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【日記】11月4日〜11月10日

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連休最終日。悪夢で目覚める。
朝から隣駅のスーパーまで散歩がてら行く。買い物を済ませて戻っていると数年前から連絡がつかなくなっていた小学生の頃の友人が子ども乗せ自転車で颯爽と走り去る様子が目に入った。最後に会った時、彼はプロボクサーかつ都内のクラブの用心棒という副職もしていた。Facebookをやっていた頃に再会してしばらくしたらボクサーを引退して行方がわからなくなっていた。

昼に前夜に食べた「孤独のグルメ 魚介とんこつ鍋スープ」で野菜を大量に煮込んだラーメンを食べる。この鍋スープは我がソウルフード"スガキヤラーメン"に酷似している。当然の如く美味しかった。

またしても1時間以上昼寝してしまう。その後はSPIの勉強。

奥田民生のリマスターCDボックスを聴く。ここまで音の良いCDを他に知らない。

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休みボケの火曜日。
慌ただしさはあまりなく、穏やかに過ぎていく。
が、仲の良い配送さんがもしかしたら近々に移動でいなくなるかもしれないと聞かされる。来年の今頃にはみんなバラバラになっているのだろうなと強く感じて切ない気持ちになる。

定時上がりで時間に余裕があったので書店に立ち寄って奥田民生の"自己啓発本"風な新刊をパラパラ読む。面白そうならば購入も考えたけれど、まるでAIが書いたような文章に少々ガッカリ。家でいいちこを飲んでいること、天下一品ラーメンが好きだということは初めて知った。

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朝、いつものようにバタバタ作業していると様子がおかしいつばめさんに呼び止められる。話し始める前から泣き出したので心配していると彼氏が北日本方面に転勤することになったこと、さらに転勤先は気軽に行けるような場所ではないくらいに遠く、超遠距離恋愛になってしまったと知らされる。

久しぶりに慌ただしくなり、あっという間に昼になる。新人さんやレジェンド事務員さんが加入したばかりなので、昼休みにコンビニで差し入れのお菓子を買う。それとは別につばめさんにはコンビニスイーツと紅茶を買って「まあまあ甘い物でも食べて気分転換しましょう」と言いながら渡したら泣かれてしまった。

夕方になっても多忙。ガッツリ残業コースで疲労。

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中原中也が書く詩の世界みたいなキラキラした秋晴れの日。
仲の良い配送さんの移動がほぼ決まり動揺が走る。また戻って来るかもしれないとはいえ、その頃に自分がいるかも分からない。最終日は今月30日。その日は切なさに包まれながら仕事終わりに大阪へ行くのか。

多忙な日。翌日の大型案件の積み込みを気合い入れて頑張る所長のお手伝いをしつつやるべきことをやる。が、全く終わらず。残業時間になる頃には不機嫌になった派遣さんと隣の部署のおじさんがトラブりそうになったのでなんとか宥める。

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配送さんの退職日が二転三転する状況で始まった金曜日。さらに同じ会社の別の配送さんも来年始めに退職することになりそうという話。来年の今頃は誰がいて誰がいなくなっているのだろうか。

用事があって春から夏まで所属した部署に行くと以前TARAKOさんが出演していたラジオCMが別の人に変わっているのが聞こえて寂しい気持ちになる。

穏やかに過ぎる金曜日。30分ほどの残業で終わって「今日はみんなよくやったよ。だからもう少し待って19時に退勤しよう」ということでしばし歓談。

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朝から敷布団を冬用のものに取り換え、こたつ布団を出す。冬支度。こたつの上にポータブルレコードプレーヤーを置いて越美晴「ボーイソプラノ」を聴く。

奥田民生が出演した「SONGS」を録画していたので見る。今のGOZの演奏は30年前より重心低めで貫禄に溢れているのに"この5人でしか出せない音"は変わらずに鳴っているのが良い。あと、大泉洋の歌い方が何故か井上陽水みたいで面白かった。

昼過ぎに最近行きつけの床屋さんでまだらに伸びた髪の毛を切り揃えてもらってから電車に乗る。
うんざりするくらいに混み合う渋谷に行って買い物をしてから夜は新宿でカタカナのヒガシノメーコさん、"うそ企画"をオーガナイズするうそさんとの定例会。
先ほどまでの喧騒が幻だったかのように落ち着いた個室で美味しいコース料理とお酒とおしゃべり。時期的に少し早い忘年会のような趣の集まりになる。

1軒目を出てもう一軒、と思いきや週末の新宿はどこも満席。幸い陽が落ちてもやわらかめな寒さだったのでタイムズスクエア前のベンチで話し込む。話題はそれぞれの2024年について。

バスタでうそさんを送ってメーコさんと途中まで帰る。気づけばカタカナやうそさんと出会ってもう少しで10年なんだなあという話になる。
"ライヴ会場で知り合った人とはある日突然会えなくなるから、会えるその時を大切に"といつも肝に銘じている。だから逆にこれだけ長い付き合いなのはきっと奇跡みたいなことかもしれない。しかも我々にはコロナ禍という数年間の分断がある。色々ありながらもこうやって集まったりお互いのことを気にかけつつ暮らしているのはとても素敵なことだし、自分を生かしてくれる大切な財産のひとつなんだなと感じながら帰路に着いた。

夜更けに新宿で買ったオアシスのブートを聴く。1997年G-MEX公演のリミックス盤。AIのおかげで音質や音像が凄いことになっていて聴きながらビビる。

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朝から仕事で使うラチェット用のソケットを買いに隣町にあるホームセンターへ行く。週末にひとつ失くしてしまった。ホームセンターへの道のりは3年前に入社した前職と同じでもあり、1年半前までは毎週末通っていた道のりでもある。
もはや感傷的な気持ちはなくなって懐かしい気持ちになりながら歩く。駅前にあったスーパーが閉店して更地になっていたこと以外は何も変わらない街並み。
ソケットを購入して駅前にあるショッピングモールで食料品と鍋を買い込み帰宅。

昼寝してからSPIの勉強。もはや頭いっぱい。

ケンモチヒデフミ「沸騰 沸く〜Footwork」「たぶん 沸く〜Townwork」を聴く。ケンモチさんのソロも好き勝手やってて楽しい。ヴォイスサンプルによる暴力がたまらなく好き。

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