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<第85回> 外資系のレイオフが怖くて、転職するのが不安です。
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、下記のようなものです。
はじめまして。転職経験のない日系企業勤務15年目の39歳男、役職は係長です。製品設計のエンジニアをしつつプロジェクトマネジメントも担当しています。
安斎さんのTwitterおよび書籍を愛読しており、勤務先が年功序列のある企業なので特定の年次にならないと管理職に昇進しないことを考えて転職活動を昨年末から開始しました。
Linkedinに職務経歴を記載したところ、エージェントから連絡があり外資系企業の面接に進むことができ本日マネージャーのポジションで内定が出ました。 転職経験はないですが、先方の求める人材に私の経歴が合っていること、海外の協業企業への出向経験があること、業界では標準の国際資格を持っていることが採用の決め手と言われました。
年収は現在の倍いただけるそうですが、昨今の外資系のレイオフを考えるとこのまま今の会社に残った方が良いのでは?と妻に言われ揺れています。
仮に転職した後、業績が悪化し即座にレイオフされた場合を考えるとなかなか行動に移せないのですが、安斎さんが同じような状況ならどうするかご教示いただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。
転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。
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私が書いた本を読んでいただき、誠にありがとうございます。
また、年収2倍での内定オファーの獲得、おめでとうございます。
やはり、外資系には夢がありますね。
外資系転職やLinkedInの使い方に関する記事も過去にいくつか書いているので、ぜひ読んでみてください。
さて、今日のご質問、外資系のレイオフが不安でなかなか転職に踏み切れない、ということだと思いますが、ちょっと順を追って説明しましょう。
外資系企業の「レイオフ」とは?
まず、そもそも「レイオフ」ってどういうこと? という話から。
最近、よく聞くようになりましたね。外資系大手IT企業などの大量解雇。
レイオフについて説明する記事の中には、「レイオフとは再雇用を前提とした一時的な解雇であり、日本でいうリストラとはちがう」と説明しているものも多いですが、それは間違いです。
昔はそうだったかもしれませんが、最近の外資系企業のレイオフは、再雇用前提などではなく永久的な解雇です。もう戻ってくる場所はありません。
こう書くと、「ああ…… 外資系って、やっぱり怖い世界なんだ…!!」と思う人もいるかもしれません。
ただ、「レイオフ」って別に悪いことばかりじゃないと私は思っています。企業側にとっても、従業員にとっても。
例えば、
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頂戴したチップで「餃子とビール」を購入させていただき、今後の執筆活動に役立てたいと思います。安斎に一杯おごりたい方は、ぜひチップをお願いいたします。