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【日記】3月7日〜3月13日
3月7日
最後の1週間がスタート。
金曜日に引き続き某大学の案件をまわす。作業を担当する2人のキャラクターは明と暗がクッキリ分かれていて不思議な雰囲気を醸し出していた。昼前に終わってそこからひたすら残部の数取り。資材の数が多すぎて結局終わらず。
夕方、上司から先輩の1人がコロナに罹ったと報告される。特に仲も良くないし、ここ何日も朝礼で見るくらいでお互いに話しかけも近づきもしない人だったので、特に何もない。反面、休憩時間のたびに寄り集まっては狭い喫煙所で他人の悪口を言い合っている他の先輩達は感染の恐怖感からか妙にへこんだ様子だった。
3月8日
以前から申請していた休日。珍しく小雨が降る中、ハローワークに行ったりする。いらない本を古本屋で売ったらなかなかの金額になったので晩ご飯は和幸へ。平日夕方で静かな店内に少々たじろぐもお腹いっぱい食べる。あさりの味噌汁が非常に美味しくておかわりしてしまった。
3月9日
残り2日。派遣さん2人の封入作業の監督。もはやいるようでいない存在なので逆に居心地が悪い。誰も話しかけないし、自分からも話すことはない。師匠が辞めてから明らかに攻撃の対象が自分になっているのが分かっていたけど、辞めることが決まってから先輩達の態度がそれまで以上に冷たくなった。喫煙所での陰口も凄いらしい。
翌日に某大学の追加分を作ることになったので残業して準備する。
3月10日
約半年の間勤めた会社での最終日。
派遣さん6人とともにいつかの案件を思い出すようなビールの発送義務や歯ブラシセットの発送。途中、非常に不愉快なことを言われるも"あと数時間したらこの人とは2度と会わないんだ"と言い聞かせる。
昼休みに藤くんと近くのモスバーガーに行く。自分より少し後に入社した藤くんとは自然と仲良くなって休憩時間や帰り道は基本的に一緒にいてこの狂気的な会社に反抗するかの如く狂気的な会話を繰り広げてはずっと笑っていた。彼がいなかったらもっと早くギブアップしていたと思う。
そんな藤くんも職場環境の問題に加えて家庭の事情もあり月末には退職するという。結局、この1年間に入社した全ての新人が退職する。その数は十数人にも及ぶ。長く続かない原因は環境と人間関係のストレスのみ。
退勤時間になって短い夕礼で別れの挨拶をする。普段は夕礼には参加しない後輩の社員さんも何故かフラッと顔を出してくれた。が、いちばん古株の先輩は夕礼に参加することなく退勤したので欠席。先日、師匠が退職した時も夕方に早退していたので、きっとそういうことなんだろう。
"このままではいずれ何もかもがダメになってしまう時がやって来る"。そんな悪い予感にも似た感覚を何度も覚えた最終日だった。もう関係ないが。
藤くんとは近々じっくり飲みながら語り合う機会を設ける予定なので楽しみだ。
帰宅してから電気グルーヴ「TROPICAL LOVE TOUR 2017」ブルーレイを夜更けまで見る。
3月11日
休暇らしいのんびりとした日。久しぶりにダラダラと昼寝をしたら夜まで眠気が消えず。
夕方、約15年ぶりにTSUTAYAのレンタル会員証をスマホアプリで作ったので実店舗に行き「かもめ食堂」を借りる。
YMO「テクノドン」「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」を聴く。
3月12日
ランチに鎌倉パスタを食べてから「かもめ食堂」を見る。原作は読んだことがあって大好きな作品なのに映画を見るのは初めて。紅茶とシナモンロールとともに鑑賞。そしてフィンランドの景色に見惚れてしまった。
晩ご飯は今年度最後の豚バラ無水鍋。
3月13日
引き続き暖かい日。近所の早咲き桜も気付けば満開。
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一人でふらふら街歩き。古着屋に行って久しく履いていない形のスニーカーを買う。
しばらく心を押さえつけていた"圧力"のようなものが無くなって目に見える景色と同じように明るい躁モードに入ったような感覚。
一応、今も会社には在職中になっていて有給休暇の消化期間中。その関係で働くにも色々と制限があるのでしばらくは気ままな生活を送ることにした。日曜日の雰囲気を存分に味わう一日。
夜、YMO「アフター・サーヴィス」を聴く。
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