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<第163回> 残業の少ない会社を見つける方法はありますか?
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、下記のようなものです。
昨年、35歳で初めて転職しました。残業が少なく、その割に給料は業界内では悪くなかったものの、上司の人格や将来性を踏まえ、その会社にしがみつく10年後は嫌だと思ったためです。
しかし蓋を開けると、募集要項で残業10〜20h(オファー面談でも20〜25hと言っていた)→実際はほとんどの人が30〜45h残業でした。
ライフスタイルにそぐわないので転職も考えようと思っていますが、実際の残業時間を見抜く方法はありますか?
※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。
転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。
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おお、なるほど。簡単に言うと、「残業の少ない会社を見つける方法」を知りたいということですね。
そりゃ、残業が多いよりは少ない方が良いに決まってますからね。
たまに残業が大好きな社畜もいますけど、正直言って、ただのアホだと思います。長時間残業を称賛する風潮、マジで最悪です。
残業がやめられない人たち(1/4)#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/3MdziaTXjm
— 安斎 響市 @転職デビル (@AnzaiKyo1) July 23, 2024
一方で、「生活のために残業をしないといけない」「残業代を稼がないと収入が減って苦しい」という人も現実的にいるとは思います。
ただ、こういう考え方、20代ならまだ分かるものの、30代以降になっても生活費確保のために残業をしている人って、ちょっと情けないです。
給与収入が足りないなら、転職をするなり、副業をするなりしたらいいだけの話で、残業代でチマチマ生活費を増やそうとするのは、いい歳した大人がやることではないですよね?
定時退社しても十分な金額を稼げる仕事に就くのが、本来は正しいです。
というわけで、今日は、残業の負荷が少ない会社を見つけて、転職でワークライフバランスを改善する方法を、具体的に紹介していきます。
転職先の残業時間を、できるだけ正確に知る方法
さて、今日の質問文には、こう書いてありました。
" 募集要項で残業10〜20h(オファー面談でも20〜25hと言っていた)→実際はほとんどの人が30〜45h残業でした。"
まあ、よくあることだとは思います。
募集要項って、たいていの場合、実際の労働条件より良い感じに見えるように書いてますからね。募集要項はあくまで募集開始時の想定で、必ずしも実際の労働環境を保証するのものではないので、仕方がありません。
「残業時間が募集要項に書いていたのと10~20hちがう」くらいの話だと、法律的にも明確に違法性があるとは言い難いので、文句を言っても意味がないです。
こういうとき、現実的に取れる対策として1つ挙げられるのは、企業に対する質問時の言い方を工夫することです。
面接で「月の平均残業時間はどのくらいですか?」と尋ねるのではなく、他にもっと良い質問の仕方があるということです。
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