大企業のマネージャーの方必見。複業による越境体験の価値と可能性
みなさんこんにちは。「協働」を通じて、日本に熱を生み出したい!
㈱協働日本 広報担当の山根です。
今回は、協働日本で地域企業に対して、技術や品質管理のプロとして、また海外赴任の経験を生かした知見で支援を行っている山本竜太(やまもと りゅうた)氏をご紹介いたします。
ハウス食品(株)の開発研究所で、技術戦略策定やリソースマネジメント、開発業務の支援全般を担っている山本氏。その中でも、組織活性化や人材活用、人材育成に興味があり、重点を置いて取り組んでいるそうです。
海外赴任から帰国した年から、協働日本での活動に参画された山本氏に、実際の地域企業とのプロジェクトを通じて感じた変化、得られた気づきや学びを語っていただきました。
noteではそんなインタビューの一部分をご紹介いたします。
クリエイティブで活気あふれる組織づくりを。新しい部署での挑戦を楽しむ。
現在は、ハウス食品の開発研究所で、技術戦略策定やリソースマネジメント、開発業務の支援全般、システム管理など行う部署を担当している山本氏。研究所が必要とするサポート全般を担っている何でも屋のようなポジションなのだそう。
元々技術畑で品質保証の仕事をしていた山本氏は、2018年から2022年5月まではアメリカでの赴任を経験。現地のグループ会社で食品安全システムの改善や品質保証体制の構築などに取り組んでいました。
帰国後、現在の部署に配属。組織全体がクリエイティブで活気にあふれていてほしいという思いから、組織活性化や人材活用、人材育成に重点を置いているそうです。
新しい業務では長年の経験や知識をそのまま活かすことはできませんが、活気あふれる組織作りへの挑戦を楽しんでいます、と笑顔で語ってくださいました。
自分の専門領域の強みを活かし、地域企業の想いに応えたい。事業視点を鍛え、新たな視点を持つ───自分のためにもなる活動。
そんな山本氏が協働プロとして参画されたきっかけは、アメリカ赴任からの帰国後のタイミングで、協働日本代表の村松と会話する機会があったことだといいます。
協働日本の理念や独自のスキームの話を聞き、協働プロとしての活動にも誘われた山本氏。強く共感しながらも、はじめは「ずっと技術畑にいた自分が、役に立てるジャンルがあるのだろうか?」と思って、自分が協働プロとして活動する一歩を踏み出せずにいたのだそうです。
一方で、長らく専門であった品質保証・技術面の仕事から、全く違う業務の部署に異動になっていたこともあって、自分の専門能力をもっと発揮して何かに貢献したいという想い自体を胸に秘めていた山本氏。
「協働プロとして、そのスキルを地域企業のために活かせるチャンスかもしれない。また、協働を通じて事業視点を鍛え、新たな視点を持つことで、幅広い業務を担う本業に活かせることも多くなるのではないか」と、協働日本に参画することで、地域事業者にとっても、自分自身にとっても、本業にとっても三方良しの影響があるかもしれないと考えたことが、一歩踏み出すきっかけのひとつになりました。
勇気を出して一歩を踏み出すことが、地域そして日本を元気にしていく。
悩みながらも複業として協働プロの活動をスタートされ、実際に伴走支援を行い、自分の変化も感じるようになったと言う山本氏。ご自身と同じような大企業のマネージャー職の方々に、地域企業との関わり、異業種のプロジェクトに関わる越境体験の価値についてお伝えするとしたら、どのようなお話をされたいかを伺うと、「大変な側面もありますが、得られるものも大きい」と答えてくださいました。
普段と異なる人々と仕事をすることで、新たな考え方ややり方に触れることができたり、業界や事業規模の違いに関わらず普遍的な共通点を見つけることができたりする───こういった気づきや新たな視点は本業にも活かすことができるといいます。
経営者とのコミュニケーションは「会社員」の立場で働いている方には貴重な機会であり、自身の仕事へのモチベーション向上にもつながります。
複業は本業との両立が必要ですが、協働日本ではオンラインを中心にプロジェクトを進めることができるため、調整がしやすいメリットがあります。
「自身の成長と本業への活用ができる越境体験を通じて支援を行うことで、大きなメリットがあります。協働日本ならではの素晴らしいモデルです。
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみて欲しいと思います」と笑顔で語ってくださいました。
そして最後に、協働日本のこれからの展望についても山本氏からのメッセージをご紹介します。
山本氏からのメッセージ:「協働日本の取り組みが広がることで、日本が元気になってほしいと思います。日本人に多いなと感じるのは、「正解を言わなくちゃ」「完成度の高いものを出さなくちゃ」という感じで、なかなか一歩を踏み出せない方です。海外では、他人からの評価など気にせずに、自分の考えをどんどん発信していく人が多い。また、とりあえずやりながら、ダメならどんどん修正していくという実行力やスピード感がありました。結果として、ゴールに早く辿り着く。どれだけ能力があっても踏み出さないと何も進まないので、このままでは世界の中でも遅れをとってしまうのではないか?という危機感があります。
そんな中でも、地域には熱い想いを持った経営者がいて、でもそれを実現するリソースが足りていないからこそ、一歩を踏み出せていない。そして専門能力をもっと発揮したいと考える都市人材もいる。この両者をマッチングさせることで、着実に一歩ずつ進んでいくんじゃないかと思います。この協働日本のコンセプトは本当に素晴らしいなと参画してますます感じているところです。
勇気を出して一歩を踏み出すことで、地域そして日本が元気になっていく。さらにそこから世界に飛び出していく企業もあるかもしれません。そしてその中で人としても成長を実感できる社会が広がっていくといいなと思います。」
協働日本の取り組みに興味のある方、ぜひお気軽にお問い合わせください。
山本さん、ありがとうございました!
▼インタビュー全文はこちらから
VOICE:山本 竜太氏 -専門能力を発揮して、誰かの役に立ちたい。本業にも還元できる「複業」の経験-
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