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<第90回> 「50代でも転職できる人」って、どんな人ですか?
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、下記のようなものです。
49歳課長クラス。4社経験して、いま転職活動中です。
年齢を考えると今回がラストチャンスになるのかどうか気になります。
50代の転職は役員クラスでないと、もはや空きポジションや市場価値はないものでしょうか? 外資やIT系の50代ってどうやって生きていくのでしょうか?
※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。
転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。
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最初に言っておくと、この方はたぶん、転職しない方が良いと思います。
なぜ転職を考えているのかは分かりませんが、"年齢を考えると今回がラストチャンスになるのかどうか気になります。" という文章を読むと、「気になっている」時点でかなり厳しいのではないかと思います。
以前の記事にも書いたのですが、「転職の限界は何歳か?」なんて考えている時点で、もうその人は「限界」を迎えています。
私の知人には、70歳近くになっても企業の「顧問」「相談役」などとして転職を繰り返して活躍しているスーパーマンみたいな方もいますし、逆に、28歳くらいで「自分には転職は無理だ」とあきらめて会社に一生しがみ付く道を選んだ残念な人もいます。
少なくとも、「自分はまだまだ転職できる」という確固たる自信がない人には、40代以降の転職は厳しいです。
個人のキャリアの強い・弱いは、35歳以降はもうほとんど逆転できないからです。
さて、以上を踏まえて、今日の記事では、
じゃあ、「50代でも転職できる人」って、どんな人なの?
何をすれば、そんなに長期的に強いキャリアを築けるの?
という話をしたいと思います。
つまり、会社員として長期的に食いっぱぐれの無いようにするには、どうしたらいいのか? ということです。
「50代でも転職できる人」の条件①~③
当然ながら、「50代でも転職できる」って、そんなに簡単なことではありません。ほとんどの「普通の50代サラリーマン」は無理でしょう。40代でも無理かもしれません。
一方で、過去数年で40代~50代の転職者が増えているという話もあります。
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