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ついにSNS規制!日本はどう動いていくべき?

今週のワンピースは、
現実世界での十数年ぶりとなる
感動的な再会がありました。

週の始めの月曜日から、
泣いちゃいましたね笑


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


先日、
オーストラリアにて
16歳未満のSNS規制の法律が
可決されたことが報道されました。

新たなテクノロジーとして、
世界中に普及していったSNS。

何事も
とりあえず使ってみないことには
よい面も悪い面も分からない。

そして、
普及してから数年が経過し、
色々な世代でSNSの使用が当たり前となり
一巡した時期でもあります。

それと同時に、
SNSを使うことによる調査や統計が発表され、

世界各国の中には、
デジタルと距離をとる教育を行う国も
出始めています。

そのタイミングで
未成年のSNS規制。

これに対して、
日本はどう反応していけばよいのでしょうか。

筆者独特の、
人間の多様性という観点を用いながら、
SNSの分析を交えてまとめていきます。

楽しんでいただけると幸いです。



SNSが危険視され始めた

オーストラリアで可決された法案は、
16歳未満のSNS利用禁止という内容ですが、
全てのSNSが禁止というわけではありません。

インスタ、TikTok、Xなどが対象であり、
YOUTUBEは除外されています。

YOUTUBEが除外されたのは、
教育的な効果があるという要素や、

動画をみる視聴者同士の交流が
そこまで多くなく、
ユーザーの1対1構造になりにくいという面を
考慮してのことかもしれません。

違反した場合は、
最高で約50億円の罰金

罰金を科せられるのは、
あくまで企業であり、
ユーザー本人たちではない。

これと時同じくして、
日本でも近年
SNSを規制してはどうかという話題が
上ってきています。

ただ、
それはあくまで政治的な観点から。

確かに根拠が分からない情報が多く、
信憑性のない内容を信じる人が増える部分は
的を射ているのかもしれません。

ただ、
それを言うなら、
テレビなどのオールドメディアの内容も
決して信憑性があるわけではなく

かなり偏向報道をしていることは
昔から言われていることです。

そんな、
既得権益に対抗できる手段に
近年なってきたSNSですから、

それを禁止してしまっては、
独裁国家になってしまいます。

よって、
日本のSNS規制と、
未成年へのSNS規制は
全くの別物だと捉えています。

しかし、なぜSNSは
ここまで世界にあらゆる混乱を
もたらしているのでしょうか。


人間の本能が偏向主義

筆者はこれまで、
SNSが子どものメンタルに与える影響についての
記事を幾つか投稿してきました。

SNSによって、
他者と比較され続ける状況に陥り、
それがメンタルに影響を与えることは
誰しもが感じていることだと思います。

それに加えて、
SNSに投稿される内容にも
メンタルに与える影響があります。

そもそも人間は、
ポジティブよりは
ネガティブな内容を多く考える生き物です。

かつての狩猟採集時代は、
冬を越すためには食料を備蓄しなければという
先の不安を考える観点がなければ、
人類は生存していくことができなかった。

もちろん、
現在もそうでしょう。

よって、
生存していくためには
ネガティブを多く考えるようにできている。

「幸せは意思」と言われますが、
ポジティブなことは自らの意思によって、
意図的に考えていかなければ維持できないのです。

それに加え、
人間には分断思考という本能があります。

世界を、
富裕層と貧困層とに二分化したり、

保守とリベラル、
資本主義と社会主義というように
二分化する思考ですね。

そう考えると、
SNSの内容も二分化するような
極端な内容のもので溢れています。

なぜ、
極端な考えに
人間は引き寄せられるのでしょうか。

その要因の1つが、ドーパミンです。

発達凸凹の人が、
白黒思考、0か100か思考をしがちなのは、
極端な思考をすることによって、
脳にドーパミンを分泌させようとしている節があるからです。

そういう思考をしていると、
脳が覚醒するんですね。

現代のゲームなども、
ドーパミンが然るべきタイミングで出るように、
脳科学的な観点から設計されています。

発達凸凹だけではなく、
人間は皆そういうエンタメにハマってしまう
ドーパミン大好き生物です。

よって、誰しもが
単調で平坦な情報ではなく、

目新しく、
盲点をつくような極端な情報

本能的にとびついてしまう。

そのような一面は、
確実に存在していると考えています。


そもそもクリエイターとは・・・

今度は、
SNSの発信者に焦点を当ててみます。

彼ら彼女らは、
記事執筆、動画編集、企画、芸術などの
ゼロから何かを生み出すクリエイターたちです。

そのような
クリエイターという人種は、
どのような性質をもっているのでしょうか。

以前も記事にしましたが、
精神疾患の1つでもある
統合失調症双極性障害は、

ドーパミンが定型よりも多く分泌されるが故の
症状をもっています。

アイスランドで実施された研究では、
以下のような職業の人は、
統合失調症や双極性障害のリスクを高める
遺伝子
をもっていることが分かりました。

・俳優
・舞踊家
・音楽家
・視覚芸術家
・作家

いわゆる
クリエイターと呼ばれる人種です。

これらの職業の人は、
ドーパミン分泌を求める傾向が、
高いということ。

天才ドーパミン
一定の相関関係があるとみられており、

ドーパミン気質が高い職業に、
科学者起業家がいます。

ドーパミン気質が強い人種は、
国ごとに比率が変わるのですが、
それは以下の記事にまとめたことがあります。

つまり、
クリエイターたちが
通常よりドーパミンを強く求める気質を
もっているので、

どうしても、
発信する内容が極論や
意表をつく内容に偏りがち
なのです。

そして、
そういった内容の方が
どうしても再生数やビュー数が伸びる傾向がある。

そうなると、
SNSで流れてくる情報は、
「強い」情報が主流となり、

それで埋め尽くされていると
そのような強く、極端で、
分断されるような情報が
世の中は当たり前であると誤認識してしまう。

だからこそ昨今、
中高年の陰謀論者が増えていると言われるような、

これまで情報に免疫がなかった層が
偏った思想をもつことが、
問題視されることが起きているのでしょう。


未成年は別次元の問題がある

とは言っても、
先に述べた通り、
筆者はSNS全般を規制することは
言論の自由の観点から賛同していません。

ただ、未成年は別問題

それは、
これまでも何度か記事にしましたが、
脳の機能が未発達である段階だからです。

思春期の脳の状態は
以下の3つの要因で主に表されます。

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

■10代の脳の完成度は80%。
 前頭葉と他の領域をつなぐ配線が未完成

■「闘争・逃走反応」をコントロールする
 偏桃体に30倍のテストステロンが集まる
 (性ホルモン)

■性ホルモンは、感情を抑制する大脳辺縁系で
 特に活発に働く

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

このような要因から、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・感情の起伏が激しい
・イライラしがち
・衝動的になりやすい
・集中力や根気に負けがち
・依存性のあるものへの抑制がきかない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

といった特徴が
思春期には表面化していきます。

偏桃体が「恐怖・ストレス」という
シグナルを出していたとしても、

前頭葉との配線がまだ未熟であるがゆえに、
それが前頭葉につながらない

だからこそ、
リスクの想像と「危機回避のための感情」を
きちんと伝達することができません。

結果として、
向こう見ずな行動をとりがちになります。

そして、
若いニューロンは、
大人よりも快楽に敏感

10代の向こう見ずな行動の要因は、
リスクがあるにも関わらず、
報酬が期待できることと言われいます。

つまり、
報酬を求めるから衝動的な行動を取るのであり、
無謀なことをしても、
痛い目にあわなければ、
さらなる報酬を求めて
無謀な行動を繰り返してしまう
ということです。

人間の発達段階的にも、
抑制がきかず、
依存してしまったり
メンタルコントロールが不安定になってしまう時期。

だからこそ、
彼ら彼女らの人生を守るためには、
SNSの規制は一定の効果があると考えています。


まとめ

ただ、SNS規制すると言っても、
SNSのプラットフォームは
海外の企業なのですから、

オーストラリアの法律が、
他国の企業に当てはまる
のか、

もし規制するのならば、
国全体のプラットフォーム規制
必要があるなどの問題点もありそうです。

そういった点は、
これから動向を見守りたい。

日本という国も
未成年は規制を考えてもいいかもですが、

日本がそこまで思い切った政策をするとは
現在は思えません。

引き続き、
動向を見守っていきたいです。

それと同時に、
筆者自身もSNSの発信者に当てはまります。

自分自身の特性も理解しているので、
ドーパミン多めな記事を
発信している自覚もあります。

ただ、
偏り過ぎないように、
極力客観的な数値や調査を用いているつもりです。
(そうでない時もありますが・・・)

クリエイター気質の表と裏の面を考慮し、
自身の発信内容にも気を付けていきたいです。


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