Vol. 9 「気が利く人」
開いてくださりありがとうございます。宜しくお願いします。
コミュニケーション能力が高い人、人間関係の構築が上手い人、人から信頼される人、人から愛される人。これらの人々に共通している点は、「全てのことに気を利かすことができる」という点です。
そして、「気が利く人」というのは、人生の幸福度が高い人々が多いです。
アメリカ、ハーバード大学が「人生を幸せにするのは何か」というテーマで研究を行なった結果、最も大きな要因は、「良い人間関係を構築すること」でした。実際に、過去二度に渡り「世界幸福度調査」で1位に選ばれたフィジーの世論調査では、「人との人間関係を、お金や地位より大切にしている」と答えた人が全体の9割を占めていました。
「気が利く」という能力は、他者との良い人間関係を構築する上で欠かせません。そこで今日は、気が利く人の特徴をまとめてみました。
1、靴まで気を利かす
人と会った時に、目線の一番下にある「靴」にまで手入れが行き届いている人は、細かいところまで気を利かせることができる人です。
靴は人の性格を顕著に表すと言われています。キレイに手入れされた靴を履いている人は誠実であり、かかとがすり減っていたり紐が傷ついている靴を履いている人は大雑把であるというデータがあるくらいです。
私自身も、靴を磨くことで自分自身を磨き、細かなところまで気を利かせることができる人になりたいと思います。
2、圧倒的な準備力
「準備力=成功力」
この等式は成り立つと私は思います。気が利く人というのは、常に不測の事態を想定し、二の手三の手を用意しています。前準備をどれだけ入念に行うかで、仕事やスポーツの成功率は変わってきます。
私はテニスをやっていますが、強い選手というのは必ず、上手くいかない場合のプランBを持っています。思ってた以上に相手のボールが速くて重い、いきなり強風が吹いてきたなどの変化が起こっても、慌てることなく、何事もなかったかのようにやりのけてしまうのです。
ソフトバンクグループCEOの孫正義氏は、「たいてい四重五重は常に準備している。それでも足りないと思うとき、たとえば大勝負のときなどは七重から八重の構えが必要だ」と述べています。まさに最強の準備力です。
3、自分を戒める
気が利く人は、何か不祥事が起こった時に、相手や周囲の環境に文句を言うのではなく、まず自分を見つめ直します。
気が利く人は、相手や環境を変えるためには、まず自分が変わらなければいけないと言うことを理解しているため、常に自分は何ができるだろうと考えます。その積み重ねが、結果的に自分ができることの領域を広げ、相手や周囲の環境を変えることができます。そのような人々が、周りの人々から信頼されるのです。
問題が起こった時に、不平不満や、愚痴をこぼしてしまう人は、周囲に気を遣えていないため、周りから信頼されることはありません。
「気が利く人」の特徴として3点、「靴まで気を利かす」「圧倒的な準備力」「自分を戒める」を紹介しました。世の中の構成上、自分のことしか考えることができない人は、価値の低い人と見なされます。特に日本のような「和」を重んじる国では、他者への気配りは非常に大切な要素です。「気が利く人」が増え、世界中の人々の幸福度が高くなることを私は願っています。
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