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寧楽共働学舎 春がやって来ました!
今年は雪が少なかったので春が早いです。いつもの春と違うのは2月から北海道でコロナウイルスの感染者が多く出たことです。コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、2月28日には北海道知事から「緊急事態宣言」が出されました。そして2月28日から3月19日までは、不要不急の外出を控えること、多くの人が集まる場所は避けることなどが求められました。そのため、毎月多くの豚肉を購入していただいている友の会の集会ができなくなり、いつもは友の会でやっていただいている肉のカットや挽き肉づくりなどを全て寧楽の工場で行うようにしました。幸いにして北海道でのコロナウイルスの感染はほぼ収束したようで、留萠管内での感染者は出ていません。寧楽では、手洗いやうがいを良くするようにして、アルコール消毒の徹底などのコロナウイルス対策をしています。
現在、世界中でコロナウイルスの感染が拡大して多くの方が亡くなり、また経済への打撃も大きいことから大変な状況がこれから続くと思われます。それでも自然の営みはいつもと変わりなく、慰められます。先週はフキノトウが顔を出したので、さっそく春の楽しみであるフキ味噌や天麩羅でいただきました。
今年の大きな仕事である、豚舎外壁の改修作業も始まりました。外壁全体に断熱材を追加して、豚舎の結露を防ぐようにして豚舎の耐用年数を伸ばします。豚たちにとっても、冬でも寒くない過ごしやすい環境になります。
野菜の苗を育てるための踏み込み温床づくりもやりました。米ぬかと水を撒きながら、落ち葉と稲藁、豚糞をサンドイッチ状態になるように重ねて、足でしっかり踏み込みます。発酵して温度が上がってきたら、ナスやトマト、万願寺とうがらしなどの種を蒔いて、苗を育てます。
まわりの水田には渡り鳥のハクチョウもやってきています。昨日の夕暮れには寧楽共働学舎の上空を100羽以上ものマガンがカギ(鍵)になり、サオ(竿)になり、飛んでいく姿も見られました。これから賑やかな季節になっていきます。