藤井二冠 三冠王手
8月9日に行われた叡王戦五番勝負第3局で、藤井二冠が勝利して史上最年少の三冠に王手。前回は終盤で逆転負けを喫していた中の本局勝利はさすがで、どういうメンタリティなんだろう。
実力名人制になってから一時代を築いてきたレジェンドたちの若かりし頃も、今の藤井二冠のような旋風を起こしていたんだろうか。史上最年少記録を次々正面突破しているところをみると、今のところはレジェンドたち以上に活躍しているに違いない。普通の人間の僕は、さすがの藤井二冠もそうはいってもどこかで調子を落としてしまうのではないかと考えちゃうけど、藤井二冠は常人ではないのでどこまでも突き抜けてしまうかもしれないww。これからが楽しみで仕方ない。
一時代を築いたレジェンドといえば大山15世名人と羽生九段が圧倒的。69歳で死ぬまでA級に在位していた大山名人、史上初の七冠を達成して獲得タイトル数99の羽生九段。他のレジェンド棋士の記録を見てもこの二人の記録はずば抜けている。藤井二冠には70代A級、史上初の八冠、獲得タイトル数は100以上を達成してほしい。
個人的には大山名人vs新手一生の升田名人のライバル関係と、人間臭いドラマが大好物。というか升田名人がプロ棋士の中で一番好きだ。アウトローな雰囲気なのに、「名人相手に香車を引かせて勝つ」というのを有言実行してしまったのが最高。煙草を吸いながら盤面をにらんでる写真を見るとぞくぞくするww
藤井二冠に、大山名人にとっての升田名人のようなライバルは現れないんだろうか。4強時代で渡辺名人や豊島竜王、永瀬王座というライバルがいるけど年上ばかり。このまま同世代のライバルが現れないと気づいたら一強時代に突入しているかもしれない。年齢的には藤井二冠と同世代のプロ棋士がこれからどんどん誕生するはずなので遅咲きの天才棋士が出てきて、藤井二冠と激戦を繰り広げるのを期待したい。
https://hochi.news/articles/20210809-OHT1T51083.html
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