様々な専門領域があります。
筆者は、
教育を専門とする教授がいる大学院が良かったので、
自然と数は絞られる。
そして、過去問を取り寄せて、
残り期間で勉強が間に合うところに
受験したといった形です。
それが、2校。
1校は、
35名中15名程度が合格でした。
倍率は2倍と少しでしょうか。
もう1つの大学は、
22名中4名が合格。
倍率は約5倍ですね。
どちらが第1志望であろうとも、
ご縁があった学校に行かせてもらおうと思っていたので、
来年からの進むべき道が定まり、
心底ほっとしています。
近年は
メンタルが社会問題になっていることもあり、
心理の道に進む人が増えているようです。
よって、
かなり狭き門になっているようなので
入れるところがあっただけでも幸運。
ここ数日、
その影響で放心状態です。笑
では、ここからは、
勉強の過程を紹介していきますね。
院試までのプロセス
しかしまあ、
筆者はとにかく臨床心理の大学院の
入試の分野を甘く見ていました。
調べても調べても、
勉強しても勉強しても、
新たな覚えるべきことが出てくる。
心理学という分野の領域の広さを
改めて思い知らされました。
例えば、
以下のような分野に分かれています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・発達心理学
・犯罪心理学
・産業心理学
・医療心理学
・教育心理学
・福祉心理学
・認知
・心理療法
・心理検査
・精神疾患
・職業倫理
・心理学の歴史
・感情
・心理統計
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これに、
心理学の英語論文を読むテストが
加わる感じでしょうか。
分からないことがある度、
その都度本を購入して調べる日々。
お陰様で
かなりの数の本が蓄積していきました。
以前から
ちょくちょく調べていた分も入っています。
それがなければ、
半年間は厳しかった。
これらの本を1つ1つ読んでいき、
それらをノートにまとめていきます。
例えば、以下のようにです。
もともとほぼ知識がない状態なので、
ただ情報を読むだけでは
脳内になかなか刻印されない。
よって、
分類したり、意味付けしたり、
何重にも関連させて再度まとめたりして
ようやく脳内に地図をつくることができました。
ちなみに、
認知心理学の分野では、
長期記憶に送るためには
精緻化リハーサルと、
体制化のどちらかを
行う必要があると記述してあります。
もともとある知識と関連させて
意味付け、理解を行うのが精緻化リハーサル。
分類や関係性等を整理するのが体制化です。
そうやってまとめたノートは
1冊ではもちろん足りず、
計5冊ぐらいになりました。
まとめに使ったページは、
約300ページほどでしょうか。
これも、
以前からちょくちょくやっていた分がなければ、
到底間に合わなかったなと思います。
そして、
まとめていったものを
丸暗記する作業に入ります。
心理の大学院の入試は、
基本的に全て記述式であり、
マークシートや
穴埋めなどではないので、
文章で説明できる必要がある。
よって、
覚えていなければ話にならないのです。
この覚える作業がきつかった・・・。
高校の時の大学入試でも、
ここまでの数は暗記しなかったと思います。
なにせ、
心理検査の種類だけでも、
約100種類もの数が存在し、
どのような検査項目で、
何歳が対象で、
何を明らかにするものなのかを
ゼロから記述する必要があるのです。
その上、
試験に出てくるのは、
その中からたった1問だったりします。
それを外したらアウト。
もう、しばらくは、
暗記はお断りです・・・笑
反省点
何とか合格はしたものの、
非常に反省点が多々残る試験であったことは
間違いない。
とにもかくにも、
1番の不安材料+足踏みした要素は、
「圧倒的な情報不足」
というところです。
筆者は、
塾などにあまり通ったことがないので、
自力で勉強できると
慢心していた部分があったと思います。
(10代の頃は集団の授業だと寝てしまう性質もあったので笑)
しかし、
よくよく考えてみれば、
高校生の時は
学校という環境に同じ境遇である仲間がいて、
先生という存在が、
色々な情報を教えてくれていた。
しかも、
大学入学共通テストは、
過去問が大量にあり
どのような内容なのかも、
大方予測することができます。
大学院の過去問ももちろんあるのですが、
2~3年分しか入手できず、
そして、毎回出題傾向が全然違うのです。
何が最新の心理療法で、
何が必須の心理検査なのかが
全然分からない。
メジャーなものは誰しもが正解してしまうので
滅多に出てきません。
コアなものの中でも、
ウェイトが重いものを出題してくる年もあり。
よって、結局は、
手あたり次第にどれもこれも覚えることになりました。
そして、その手あたり次第も、
1つの大学では空振りしました。(。_。`)チーン
全部で6~7問しか問題がなく、
1個外したら大ダメージ。
また、大学によっては、
「実技試験」があるところもあり、
カウンセラーとしての資質を
集団討議でみられる内容もあり。
様々な方法で
実技試験の内容を情報検索したのですが、
結局、どのような内容なのかは分からず。
大学側も過去の内容は教えてくれず。
ぶっつけ本番だったので、
生きた心地がしなかった。
幸いにも、
学校に勤務する
スクールカウンセラーという設定だったので、
内部事情を知っている側としては、
実技試験は圧倒的有利でしたが。
求めている情報がコアであるからこそ、
情報提供者はその分少ない。
SNSなどを使っても、
欲しい情報は得られなかった。
こういう時の為に、
予備校といった存在があるのだなぁ~と痛感。
もし、過去に戻れるとして、
試験まで9ヵ月程度あるのならば、
予備校の対策をオンラインで受けて、
より多くの大学にも
チャレンジしていたかなと思います。
参考になる方がいれば・・・
まとめ
情報があまりない。
どれだけ進んでいるのかも分からない。
孤独な闘い。
しかも、
院に進む人のほとんどは
4年生大学からそのまま院に行くコースなので、
3年間既に心理学を学んでいる人たちと、
知識ほぼゼロの状態で
競わなくてはならない状態。
これらは、
なかなかメンタルにくるものがありましたが、
我ながらよくやり切ったと思います。
noteで1年間やり切る中で鍛えられた力も
しっかり活かすことができた気がします。
ここからは、
4月から始まる大学院の準備に向けて
モードチェンジ!
大学院は2年間しかなく、
その中で修士論文を進めたり、
就職活動をしたり、
資格に向けての勉強をしたりで
なかなかに忙しいですが、
その分、充実した時間を送れる気がします。
大学付属の相談室に
実際に相談者がやって来て、
それを院生がカウンセリングをしていく実践も
あるはず。
そういった実践こそ、
最高の学びなので
大切にしていきたいです。
12月に
特別支援教育士という
また別の資格試験があるのですが、
それはマークシート式ですし、
院試で勉強した内容が大いに役立つので
ゆったり準備をしていこうと思います。
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共育LIBRARYりょーやん元教師