<第65回> 異業種・異職種への転職は、どうすれば実現できますか?
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、
まだ転職活動自体に踏み切れていませんが、安斎様のnoteと本を参考にキャリアを考えながら生活しております。
安斎様のnoteなどでは 「同職種・同業種からキャリアアップ」を狙うような記事を良く見かけますが、「異職種・異業種からキャリアアップ」というのはあまり見かけません。積み重ねにならないから不利になる事やキャリアアップが難しいから等の理由があると理解しておりますが、難しいのでしょうか。
新卒で営業になってしまい数年経ちましたが、元々の軸で営業を考えていなかったので毎日が辛いです。このまま営業を続ける自信もないです。
以前、他の方への回答で「同じ会社の中で異動を狙う」という話を見かけましたが、異動機会のない会社の場合は安斎様の場合はどのように転職を考えて行くかお聞きしたいです。
というものです。
こういう「職種を変えたい」「異業界転職したい」という質問投稿、割と定期的に来ますね。
職種を変えたい = (例)営業から、マーケティングや広報などに転身したい
業種を変えたい = (例)ファッション業界から、IT業界に移りたい
過去に私は、「異業種」かつ「異職種」など、自分の経験がほとんど活かせない転職は、基本的にすべきではない、と書籍などで書いてきました。
『私にも転職って、できますか? 〜はじめての転職活動のときに知りたかった本音の話〜』の第4章「転職に『市場価値』なんて必要ない」の中でも、はっきりそう書きましたし、
『転職の最終兵器 未来を変える転職のための21のヒント』の物語の中でも、主人公・松村は、同業界かつ現職と関連する職種での転職を目指す、という設定でした。
私自身は、異業種への転職、異職種への転職を過去に何度か経験しています。
いずれも、正直言うと、かなり失敗に近いです。
私が、異業種・異職種の転職をあまりオススメしていないのって、言わば、自分自身の苦い実体験からなんですよね。
同業種・同職種の転職と比べて、異なる業界への転職や異なる職種への転職は非常にハードルが高く、なかなか内定をもらえませんし、仮に転職できたとしても、スムーズに定着できないことが多いです。
異業種・異職種だとしても、今までの職種との強い関連性・類似性がある道でないと、転職後は相当に苦労します。
それでも、今日の質問者の方のように、異職種・異業種への転職でキャリアアップを実現したいという希望を持っている人も実際多いと思うので、この記事では、どうすれば異業種・異職種への転職を成功させられるか? という話をしたいと思います。
異業種・異職種への転職は難しいのか?
今日の質問の中では「異職種・異業種の転職でキャリアアップは難しいのでしょうか?」と聞かれているのですが…
すでに述べた通り、非常に難しいです。
転職するだけならともかく、転職を機にキャリアアップは、ほぼ無理です。
まあ、当たり前ですよね。
例えば、
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