イノベーター理論
はーい、猫的雑学のコーナー
何が猫的？？？って？
ただ単に、私が猫より人間なだけ
そういうことで
最近気になった単語を紐解く
今回は「イノベーター理論」について
早速いってみよう！
イノベーター理論とは？
イノベーター理論とは、消費者を価値観や行動によって5つのタイプに分類し、新しい商品やサービスが市場に普及していく流れを分析した理論である。新しい商品やサービスが登場したとき、リリース直後から急速に普及するケースは稀で、はじめは「新しいものを積極的に試したい」と思っているユーザー層から徐々に浸透していく。このように、市場へどのように普及していくのかを詳しく示した理論がイノベーター理論である。
イノベーター理論は、1962年にアメリカのスタンフォード大学教授のエベレット・M・ロジャース氏によって提唱された。それ以前から、新しい技術によって社会に変革をもたらす「イノベーション」についての研究が進められており、1954年には経営学者のピーター・F・ドラッカー氏が「企業が顧客を創造するためにおこなうもっとも基本的な活動がイノベーションである」と提唱し、経営者の注目を集めている。
その後、イノベーションがどのように普及していくのかを分析したイノベーター理論が提唱されたことで大きな反響を呼び、マーケティングをおこなううえで重要な考え方として広く普及している。
イノベーター理論では、消費者を以下の5つのタイプに分類する。
『消費者の5つのタイプ』
イノベーター（革新者）
アーリーアダプター（初期採用者）
アーリーマジョリティ（前期追随者）
レイトマジョリティ（後期追随者）
ラガード（遅滞者）
イノベーターとアーリーアダプターで構成される市場を「初期市場」、アーリーマジョリティ・レイトマジョリティ・ラガードで構成される市場を「メインストリーム市場」という。
・イノベーター（革新者）
イノベーターは5つのタイプのうちもっとも早く商品を購入するユーザーのことで、市場全体の2.5%がイノベーターに該当するといわれている。常に最新の情報をチェックしていて、新しい商品やサービスに対する興味を持ちやすいユーザーである。
「新しさ」に価値を感じているのが特徴で、商品の細かい性能や価格はそれほど気にしない。「最先端」「革新的」などが感じられる商品を積極的に選ぶ傾向がある。
・アーリーアダプター（初期採用者）
アーリーアダプターは、イノベーターに次いでトレンドに敏感なユーザーである。常に情報へのアンテナを張っていて新しいものに興味はあるが、実際に商品を購入する際は「新しさ」だけでなくメリットや価格も考慮して判断する。
アーリーアダプターは市場全体の13.5%を占めると考えられていて、インフルエンサーもアーリーアダプターに該当する。情報を収集するだけでなく自ら発信をおこなうため、周囲への影響力が高いのも特徴である。そのため、商品が市場に広く普及するかどうかは、アーリーアダプターからの評価に左右されるといわれている。
・アーリーマジョリティ（前期追随者）
アーリーマジョリティは、新しい商品やサービスへの興味はあるものの、購入に関しては慎重なユーザーを指す。市場全体の34%を占めていて、購入するかどうか慎重に判断しつつ「流行に乗り遅れたくない」と思っている人が該当する。
アーリーアダプターによる口コミなどによって安心やメリットが感じられると、新しい商品やサービスの購入に踏み切るケースが多い。
・レイトマジョリティ（後期追随者）
レイトマジョリティは、新しい商品やサービスに懐疑的で、興味をあまり持っていないユーザーのことですある。市場全体の34%を占めていて、周囲の動向をみながら購入するかどうかを検討することから「フォロワーズ」とも呼ばれている。自分から積極的に新商品を取り入れることはない。
保守的ではあるが、新しいものへ拒否感を持っているわけではないため、商品が世間に浸透しているとわかると購入する。
・ラガード（遅滞者）
ラガードは新しい商品やサービスに興味がない保守的なユーザーのことで、市場全体の16%を占めているといわれている。新しいものに興味がないだけでなく、拒否感を抱いているのが特徴である。「世間の多くが使っているから」といった理由では購入しない。
新しい商品やサービスが世間に受け入れられ、「伝統的」「文化的」といった位置づけになるまでは採用しない層である。
※LINEヤフーfor Businessより
猫よりの私もアーリーマジョリティ
市場全体の34%のひとり
憧れるのは
アーリーアダプターだけど
まだまだ情報収集が足りない
おまけに発信能力が……
この「イノベーター理論」
ビジネスの展開する上では
必須事項だそうだ
相手を見て仕掛ける
分析能力も必要だ
つづく