犯罪者はプレミア付き男

久々にn番部屋事件の記事を読み返している。
まともな感覚の人間なら彼らの所業に憤り、かわいそうな女性のために代わりに犯罪者に怒りをぶつけるべきだろう。

だがふと思ってしまった。
主犯格たちはけっこうモテるだろうな。
この先も。

この時点で信じられないのなら歴史上のシリアルキラーたちの人生をwikiでも何でもいいので調べてみるといい。
彼らは一般女性と獄中結婚したり塀の外に多くの女ファンを持っていたりするから。

「暴力が男を上げる」という事実は大昔から変わりがないし、今もたいして変わりがない。
ジェームズボンドだって容赦なく敵を殺し、暴力的に女を抱くからカッコいいのであって間違っても殺人に怖気づいたり性的同意をとったりはしない。
なぜってそんな臆病なボンドはカッコ悪いから。

加えてこのジェンダー平等の時代である。
男らしい男がプレミア付きの貴重品になった現代、市場の原理により希少なものは当然価値が上がるので、男の上に君臨する男、女を手玉に取れる男、男からも尊敬される男は当然モテる。

男のモテとは極論を言ってしまえば「男から尊敬される男」だ。
女からすれば「男という自分より格上の存在に尊敬されている男」は二重に格上なので是非ともゲットしたいプレミア商品なのだ。

とはいうものの、さすがに今回の事件は性犯罪である。
女を食い物にした男に同じ属性の女が群がるわけないだろうと思ったあなた、それは甘い。

こういうハク付きの男に群がる女の思考はこうだ。
「あたしはカレに騙されたバカ女とは違うのよ。だって彼女という特別ポジションに選ばれたんだから。」

この場合彼が女を食いものにした点はむしろプラス要素になる。
それは彼女ポジを勝ち取った女に特別感を与える何よりの証拠になるのだから。

さて、ここまでなら単なるバカ女が犯罪者に群がっているだけなので別に目新しい事実ではない。
これがアンチフェミ吹き荒れるこの時代に起きたから問題なのだ。

もはや男が女を劣等種として何も許容せず庇護しなくなりつつある現代、そして男らしい男にプレミアがついたこの時代、女を甘やかさないことで能力主義の社会で見下された女を平然と食い物にする男が次々と現れ、それが貴重な男らしさ(暴力性)という魅力を生む社会が来るかもしれない。

能力主義社会で勝ち組になり男と肩を並べた女が能力の低い女を見下し、かつ男の暴力性に惹かれる社会が来るかもしれない。

この先性犯罪が増加し、その主犯格がやたら女からモテるという地獄絵図が到来したとしても私は驚かない。

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