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「私が書いた理由」共同通信・47リポーターズ

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共同通信が配信している深掘り記事「47リポーターズ」について、執筆記者が取材の経緯や記事に込めた思いを語ります。
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#徳島

ふとしたきっかけで踊り子に…県外出身の私たちが心奪われるまで

■「にわか連」に心奪われはじめまして。「踊る阿呆」の伊藤美優です。昨年4月から共同通信社徳島支局で記者をしています。皆には「デイジー」と呼ばれますが、なぜかは分かりません。 私が初めて阿波おどりを見たのは、昨年の春でした。入社式で初任地が徳島と伝えられ「阿波おどりと渦潮…?ワカメ?」くらいの知識しか持ち合わせていなかった私は、ひとまず引っ越してから1週間後にあった「春の阿波おどり」というイベントに行ってみました。 「わ~これが阿波おどりか~楽しいな~♪ヤットサー♪」 「

コロナ感染者立ち寄りで店名公表された老舗「王王軒」のラーメン食べてみました!『“今更”記事にした理由』番外編

こんにちは。高松支局の牧野直翔です。 先日、徳島支局の米津柊哉記者とともに、47リポーターズで記事を書きました。コロナ禍の中で徳島県のラーメン店「王王軒」が、感染者が立ち寄ったとして県に店名を公表され、風評被害に遭った出来事を取材したものです。 こちらの大阪支社note上でも、米津記者が取材の経緯や背景を振り返った記事を執筆しました。 突然ですが、私は大のラーメン好き。讃岐うどんを差し置いて横浜家系の総本山である「吉村家」の全国でも5店しかない直系店舗「高松家」だったり

なぜ“今更”この問題を記事にしたのか。『感染者が立ち寄った店』知事のひと言で客は消えた…老舗ラーメン店主の絶望 を取材した記者が答えます

1月に共同通信が公開した記事「『感染者が立ち寄った店』知事のひと言で客は消えた…老舗ラーメン店主の絶望 行政のコロナ対応は本当に妥当だった? 今考えたい感染症対策」に、SNSで寄せられたコメントです。 たしかに、この記事で取り上げたのは、コロナ禍初期の2020年に当時の県知事が感染者の立ち寄った店名を公表した出来事です。なぜ、今この記事を出そうと思ったのか-。 ■ ラーメン店の敗訴こんにちは。徳島支局の米津です。高松支局の牧野記者とともにこの記事を担当しました。 新型コ