今六十代男性に何が起こっているのか?六十代の世代について調べてみました
芸人で俳優の上島竜平さんが亡くなったと連日報道されています。
四月には、女優原日出子さんの夫であり多くの名作を残した俳優の渡辺博之さんが亡くなられたニュースが報道されたばかりでした。
どちらの方もご家族や友人に恵まれ仕事でも人徳のある行動が賞賛されていました。
ではなぜこうした道を選んだのか?
六十代というのは、男性ではいろいろなことで節目の年でもあるようです。
(今では伸びましたが)仕事で定年を迎えたり、体力が衰えたりなど。
私の祖父は、六十になったとたんに何度か心臓発作で入院。父は六十で脳梗塞を患いました。
六十代というのはどんな年なのか改めて調べてみました。
六十代では何が起こるのか?
六十代男性に起こる体の変化
六十代男性に起こる精神的な変化
六十代男性に起こるその他の変化
体の変化
六十代の男性は、体が大きく変化します。
それまでの年の変わり目の変化はまた違った変化で、頭で考えている自分の体の動きと実際の筋肉や関節がつながっていないことが多く見られます。
例えば片足立ちや柔軟体操。
それまでは、楽々できていたことがバランスが取れなくなったり、関節が固くなることで痛みが生じたり。
痛むことで動かさなくなり、さらに悪化することも。
記憶力にも衰えが見られ、夕食に何を食べたかが思い出せなかったり、芸能人の顔は出てくるけど名前が出てこないなど。
会話をするのも一苦労になってきます。
精神的な変化
身体の変化に加えて精神的にも六十代は変化しやすいですね。
最近注目されているのは「男性更年期」。
生理のある女性よりも目に見えてのホルモンの変化がわかりづらい男性更年期は、性格を変えてしまい時には家庭崩壊に至るケースもあるほどです。
うつ病との変化がわかりにくいのも特徴的。
60代ではうつ病リスクも高まっています。体の変化に加え、定年などで人とのかかわりが減り自分の居場所がなくなったと感じる場合があります。
ライフスタイルの変化は、大きなストレスとなります。
うつ病も今では投薬治療で直すことが可能な時代です。早めに受診して治療に取り組みましょう。
その他の変化
体や心の変化とともに、家族の変化も男性にとってはストレスに。
娘さんがいる場合は、結婚して家を出たり、息子さんの場合は仕事で出世したりなど。
周りに比べて自分は衰えていくばかりではないのかと心配になることも。
多くの男性は女性よりも周りの環境の変化に適応する力は低いので気をつけましょう。
家族がいた渡辺さんや上島さんはなぜ追い詰められてしまったのか?
六十代というのは、人生の中でもいろいろなことで節目の年ですね。
最近では元気な方が多いので、六十代はまだ若いと感じてしまいますが気を付けなければ。
ではなぜ大御所といわれる二人が、自分を追い詰めてしまったのか。
私が考える理由としてはただ一つ
「真面目過ぎたのかな」です。
渡辺さんに至っては「ファイト一発!」のCMがとても印象的。
よく気合を入れたい場面で真似しました。
腕の筋肉のたくましさがすごく、大人の男の人のパワーがテレビ越しでも伝わってきました。
自分の理想通りに体が動かなくなったのかな。
上島さんは、世代を超えて笑いに対してとても強いこだわりがありました。
小学生の私が初めて覚えた芸能人は、ダチョウ倶楽部でした。奇抜な名前の印象とともに、熱湯風呂のリアクションがツボに入りました。
ダチョウ倶楽部の中でも、上島さんは笑顔が特に優しそうと子供心にも覚えています。
コロナの影響で自分の考える笑いの追及ができなくなったこと・・・
大きかったのではないでしょうか?
ご冥福をお祈りします
現在四十代の私は、どちらの芸能人も親しみがありました。
ご冥福をお祈りします。
もし家族の心が病んだときにできること
家族が心を病んだときに周りの人が気が付いて行動を起こしましょうなどとニュースなどでは言われていますね。
どんなふうに接してもらうことがいいのでしょうか?
私が軽く心を病んだときは「笑顔で接してもらうこと」がとにかくうれしかった記憶があります。
下手な言葉をかけるよりも挨拶などのコミュニケーションの時に心からの笑顔を見せてくれることが気持ちを楽にしてくれました。
笑顔でいること
は、言葉でつたえる以上に大変なことです。
人はマイナスの感情に引っ張られやすいため、鬱気味になっている人が一人いるだけでエネルギーを吸い取られます。
相手の表情に変化がないときに、こちらが笑顔を作り続けているのは大変なことです。
表情の変化がない人に対して専門的な知識がない場合は、なんとなく距離を置いたりしてしまいがちです。家族も同様。
でもだからこそ一人にしてはいけないこともあります。
笑顔は癒しのパワーがあります。
周りの人でつらそうにしている人がいたときには、相手に引っ張られないように笑顔で接してみて下さい。