きょうだい会主催で実際自分に起こった効果
きょうだい会(自助会)を主催し三年目、参加人数は少ないけど、色々と見えてきた部分、実際自分に起こった効果について書きます。
1、孤独感が軽減
全く無くなったとは言い切れないが、かなり軽減しました。
40を過ぎ、独り身だとかなり肩身の狭い思いをするのがこの日本社会。ましてや婚姻歴無しとなると、露骨に疑念の眼を向けられる、或いは言葉に出されることもしばしば。身近な友人知人から、初対面の方まで。
社会的信用すら疑われるという、結婚がかなりハードルの上がる男性きょうだい児にとっては、本当に生き辛く、孤独感に拍車をかけるのが結婚です。
以前はショッピングモールで小さい子供がいる家族連れを見るのが辛く、土日に行くのを避けて平日に行ったりしてました。
他にも定型発達の兄弟姉妹が仲良くしてる場面、特にいとこや両親の兄弟姉妹が仲良くしてる場面も見れなくて、血縁者の冠婚葬祭が居場所が無いように感じ、本当に辛かったです。
周囲の心無い、嘲笑うような『あんたまだ結婚せーへんの?』や『女の作り方教えたろか?』的なアドバイスにいちいちイライラしていました。
今も腹は立つけど、少しは言い返せる、ましてやきょうだい児の男性で結婚は無理でも彼女や遊ぶ女性にはそこまで苦労はしないんじゃないか?と思っています。要は真剣に向き合うと、きょうだいの存在で結婚がダメになるから、言い方は悪いが適当にせざるを得ないのが本音。距離感を置いた付き合いは、この歳になると結構需要がある、婚姻歴無しの独り身の中年男なんてレア中のレアで、コミニケーションに問題無ければ女性から興味持たれることが増えました。
まぁそれはそれで孤独感は増したりしますが、、、
2、希死念慮が無くなった
これに関しては軽減というより無くなりました。一切ありません。孤独感が軽減したのがかなり大きい。
自分と同じ立場の人の話を聞いて、自分より大変な人が居るんだと感じたり、反面教師で学んだり。結局自分で自分を傷つけても何の得にもならない。
ましてや他人を傷つけるなんて以ての外。
結局楽しまな損に行き着く。
やりたい事やって、日々楽しく生きて行きたいなと思うようになりました。無理せず肩の力を抜く。深呼吸して冷静になる。とか良く言われるけど、希死念慮強い時期は無理だった。
少し生き辛さの扉を抜けかかってる今ならその意味がよく分かります。
3、適正、適量がわかる
未だに暴走しがちになるけど、腹八分目が何となくわかるように。
食べ物、酒だけでなく、行動についてもそう。仕事や趣味もやり切るんではなく、
『ちょっと物足りないな』
くらいにセーブしておく
以前なら
『疲れへんの?』
と言われ、そういやしんどいかな?と思ってました。病気にもなりやすかった。エネルギーが枯渇した状態で暴走するから、メンタルも体力も無駄に消耗してたと思います。
今はダラけてるのがちょうど良い。
お金も稼ぎたかったけど、開業した今、稼ぐにはその分労力が要るし、精神も疲弊する。独り身の私がガムシャラに働いて大金稼いでも、よくよく考えたらあまり使い道無いなと。
それなら趣味に没頭したい。
とまぁこんな効果がありました。
しかしながらみんながみんな同じ感じになるとは言えない。
私はここまで来るのに三年かかりました。
数ヶ月で到達する人も居れば、10年以上掛かる人も居る。ずーっと気付かない人も居る。
自助グループに参加して治るとは限らない理由は、気付かない人は一生経っても無理なんです。
答えをファシリテーターが知ってても、参加者にそれを説いても、本人が気付かないと意味がない。
きょうだい会は医療の場では無く気付きの場、他人では無く、自分で自分を助けるセルフヘルプの場だと言う事。
これも理屈があったり、何かタイミングが合ったんではなく、気付いたら腑に落ちていた、孤独や希死念慮が無くなっていた感じです
まだまだ道の途中、わからない部分も沢山ありますが、これからも細々ときょうだい会を主催しながら気付きを得たいと思います。
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