KBS仮想ドラフト2024年春(注意事項を必ずお読み下さい)
こんにちは!京大野球協会です。去る2024年6月8日に、現役生とOB有志の皆様で2024年度の仮想ドラフトを実施しましたので結果と振り返りを報告いたします!今回は仮想ドラフト初参加の新入生にも参加してもらいましたが、彼らも素晴らしい指名をしてくれました!
ルール
基本的には実際のドラフト会議と同じく1位はくじ引きで、残りは完全ウェーバー方式です。ウェーバー順は6/1時点での順位に基づき、
西武→ヤクルト→オリックス→中日→楽天→DeNA→日本ハム→阪神→ロッテ→讀賣→ソフトバンク→広島
となっています。また、「120人ルール」なるルールを設けており、高校・大学・社会人(クラブチームを含む)から計120人が指名された時点でこれらのカテゴリからの指名は終了となります。
注意事項
さて、これまで弊協会での仮想ドラフトの結果はX(旧Twitter)において画像により公開しておりました。しかし、近頃「仮想ドラフト」というコンテンツの規模が大きくなり選手本人や親御様等の目に触れる機会がかなり増えてきており、それに対してあまり良い心地はしないというケースがあります。
そこで今回からはこのようなnoteというクローズドな形で公開することと致しました。つきましては、本仮想ドラフトの感想等をSNS(主にX)で投稿する際には必ず指名・非指名に関わらず選手が特定できるような形での投稿(有り体に言えばパブサに引っかかるような投稿)はお控えください。
いつも多くの感想を頂き大変ありがたいので感想の投稿は大歓迎ですが、上記のことに留意の上でお願いします。
また、指名表(特に育成指名)や担当者の評価は見る人によってはセンシティブな要素を含むのでご覧になる際は自己責任でお願い致します。
支配下指名
指名表
支配下指名の指名表がこちらです!なお、
右投手→赤
左投手→ピンク
捕手→青
内野手→黄
外野手→緑
のカラーリングにしてあります。
金丸夢斗(左投・関西大)選手が4球団競合、宗山塁(内・明治大)選手、石塚裕惺(内・花咲徳栄高)選手、西川史礁(外・青山学院大)選手が2球団競合でした!
以下、各担当者の指名方針や振り返りです。書式はバラバラですがご了承ください。
西武
投手
昨年大量に指名し、先発はそんなに劣っていないので優先順位は低め
リリーフは森脇が復帰したとしても病み上がりなので欲しいかも
捕手
古賀が順調で柘植炭谷も控えとしては悪くないので優先順位は低め
ただ頭数は足りない気がするので1人は欲しい
野手
上も下も使いたい選手が全然足りてないので完成品も素材型も欲しい(NPB全体で野手が育ちにくくなっていることを考えると完成品の方がいいがあんまりいないかも)
指名振り返り
入札:宗山塁→ハズレ1位:渡部(大商大)
外野がヤバいばっかり言われているうちに内野の方がヤバくなりつつあったので、1位指名はTier1の大学生野手(内野優先)で。Tier1は宗山,西川史,渡部で、ハズレ1位のクジを外していたらTier2の柳舘,佐々木泰,麦谷(佐々木,麦谷は既に指名されたけど)の予定。
2位:今坂(大院大高)
現代のNPBでは高卒野手が育ちにくいと個人的に思っているため高卒野手はあまり指名したくなかったが、指名するとすればスペシャルな選手を上位で、という思いで指名。走攻守すべてにおいて魅力が伝わりやすい選手だが、なんとなくプロでは2Bになりそうな気がするので、石塚が残っていれば石塚にしたかも。もうちょっと短期的な視点で2位柳舘の方がよかったような…。
3位:中津(法政大)
宗山を指名できなかった場合浦田か中津を3位で指名する(もし両方消えていればこの枠は泣く泣くスルーするか下位で2Bのヤマハ宮崎を指名)予定でした。どちらも1年目からある程度出場機会を確保できそうなSS。
4位:寺西(日体大)
将来の先発候補。怪我歴が不安だが能力は上位クラスのはず。同じく上位クラスと考えていた岩崎,徳山,伊原と迷ったが岩崎はかなりムラの大きいタイプなことが不安で、先発左腕は今間に合ってる(というよりは、将来出ていきそうな先発が右腕3人)のでスルー。
5位:竹内(立命館大)
ハズレ1位で渡部を獲得したため指名予定ではなかったが残っていたので。今春首位打者で長打力もないわけではない(今春は少ないけど)し、CF守備という点では渡部より通用しそう。直前でごっそり消えたけどもし残っていれば内野のスラッガー組も一応考えていた。
6位:稲葉(シティライト岡山)
即戦力リリーバーが欲しく色々候補を考えたが、マスカットのガンが脳裏に浮かんだ。最速154km/hの直球は球威も十分あり、NPBでも1イニングなら通用するはず。
7位:森川(神戸学院大)
頭数の問題で捕手を1人指名しておきたかった。推しだから指名したのはあるけど、今春の成績は支配下を標榜してよい水準。
8位:清原(慶応義塾大)
清原ジュニアだからというのもあるが、中高6年間野球をしていないのに東六で並の成績を残せるのは才能がある故だと思う。
総括
もうちょい即戦力欲しかったけど気づいたら素材型多めの再建期真っ只中みたいな指名に…。
ヤクルト
方針
先発は22年ドラフトの吉村に加え23年の投手ドラフトでローテ候補を複数獲得。一方で中継ぎは依然課題で宮川も嘉弥真も戦力になっていない。清水も投げ過ぎでダメそう。
捕手は内山とか鈴木とかいるので優先度低め。山田の劣化と村上のアメリカ行きという不安要素のある二塁と三塁は補強したい。外野もサンタナの流出や塩見のケガの程度を考えると欲しい。全体的に右打者が全然いない。
1位 西川(青山学院大)
右打者で外野で中軸タイプ、本拠地にも慣れているという点で補強ポイントに最も合致。クジ外れても渡部聖弥がいるので競合OK。
2位 柳舘(國學院大)
全体14番目ということもあって良さげな大学生が残ってれば投手野手問わず指名しようと思っていた。投手では坂口とか児玉とか残っていたが村上が抜けた後のサードを優先した。もし佐々木泰が残ってればここで指名していた。
3位 高尾(広陵高)
ヤクルトの近年の投手指名がかなり即戦力寄りなので今年あたり上位で高校生投手でも良いと思う。あまり投手の身長関係なく指名するイメージがあるヤクルトにも合うと思った。
4位 吉田(西濃運輸)
全体的に左投手不足なので左の先発候補を補強。高卒4年目なのでまだ伸び代も大きい。JABA岡山あたりから急成長した感じなので都市対抗を経てどう評価が変わるか分からないが、現時点での順位としてはこのあたりかなと。
5位 木下(KMGホールディングス)
右の勝ちパターン候補。KMGでは先発だが、ショートイニングでスピード上げたら面白そう。速球派の割にコントロールも悪くない。
6位 桑原(中京大)
春日井で中京大の試合見たときに印象に残ったので指名。長打打てる中軸タイプの二塁手ということで山田の後継候補として補強ポイントに合致。守備範囲も結構広いのでNPBでも二塁で問題なく守れると思う。
7位 中島(茨城トヨペット)
左の即戦力中継ぎとして想定。仮想当日の太田でも登板していたが、前日の試合で完投したとは思えない球威の真っ直ぐを投げてた。三振取れるので火消しもできそうだしフォームが見づらいのでワンポイントでも使えそう。
オリックス
【投手】
先発は山本・山﨑の穴や宮城・山下の離脱はあるものの外国人やルーキーでなんとか凌いでいる印象。その上で齋藤・椋木と近く出てこれるプロスペクトがいる。とはいえ山下や宮城のMLB移籍の可能性を考慮すると枚数を増やしておくことは必要だし、山本の穴を埋めることもできれば良い。
中継ぎは3連覇を支えた山崎・宇田川・阿部を筆頭に全体的に疲労が見えているので補充したいところ。
あとは全体的に左腕が手薄なので迷ったら左腕のつもりで臨んだ。
【捕手】
支配下捕手が6人でそのうち1人は頓宮、もう1人は森なのでシンプルに枚数不足。福永があまり出てこれてないことも考えるとプロスペクトも堀しかいないのでここは補充必須と考えた。カテゴリとしては高校生で堀にぶつけるのもありだが、比較的急を要するところだと思うので大学生の最上級or社会人にしようとした。
【内野手】
二遊間は紅林が核としている上に、太田がレギュラーを掴めそうなところにいよいよきて、そこに野口や宜保も控えており西野(今はレギュラー掴んでるけど)や山足とバックアップも問題なし。横山も思ったより早く出てこれそうなのでここは優先度は低め。強いて言えば横山にぶつける若手といったところか。
コーナーもセデーニョが長くいそうで、下には内藤が控えており、紅林がいる間は横山も使えるのでそこまで急務ではなさそうと考えた。
【外野手】
中川がいるものの、西川福田杉本と高齢化が否めない。一方で若手も杉澤・元・来田・池田と枚数はいるが、上記の内野手ほど掴みかけられているわけでもない。このメンバーにぶつけつつ、また杉澤以外が主に両翼であることを考えると大学生or社会人のCFを任せられる外野手は獲ってもいいところ。さらに下の年代はシンプルに数がいないのでデプス的にこちらも獲れたらと考えた。
【支配下】
1位 金丸夢斗×→小船翼 (RHP 知徳高)
今年のBIG4のうち野手組は前述の通り1位を割くほどではないと思ったので、山本由伸の穴を少しでも埋められる可能性のある金丸と中村に絞り、左腕かつ地元の金丸に入札。当然外したので、プロスペクト投手の枚数を増やす方向にシフトチェンジした。大学生の次のラインの投手は同じようなレベル感の選手が既にいることと、ウェーバーが早いことを考慮して、高校生の小船をチョイスした。山下を育てたオリックスなら大丈夫だろう。
2位 佐藤柳之介 (LHP 富士大)
手薄な左腕のプロスペクトの補強。今季はやや不調気味だったようだが、直球の強さと出どころの見えづらいフォームはやはり魅力かと。
3位 清水智裕 (C 中部大)
大学生の最上級の捕手となると彼かなということで。3位後半まで残ってるかビクビクしてましたが残ってて良かった。残っていなかったらもう少し後で日生の石伊いくつもりだった。
4位 有本雄大 (RHP ヤマハ)
中継ぎの補充枠。4月に太陽が丘で見たときに1人だけ1つレベル抜けた球威の直球で、変化球もしっかり落ちていたので印象は良かった。先日岡崎で155も記録したそうなので楽しみ。
5位 寺岡丈翔 (OF 徳島インディゴソックス)
現在四国ILの三冠+盗塁王で絶賛大無双中の外野手。打点ではリーグ独走、去年井上絢斗が記録した打点を前期だけで超えてしまったぐらいの無双具合で、全然支配下あると思う。CFなところが【外野手】で述べたところにフィットするし、3Bも練習中なので内藤たちが出てくるまでの繋ぎとして機能する可能性もある。
6位 福田修盛 (OF 阿南光高)
デプス強化で高校生の外野手。恵体からの打球にセンバツで惚れた。繋がりの深い大阪桐蔭から境も候補だった。
中日
〇現状
暗黒時代が継続中。若手の台頭はありつつも再びAクラスに返り咲くのには物足りない。
〇補強ポイント
ここ数年の獲得選手は世代トップクラスの好素材が多いが、補強ポイントとのズレや起用の一貫性のなさによって生かしきれていないのでまず監督の交代が最大の補強ポイントだと思う。戦力的には、打者では得点・本塁打数の少なさから長打力のあるポイントゲッターを、投手では4枚目以降が定まらない先発・登板過多気味の救援の両方に即戦力を補充しつつ全体的に次世代のスターになれるプロスペクトも供給したいところ。
✕1位 金丸夢斗 LHP 関西大
高橋・仲地・根尾とプロスペクトが多い右腕に比べて小笠原以降が育たない左腕であり、そもそもの枚数が少ない先発の即戦力となれる逸材が欲しかった。
✕外れ1位 渡部聖弥 OF 大阪商業大
〇外れ外れ1位 モイセエフニキータ OF 豊川高
金丸外したら渡部>モイセエフ>麦谷の順で外野補強を予定。即戦力性から渡部に入札するも結果的には少し時間がかかりそうだが手薄な左打ち・プロスペクト・スラッガー型のモイセエフの方が美味しい気がしてきた。
2位 坂口翔颯 RHP 國學院大
1位OFの場合は残ってる中で1番良い投手へ行く予定だったので実質1位クラスの坂口を迷わず選択。前からでも後ろからでもすぐ戦力になれそう。
3位 箱山遥人 C 健大高崎高
味谷・山浅がいるとはいえレギュラー格は全員30↑で一軍に加藤が出ているという異常な編成を見るともう1人若手捕手がいてもいいのでは?という判断。二遊間をドラフトで多く獲ってきたおかげで変なところで余裕のある指名ができる。
4位 森翔太郎 IF 中部学院大
層が厚くなった俊足巧打の二遊間系に比べてパワーのあるコーナー野手の補強は得点力改善のためにも必須。2〜3位で柳舘が欲しかったが出てしまったので残っている中でより守れそうな森を指名。打撃の爆発力では城西大・坂口が上な気もするが、元ショートの守備力は監督が好みそう。
5位 菊地ハルン RHP 千葉学芸高
流行りのデカプロスペクト投手。小船、川勝、清水が既に出ていたので残っている中で一番ロマンある選手を選択。
6位 杉本壮志 LHP 日本製鉄瀬戸内
目の前で贔屓チームを完封して都市対抗出場を攫われて腹が立ったので指名。大学時代と比べて安定感が増しており、金丸クジ外しで埋まっていなかった先発左腕の枠として期待できる。この順位帯の社会人はオタクが好きそうな素材型より安定型が指名されたりするのであり得ると思う。
7位 安徳駿 RHP 富士大
パワー系即戦力投手。救援陣のテコ入れにしたい。あわよくば先発も任せたい。
金丸→渡部or麦谷orモイセエフ→柳舘→清水みたいなのを思い描いてたけど全体的にこれをこじんまりとさせた感じの指名になりました。ネームバリュー的な物足りなさは残るも悪くは無いと思います。
楽天
・戦力分析
先発投手は早川、荘司、内が台頭し、古謝、松井友なども控えていて一定の若返りには成功している。救援も鈴木翔、渡辺翔がいて、坂井、日當、大内も将来的に控えていることを鑑みればそれほど優先度は高くなさそう。素材型と即戦力を1人ずつ補強出来たら喜ばしい。
捕手はそもそも支配下捕手が5人しかいないので、1人は確保しておきたい。
内野は浅村の後継者となる強打者は必須。加えて、鈴木大地、阿部、伊藤裕、小深田とユーティリティプレーヤーが多い割に、遊撃を本職とするのが、村林と入江と山崎剛しかいない。入江と山崎剛もなかなか定着しないことを考えると村林のバックアップも踏まえて遊撃手はほしいところ。
外野は辰己と小郷の活躍が目立つ一方、島内と岡島が高齢化し、武藤や前田や吉野の定着にはまだ時間がかかりそうなことを踏まえるとやや駒不足感がある。
これらを踏まえて、全体的にバランスのとれた指名がしたいといったイメージで臨んだ。
・1位 宗山(明治大)
先述の通り、遊撃手が欲しかったので指名。レベルの高さから村林をコンバートして負担の軽減もできそうな逸材と思う。
・2位 山口(仙台育英高)
ポテンシャルの高い素材型投手を指名。将来性ある高校生投手が1人欲しかったし、個人的にかなり期待しているので上位で指名に踏み切る形に。
・3位 吉納(早稲田大)
先述の島内岡島の後釜枠。島内のような中距離ヒッターになってくれたらいいかなという思いで。
・4位 岩崎(東洋大)
即戦力の大学生投手を1人は確保しておきたかったのでこの順位で。日体大の寺西も狙っていたが取られたのでこちらを指名。
・5位 宇野(早稲田実業)
浅村の後継者として最適かなと。持っているポテンシャルは高そうなので期待しているが、楽天の長距離砲の育成力にやや不安が…
・6位 石伊(日本生命)
先述の捕手補強。上位を割く余裕はないので、残っていた中でトップレベルの石伊に。個人的には健大高崎の箱山が結構欲しかったが断念。
DeNA
○戦力分析
今永とバウアーの退団はあまりにも痛いが、大貫とケイが踏ん張っている。4番手以降はかなり怪しいので上位に進出したければここは強化したい。二軍のイニング上位に先発投手がずらりと並ぶのは昨年も同様だったが、育成方針がはっきりしているのは良いと思う。ただ、本来は一軍にいてほしい投手と、まだ一軍投入には早い投手とに綺麗に分けられてしまい、苦しい一軍のローテーションを助けられるほどではないように思う。
リリーフはここ数年のDeNAの強みであったはずだが、勤続疲労のためかやや翳りが見える。二軍でもリリーフ要員として成績を残せている若手は少ない。手を入れる必要はあるだろう。
捕手では山本の成長が著しく控えも厚い。二軍には松尾がいて盤石。あえて指名する必要はない。
遊撃はここ数年ずっとウィークポイント。森敬斗に期待はしたいがチャンスを掴めずここまで来ているだけに刺激があってもいい。林と石上は二塁手と見ている。牧の代わりにはならないが、牧離脱時の二塁手が大和とかなのはさすがに良くない。一三塁は現時点でも一定程度の火力があり、少し先を考えても一塁には筒香か佐野を回し、三塁には井上を使えそう。
筒香の復帰でファイヤーフォーメーションがデフォルトになりつつある外野は守備面での不安が大きい。蝦名のセンターもやや辛い。梶原や度会もそういうタイプではない。桑原が守ってくれるのが一番いいが、打撃が隔年なのと意外と年齢が高いのが問題。
○作戦
直前まで1位は宗山に入札し2位でそこそこの投手を指名するつもりだったが、「2位指名に相応しい即戦力級の投手っていなくない?」と思い至った。ならば1位で最上位評価の投手を確保し、2位以下でショートとしたほうがトータルの満足度が上がると判断。金丸は多くの球団で競合すると予想されたので、あわよくば一本釣りをと期待して中村に入札することとした。
この場合2位以下でショートを確保しないといけないが、先述のとおり二塁にはそこそこ人材がいるので、必要なのは「ショートとして勝負できる」選手。打ってくれるに越したことはないが、まずはプロのショートが務まるだけの守備力があることを重視したい。
あとは中村以外に投手が2,3枚とセンターが務まる外野手、打力のある内野手まで指名できれば嬉しいと想定。
○指名選手
1位:中村優斗(愛知工業大)
春季リーグの開幕戦を現地で観たが、「投手が欲しい」という球団がこの選手に入札しないのはおかしい、と思えるぐらいの素晴らしい投球だった。今春は40.2回で61K・3BB。愛知連盟の露出の少なさが大きな要因だろうが、ここまで騒がれないのが不思議でならない。まあそのおかげで一本釣りできたのはありがたいですが。
2位:浦田俊輔(九州産業大)
抜群の守備力と盗塁ができる脚を持ち、課題と思われた打撃でも今春はパンチ力を見せた。
正直2位指名は早いかなとは思うが、それは知名度の低さゆえに「戦略面でもう少し下の順位でも取れたかもしれない」というものであり、能力だけで言えば2位指名でもおかしくない。現地で見て惚れた選手なので何としても指名したく、そのために宗山を回避したまである。万が一にも指名できなければ、同じく守備力が非常に高い梅澤唯冬(中央学院大学)を指名するつもりだった。
3位:吉岡暖(阿南光高)
高校生投手は下位でも伸びてくるという考え方もあるが、やはりそれなりの順位で良い素材を確保したほうが成功率は高い(はず)。DeNAは剛球タイプというよりこういう筋の良い投手を好みそう。というか私の好みもそう。昨夏の時点で結構気に入っていたがセンバツでも大活躍。あまりスカウトの話を聞かないが進学先が決まっているのだろうか。
4位:福本綺羅(東海理化)
脚が速くてちゃんとセンターを守れる選手という意味では今年の候補でNo.1ではないかと思う。スポニチ大会の日本新薬戦で4安打1盗塁、強風の中でも安定した守備を見せてくれた。今年は改善傾向にあるものの、DeNAはチーム盗塁数が少なかったのでちゃんと走れる選手という意味でも必要なピースだと思う。
5位:森井翔太郎(桐朋高)
正直に言って予定外の指名。強打者が欲しいなとリストを見てみたが評価の高い選手は残っておらず(早実の宇野は前回指名したので回避)。本職はショートだとは思うが、素材として高く評価していた森井を指名することとした。二塁でも三塁でも、何なら外野でもいい。
6位:伊原陵人(NTT西日本)
高校時代からの推しのひとり。ドラフト解禁年の今年、課題だった球速が上がっている。先発ローテでも中継ぎで便利使いでもこなせそうなタイプ。都市対抗出場決定おめでとう。
7位:安岡拳児(広島経済大)
惑星最高の投手。今春の近大工学部戦、12奪三振1四球で完封勝利を収めた試合を現地観戦。今春の個人的最優秀投手に選出させてもらった。惜しむらくはその快投を見届けたスカウトが(多分)2球団しかいなかったこと。スプリットという明確な武器があるのがいい。球速がやや物足りないが、体格はあるのでプロ入り後に球速を上げられれば(徳山とか京山がムキムキになった球団やし)活躍の目は十分にある。あとは知名度だけだと思う。大学選手権での活躍を祈っています。
○総評
現地で見て気に入った選手を何とかしてねじ込みながらそれっぽい指名を組み上げるのはなかなか大変だったが、一応それっぽく仕上げられたのではないかと思う。だがあまりにも性癖が出過ぎて小粒な選手ばかりになってしまった気もするので、バランスを考えるのは大事だと痛感したところ。
日本ハム
・戦力分析
ホークスの戦力が圧倒的だが、あちらが稼いでる得点は守備偏重なことを踏まえると意外と数年以内に曲がり角が来るかも。ハムは魅力的な若手が充実しているので、2年後くらいにホークスが曲がり角に差し掛かった際に刺せるような準備をしておきたい。
ポジションとして、見栄え上は悪くないが怪しいのが先発投手。見るからに怪しいのが二遊間。但し、二遊間は水野奈良間上川畑で数年は誤魔化しが利きそう。逆に捕手と外野は充実しており直近で流出しそうもない。
・方針
上位は1年目から試せて将来表ローテを張れそうな先発と高卒の遊撃手に充てる。全体的にはバランスは取りつつ、2~3年後には優勝を狙えるように下位でリリーフの穴は埋めておきたい。
・1位 篠木(法政大)
石塚に入札。大学生投手は候補が沢山いるが一位を割ける二遊間は宗山か石塚しかいない。前述の通り二遊間は多少待てることを踏まえ、競合を避けて石塚にしたが…くじで外れた。まぁそんな気はしたけど…。
こうなると外れ1位はかなり難しいが、残っている大卒投手の中で一番先発として評価しているのを選びました。
・2位 森(桐光学園高)
他に欲しい投手が残っていたのでめちゃくちゃ迷ったものの、今坂が早々に消えたことを踏まえ、優先度を引き上げて確保。そこまで買っている訳では無いが、普通に守れているデカい遊撃手というのはやはり魅力的。紅林になれ。
・3位 児玉(青山学院大)
1位で石塚を取れた暁には2位で取ろうと思っていたので、嬉しい拾い物。前で使いたいが後ろからでも。
・4位 昆野(白鷗大足利高)
正直格別好きなタイプではないものの、既存の高卒投手がどんどん上で動員されそうな状況なので、二軍で数年回して育てる選手としていいかなということで指名。鎌ヶ谷を引っ張ってくれ!
・5位 荒巻(上武大)
下位でこの辺の属性の選手は欲しくなる球団多いよね。流れ的にこじっかりした大卒の内野手を取るならラストチャンスだなと思い、確保しました。既存の競争相手に勝てる気は正直していないものの、優勝を目指すなら戦力層の奥行きも必要。
・6位 扇谷(鷺宮製作所)
既存の救援陣はなかなか痛々しいので、手当てをしたい。極力コストをかけずに。性癖で選んでいる部分が大きいが、わかり易くリリーフっぽい投手で今年に入って良さそうな感じなので。
阪神
・方針
ピッチャーええように見えるやろ?でもなぁ、若手がまだまだアレやねん、去年アレ(ドラフト1位2位の下村椎葉が全然戦力になってない)やったやろ、ほんで実際二軍アレ(ウエスタンリーグで防御率悪い)やしなぁ、それに湯浅とかもうアレ(アカン)やし、そらそう(投手もちゃんと取らんとあかん)なるわ。おーん。左腕行かんでええのは楽やわぁ。
野手はサトテルと大山がアレ(打率2割くらいの不調で二軍落ち)やもん、そらそう(長距離打てる打者欲しい)よ。これは大変よ、おーん。近本もさすがにアレ(後継者準備せなあかん)やしなぁ。今いる若い選手がええんやけど、まだアレ(一軍定着には時間かかる)やしなぁ。(若い選手育つまでに繋ぎになる)ええの欲しいわ。おーん。
・1位 川勝(生光学園高)
はっきり言うてくじ引きやりたくないねん。川勝ええんちゃうか、大阪出身やもんな、ええ(高校生投手)の欲しかったし。そらそう(金丸とか宗山とか欲しいに決まってる)やけど、そんなもん、オマエ、、、(競合しまくって取れないに決まってる)
・2位 正林(神村学園高)
今年の甲子園でもあんな飛ばしよる。(センバツでのホームラン)ほんで肩も強いし足も使えるし、ええんちゃうか、最高ちゃう。5年後(のクリーンナップ)任せたいわ。
・3位 髙波(大阪ガス)
そらそうよ。
ショートもいけるしサトテルのケツ叩けるし中野の代わりも行けるし、そういうことやんか。おーん。
・4位 津嘉山(神戸国際大附高)
4位でこんなええ投手残っとるの、そら(この順位で取れるなら)そう(取るに決まっとる)よ。若くてええピッチャーほしかったしな、おーん。
・5位 柴崎(大阪経済大)
近本おらんかったときのセンターがほんまにこれは大変よ。どないしようか思っとったけど、(下位でセンターやってもらえそうな選手取れて)ええんちゃうか。
・6位 佐藤亜蓮(TDK)
社会人なってから150出すようになってええとこで投げるようになって、ええんちゃうか、おーん。大学のときから話聞いとってアレ(指名してみたい投手)やったんやけどな。すぐ行けそうな投手も1枚ほしかったしな。おーん。
ロッテ
○戦力分析
どの球団も、支配下枠70を投手と野手とで半々に使うか若干投手を多く抱える。現時点で70枠が埋まっている球団は無いので、投手が35人いれば多いほうだと思うが、ロッテはこの仮想の時点で支配下68人中投手は38人。明らかに投手が多い。質的に足りない(失礼)投手たちを上手く起用して強みにしている首脳陣の手腕は素晴らしいと思うが、投手の人数が多いということは野手の人数が少なくなるということであり、これで野手が質的に足りているのならまだ許せるが決してそんなことはない(失礼)。投手の人数を抑えて野手を多めに指名しようと考えた。
もう少し掘り下げる。そこそこの先発投手がそれなりに揃っているのはストロングポイント。二軍のイニング上位に美馬や二木が入っていてひっくり返った。育成も含めて若手投手の頭数は多いが使い物になっているのは田中晴也と中森ぐらいで、若手の伸びには若干の不安あり。
中継ぎでは益田や澤村がヘイトを集めるぐらいに起用されている。投手の数が多いのに何故そんなことが起こるのか。首脳陣の上手な運用でそれなりの数字にまとまっている。下位で社会人のリリーフ投手を指名して質的に補強したいが、上の年齢が渋滞しているだけに難しいところも。
捕手はここのところ佐藤都志也が頑張っている。松川は二軍でも打撃がしんどいが、寺地が打撃で通用するところを見せているのは嬉しい。
今年は内野シャッフルを敢行。目玉だったはずの中村と藤岡が残念なことになった一方で、友杉と小川が成長している。二遊間に厚みは持たせたいが、両コーナーのきつさからこれ以上目を背けることはできない。二軍は開幕からずっと育成ルーキー松石がショートで起用されている。その他も小粒な選手ばかりで寂しい状態。友杉と小川で凌いでいる間にスター候補の二遊間を育てたい。
高部の復帰、岡の覚醒で外野は何とかなっているように見えなくもないが、未だに荻野や角中に頼っていたり山口や藤原が思うように伸びなかったりで問題は多い。
○作戦
ロッテ担当に決まった時点では宗山を指名して友杉を二塁に回そうと思っていたが、そのあたりから小川が急成長を見せ二塁を奪取。友杉も好調で、敢えて宗山に特攻する理由が薄まった。同じショートで打撃に期待ができる高校生という希少性から石塚を初回入札とした。少ない左腕の補充かつローテに厚みが出る金丸も考えたが、個人的な事情で競合を避けたかった。外れ1位候補には石塚と同じジャンルから今坂幸暉を準備していた。
支配下は6人程度、上記のとおり既存の投手が多いので、投手2・野手4を想定。多すぎる投手の中で埋もれないように、中途半端なタイプではなく尖ったというか強みのある投手を指名したい。野手は石塚のほか、内外野の強打者と捕手を指名したい。
○指名選手
1位:石塚裕惺(花咲徳栄高)
先述のとおり競合を回避したかったというのはあるが、打撃に期待できるショートは非常に希少であり、1位に相応しい能力の持ち主だと評価。守備には若干の不安があるが打力で補ってほしい。クジに外れた場合は今坂幸暉を予定。こちらはより守備力に長けたショート候補と評価していた。いずれにしても、1位で次世代の正遊撃手候補を確保したかった。
2位:清水大暉(前橋商業高)
1位素材型野手・2位即戦力投手って形、美しいと思いません?私もそれを狙っていたんですが、上位候補だった選手が今春軒並み評価を上げられず、「2位で指名したい投手」が自分の中でほとんどいなくなってしまった。ということで素材型投手に方針転換。ギリギリまで今朝丸裕喜と悩んだが、より天井が高そうな清水をチョイス。佐々木朗希が近いうちに移籍してしまうので、代わりになりえるスケールの大きな投手を育成したい。
3位:井上幹太(金沢学院大)
早いなーと思いながら指名。坂口渉とどっちがマシか考えた。井上より上の評価の外野手は西川、渡部、モイセ、正林だったので順番としては間違えてないつもり。過去に現地で3試合見て全試合で結果を残しているので印象が良い。
4位:金渕光希(八戸工大一高)
投手もう一人はデプス埋め的に左腕が欲しい。この時点でリストに残っていた支配下評価の左腕は金渕のほかに徳山一翔、宮原駿介、洗平比呂ぐらい。現時点での実績では金渕が劣るものの、天井の高さを取ったような形。去年中継で見て良さげだった。
5位:坂口渉(城西大)
次のサード候補というと上田希由翔がいるが、その競争相手になり、あわよくばどちらかは一塁で定着してほしいという魂胆。坂口は今年現地でホームラン見た。大柄ではあるが高校時代は遊撃を守ったらしく、三塁守備の動きも悪くはない。森翔太郎、荒巻悠と悩んでいたので前後で指名されたのは焦った。
6位:笹原愛斗(九州共立大)
一定程度の打力と守備力を兼ね備えた捕手が欲しかった。そういう意味では3位で清水智裕を指名して井上を1巡下げても良かったなと思うが、今回はどうしても笹原を指名したかった。今春の福六を現地観戦し、同日に菊池壮真(九産大)と譽田貴之(福工大)も見たが、スローイングの強さと安定性は段違いだった。スローイングだけ取って見れば清水以上、今年の大学生で一番だと思う。
○全体の感想
概ね想定通りの指名ができたが、ロマンというか素材感というか、スケールの大きさ重視みたいな指名になってしまった。全体としてはそんなつもりはなかったが、各指名を振り返ると「より大きく育ちそうなほうを指名しよう」と考えたような気がする。自分がロッテファンじゃないから出来た指名だろうなと思います。
讀賣
方針
投手はここ数年の即戦力中心のドラフトや補強で改善しつつあるが、外国人頼みな部分は大きく補強ポイントであることには変わりない。捕手は大城がFA取得年で、岸田や小林がいるとはいえ即戦力の捕手を1人入れたい。野手は坂本、丸、長野、梶谷、立岡らの年齢や岡本のメジャー挑戦の可能性を踏まえ、コーナーと外野を中心に補強が必須。二遊間は安定しているので優先度低め。
1位 (×金丸→×渡部→)佐々木(青山学院大)
今年は左の先発が手薄な球団はとりあえず金丸で一択だと思う。外れ1位で両翼レギュラーとして渡部に入札。外れ外れ1位はスラッガータイプで補強ポイントの三塁手でもある佐々木。
2位 平嶋(大阪桐蔭高)
直近2年は支配下で高卒投手を指名してないのでそろそろ上位指名しておきたかった。高校生投手の個別の市場価値というか適正順位のようなものがあまりよく分からないが、スケール考えると2位指名もあり得る選手なのかなと思う。
3位 西村(東芝)
JABA京都の太陽が丘に巨人が4人ぐらいで視察してた。伊原も4人体制とか記事になってたので左投手は相当欲しいんだろうなと。高卒3年目だしJABAでそれなりに実績あるので3位ではかかると思う。
4位 島澤(ミキハウス)
いつも出塁してるなと思ってomyutech見たら予想以上だった。バットコントロールと選球眼が近畿地区でも突出している。大卒4年目だが、クラブから他地区の企業へ移籍した昨年も打ちまくっていたのでプロへの対応力も高いと思いレフトの即戦力として指名した。
5位 片井(二松学舎大付高)
中軸候補の高校生野手も1人は取りたかった。長距離砲のファーストで全国での実績もあり、5位で残っていたので指名した。
6位 津原(東京ガス)
二次予選では1安打だけだったが、春季大会で古屋敷から逆方向にホームラン打ったりJABA大会ではヒットのほとんどが長打だったり都市対抗前のオープン戦でも絶好調だったりと今年は打撃がかなり成長している。守備面では肩の強さも印象的。
ソフトバンク
方針
ホークスの現状を鑑みて、ウィークポイントになりえるポジションは、SS>SP>>3Bという状態だと認識している。
遊撃手はデプスにレギュラークラスになりうる選手が少なく、イヒネイツア選手を一昨年獲得したとはいえ、今季2軍成績を見るとまだ時間がかかると思われる。今宮健太選手が離脱した後の選択肢に乏しく戦力の著しい低下を招きかねない。
先発投手は緊急度合いとしては遊撃手には劣るものの、先発転向後のモイネロ選手やいまだ課題を抱えるスチュワート選手、支配的ではない中堅投手陣はリスクを抱えている。育成も含めると20歳前後の選手に有望株は多いもののその層の育成期間をつなぐ投手が欲しい。
第一巡選択希望選手→金丸 夢斗(関西大学)
イヒネイツア選手を育てる大義がある以上、レギュラークラス遊撃手よりも先発投手の補強を優先するべきであると判断した。去年、武内夏暉選手を外したこともあり完成度が高くローテーションで回ることができるであろう金丸夢斗選手の指名に踏み切った。
第二巡選択希望選手→山縣 秀(早稲田大学)
1巡目で金丸選手の4球団競合を引き当てることができたので、デプスに不安を抱えるSSの補強を2,3巡目で行いたいと考えた。SSは打撃力に課題を抱える現状があるものの、今宮1番手に対する2番手としては守備能力と打撃能力のバランスが取れた選手が必要と考え、守備能力が高く評価されつつも東京六大学野球で打撃成績も良好な山縣選手に強力なデプス強化とレギュラー争いへの加入を期待し指名した。
第三巡選択希望選手→颯佐 心汰(中央学院高校)
SSとしての能力の高さはもちろん、最速148 km/hの投手能力の高さから見える身体能力が今宮選手に重なるものがありイヒネ選手とは異なるタイプのSS有望株として指名した。
第四巡選択希望選手→徳山 一翔(環太平洋大学)
大卒左腕の中でレベルが高いと感じる投手が四巡目まで残っていたので指名した。現状パワーのある左腕先発はモイネロ選手で他は軟投派寄りなので最速も150 km/hを超えてくる徳山選手を指名した。
第五巡選択希望選手→新川 朝耶(びわこ成蹊スポーツ大学)
こちらも大卒投手。右のパワーピッチャーで先発救援のどちらでも能力を発揮できると考えている。奪三振能力が高そうなので、プロに入ってからの上積みもあると考えると化ける可能性も高いと考えた。
第六巡選択希望選手→西 隼人(三菱重工West)
なんといっても福岡出身の大濠高校卒。リリーフ投手のデプスを強化する目的で獲得した。又吉選手、藤井選手などの制球がやや不安な現状なのでいくらいてもいいということで救援投手も支配下指名で獲得した。
第七巡選択希望選手→吉川 勇大(青森山田高校)
将来的に三遊間のどちらかを守ってほしいと期待し素材型として獲得。高い長打力と大柄な体で木製バットを使用している点などプロに対する意識の高さや適応可能性を考えた。
広島
【投手】
先発は枚数は揃っていて黒原や常廣など控えているメンバーも多くいる。しかし、大瀬良・九里の高齢化や高卒組があまり出てきてないことを考えると即戦力でなくてもプロスペクトは1〜2枚補充してもいいかなと。
中継ぎも枚数はあるものの疲労が見えてくるところなので補充しておいてもよい。
【捕手】
坂倉・會澤、そして打撃面でも成長する石原が1軍を担っていて下にも持丸・髙木・清水とプロスペクトが控えており、かなり余裕のある状況なので優先度は低め。
【内野手】
二遊間は1軍では小園・菊池・矢野が中心で、羽月や上本がバックアップしている。菊池の後も小園・矢野で回せていけるだろうが、次世代やバックアップメンバーというところではやや物足りなさを感じる。メンバーを見たときに右打者/打撃でプラスを見込める枠が二俣ぐらいしかいないのでここを補強して差別化を図りたい(佐藤啓介はコーナーに落ち着くと思うので)。
コーナーは堂林と外国人が主だったところに最近小園が3Bで出ている。外国人は毎年ガチャ回し続けるとして、若手の林あたりが掴めそうで掴めない状態。打線全体の迫力不足を鑑みても林にぶつける打撃型大学生とかは狙っても良い。高校生は、内田・仲田と連続で獲っているので優先しなくても良い。
【外野手】
秋山野間が主力を張っており、高齢化は否めないものの、末包がレギュラーを掴み、田村も着実に成長するなど若手は十分にいる。しかし彼らは主に両翼で(彼ら以外がなかなか出てこない)、CFを見たときに大盛や久保と守備走塁は間違いなく武器になるが打撃面で寂しい顔ぶれになる。内野手同様打線全体の迫力不足を鑑みて、大学生のCFで打撃面を武器にできる選手を狙いたい。
【支配下】
1位 西川史礁×→麦谷祐介 (OF 富士大)
上述の打撃型CFを狙って入札は西川で。外したので同カテゴリの次点だった麦谷を指名した。守備走塁は間違いないし、常廣と下村から一発を放つなど打撃面でも大いにプラスを出せるだろう。麦谷も外したらコーナーに切り替えて佐々木泰を狙ってました(ウェーバーも遠いし)。
2位 今朝丸裕喜 (RHP 報徳学園高)
今年の高校生投手で広島にフィットしそうな今朝丸をここでピック。遠藤とタイプ被るから出て来やすい環境なのかなと。
3位 樋口新 (LHP 愛知工業大)
この春一気に名前を見るようになった。リーグ成績も防御率1.17、38.1回を投げて44Kと申し分ない。出力も安定しているようなので、先発中継ぎ両睨みで割っていけるだろうと思いここで指名した。(髙と滝田とちょっとタイプ的にも被ってるので青学の児玉とかでもよかった気が後からしてきている)
4位 島袋皓平 (IF 東北福祉大)
ここは決めうち。先述の右打ち打撃型のSSでの差別化を目指す枠。コーナーに収まってもおいしい。
5位 岩井天史 (IF 滋賀学園高)
支配下二遊間の最年少が二俣(22)なので高校生SSでなおかつ二遊間に残れそうな岩井でデプス強化。福大大濠の髙田と迷ったが、前回指名してるので今回は岩井にした。
6位 大谷汰一 (OF 天理高)
外野も田村より下がいないので。
7位 川口冬弥 (RHP 徳島インディゴソックス)
6人で締めて良かったけど、この時期なので推しをねじ込ませてもらった。出力十分の直球もフォークも荒れることも少なく投げてる球はインディゴで1番NPBに近いと思う。独立でリリーフメインなところと年齢(大卒3年目)をどう見られるか次第だが即戦力の目処さえ立てば支配下で呼ばれると踏んでいる。
育成指名(担当者からの選手紹介)
指名表
次に育成指名の指名表です!育成指名は担当者が推しの選手を紹介する側面もあります。
一部担当者からの育成指名の振り返りです。
西武
育成1位:冨士(大宮東高)、育成3位:中村アラシュ(聖望学園高)
地元高校生枠。冨士はNXでStardomに乗る予定の隼斗の弟で、奪三振能力の高さで注目されている左腕。中村は186cm103kg(球歴情報)の恵体外野手。
育成2位:中込(徳島インディゴソックス)
西武と徳島は縁が深いので1人は指名したかった。被安打が少し多いのは気になるがK%とBB%がかなりよかったので指名。徳島枠は当初カンドク出身者贔屓で柏木を想定していたが、指名決定から当日までの間に成績が急落していて大泣き。
育成4位:金原塁(大商大)
①シンプルに推し②成績もまあまあいい③指名表が大商大で始まり大商大で終わるし、入札入れても塁で始まり塁で終わるので見栄え的に美しい、の3点で指名。その前に三井雄心(浦学,元西武三井ジュニア)の指名も考えたが、これ以上ちょっと有望な地元枠で120枠使うのがやや心苦しかったのでスルー。
オリックス
1位 工藤泰成 (RHP 徳島インディゴソックス)
育成1位工藤は決めうち。大学時代から最速を156まで上げた一方で球が抜けることが多かったり悪い日は出力も出なかったりとまだまだ粗さはあるが、高い天井を最大限発揮させるように持っていくのは得意な球団なのでフィットすると思う。
2位 宮島拓斗 (RHP 中部学院大)
今春岐阜リーグで防御率0.94のエース。春のオープン戦でNTT西日本を完璧に抑えたとのことで楽しみな投手。
3位 浅井玲於 (OF 愛媛マンダリンパイレーツ)
寺岡が無双しすぎているだけでリーグ最強クラスの打者。ホームランも現在リーグ2位の4本放っており、ものすごい打球を放っている。主にDHなのでパリーグ向きかな?
4位 吉留勇太 (RHP 近大高専)
155km/hを記録したと噂の高専生。近大行くならわかさスタジアムで待ってます。
5位 佐伯大優 (IF 徳島インディゴソックス)
主に1Bで出場する高卒ルーキー。打率は1割台だがソフトバンク戦でホームランを放つなどパワーツールは本物。インディゴで高卒ルーキーの指名はあまりないが、高卒組では一番NPBに近いところにはいると思う。
6位 矢野海翔 (LHP 堺シュライクス)
昨年のU18に選ばれているサイドスローの左腕。岐阜協立大を希望してたりインディゴに決まったり情報が錯綜してたけど結局カンドクに行った。見に行けたら行きたいな。
7位 齋藤大翔 (IF 金沢高)
最近よく名前を見るSS。50m6.0の遠投120mと身体能力の高さもあり、プロ一本らしいので横山みたく急上昇するかもということで名前を挙げといた。このまま上位まで駆け上がっていくかも!
楽天
ただただ自分の好みの選手を数人ピックアップした。
DeNA
育成1位:岩井天斗(名城大)
今春の開幕戦では、同リーグの中村優斗や完全試合の高木の陰に隠れてしまったが、素晴らしい投球を披露。トータルでの成績は良くなかったが持っている素質は高く、育成では来てくれなさそう。
育成2位:岸本佑也(奈良大付属高)
身体能力が高い遊撃手。昨秋の県大会では背番号20番だったが今春は6番。本職のショートでは強肩を見せ、打撃でもパンチ力が披露し、マウンドに上がれば最速147キロとか。春季県大会の、相手は強豪でもなんでもない試合に複数球団のスカウトが訪れるぐらいには注目されている。
育成3位:寺本聖一(広島経済大)
小柄だが筋骨隆々、フルスイングと超のつく強肩が武器の外野手。安岡とともに大学選手権で活躍してほしい。
育成4位:沢辺孝良(橿原学院高)
奈良の野球強豪校でもない普通の私立に突如現れた最速143キロ右腕。まだ現地では見られていないのでこの夏の課題にします。
育成5位:清水武蔵(栃木ゴールデンブレーブス)
高校時代も有名だった右の強打者。昨年は捕手で起用されていたが今季はショートに戻った模様(もはやそこを本職と言ったらいいか分からないぐらい色んなポジションを守れるが)。ショートとしての守備力は分らないが、打撃成績は今年さらに良化させており、十分に指名を期待できるラインにいると思う。
ロッテ
育成1位:小野寺輝(国士舘大)
左腕少ないのに一人しか取れなかったので補填。今春、二部とは言え25.2回21奪三振1四球という素晴らしい成績。球速が足りないように思うが、近頃はプロ入り後に増速する選手も珍しくないので何とでもなるでしょう。高部や池田の後輩。
育成2位:中村奈一輝(宮崎商業高)
身体能力の塊な遊撃手。投げても145キロだとか。当日になってFGE氏が現地で見て絶賛していたので焦った。
育成3位:井上剣也(鹿児島実業高)
ロッテは育成で筋の良い投手をよく指名するので1人入れてみようと思った。夏は神村学園とどちらが甲子園の切符を手にするか。
育成4位:藤田一希(日大工学部)
去年福島まで行った時に見られるかと期待したんですが…。最速は154キロまで伸びたそう。
育成5位:山根大翔(昌平高)
身体能力の塊な外野手。投手も兼任。昌平は毎年いい選手出しますよね。
育成6位:梶木翔馬(香川オリーブガイナーズ)
今回の仮想に合わせて独立リーグの成績を眺めていた時に目に留まった選手。調べてみれば同郷じゃないか、ということで指名。
ソフトバンク
育成指名方針
育成選手指名は正直未知数なので、福岡関連を中心として体格やポテンシャル、支配下指名とのバランスをとるように指名した。
育成第一巡選択希望選手→石川 槙貴(徳島インディゴソックス)
沖縄出身九州共立大学卒業の九州人。インディゴソックス時代にTJ手術しているためむしろしばらく手術の不安はないと考えられる。育成で1,2年リハビリしてからでも十分支配下を狙える体格的なポテンシャルを秘めていると思った。
育成第二巡選択希望選手→石橋 昂樹(北九州市立大学)
福岡県の県立高校、宗像高校出身のスケールの大きい内野手。長打力が高く将来の遊撃手争いに加わってきてほしい。
育成第三巡選択希望選手→シャピロ・マシュー・一郎(國學院大學)
上背があり球速も現時点でそこそこ早いのでプロの環境で鍛えると大化けする可能性があると考えた。ハーフならではの身体能力にも期待。
育成第四巡選択希望選手→河野 伸一朗(宮崎学園高校)
左ピッチャーでこの身長の高さは魅力的。現状の細身の肉体をプロに入ってから鍛え上げ、左の本格派として活躍してほしい。
育成第五巡選択希望選手→村上 太一(西日本短期大学附属高校)
地元の有望外野手。支配下でも外野手を指名していなかったので、高校の外野手として期待できそうな選手を指名した。
育成第六巡選択希望選手→前田 明慶(福岡第一高校)
180㎝の身長からサイド気味のフォームで投げ込むストレートが魅力の右腕。将来的にサイド気味から150 km/h超の直球を投げ込める素材として先発で失敗しても救援で支配力を発揮しうると考えた。
育成第七巡選択希望選手→中西 琉輝矢(智辯和歌山高校)
2mに迫る高身長故将来の期待が高いと考えられる。支配力のある球界のエースクラスまで成長してほしい。
育成第八巡選択希望選手→石川 慧亮(栃木ゴールデンブレーブス)
外野手は有望株が多いとはいえ、柳田選手のけがや中村選手の衰えなど不安要素も多い。外野手の打撃力が売りな選手としてデプス強化を図った。
広島
1位 榎田玲也 (IF 中部学院大)
岐阜リーグで森翔太郎と一緒に無双した4年生。佐藤啓介と村田怜音によって地方リーグ無双野手に脳を焼かれています。
2位 羽野紀希 (RHP 愛媛マンダリンパイレーツ)
最速157km/hの直球は勿論、しっかり落とせて150近く出るカットも持っているのが魅力。出力や制球面も安定しているのであとは彼もリリーフメインなのをどう見られるかだと思う。つい最近怪我したらしくて悲しい😢
3位 中崎琉生 (LHP 京都国際高)
安心の京都国際産左腕。先輩の杉原もいるし。