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<第119回> 「転職せずに年収を上げる方法」は、ありますか?
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、下記のようなものです。
マガジンを2つ購読しております。いつも楽しませてくださりありがとうございます。
もしよろしければ、noteで現職での年収交渉についての記事を書いていただけないでしょうか…?
安斎さんの年収交渉への考え方をお聞きしたいです。
※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。
転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。
質問の投稿は、こちらから。
過去に答えた質問の一覧は、こちらから。
このnoteマガジンの週刊連載、もうかれこれ2年くらいやってるんですが、今回はなかなかトリッキーな質問が来ましたね。(笑)
「安斎響市の転職相談室」なのに、転職活動ではなく、現職の中の話…… ということで、若干いつもと毛色が違いますが、
今日は、根本的な「転職という手段」活用有無の話も含めたうえで、転職以外に年収を上げるための現実的な選択肢についても、詳しく書きたいと思います。
大前提として、年収を上げたいなら「転職する」のが一番早い
さて、書き始めたはいいものの、実際には「現職での年収交渉」なんてものは、私はほぼ存在しないと思っています。
転職せずに、今働いている会社の中で、「年収を上げてくれ」って交渉するということですよね??
普通に、無理じゃね??
という気はします。
会社の中で、例えば、田中さんが人事に無理を言って年収を上げてもらったとします。
そうすると、「田中のヤツ、人事部にゴネたら給料上がったらしいぞ」と社内ですぐに噂になるので、「じゃあ、俺も」「私も」「僕も」と、次々に「給料を上げてくれ」という要望が殺到してしまいます。言ったもん勝ち状態です。
下手をすると、「田中さんは人事と交渉して上がったけど、鈴木さんは上がらなかったらしい。どうして? こんな不公平があるか!?」などというトラブルにも発展しかねません。
本来、こういうことが起こらないように、人事評価や定期昇給、昇進などの人事制度があるのであって、そのシステムの外で「年収を上げてくれ」と個人的に交渉して上がるようなら、その会社の人事評価の仕組みは完全に崩壊しています。
そんな無茶な行動が成立してしまう会社は相当ヤバいので、年収が上がる・上がらない以前に、早々に抜け出した方が良い気がします。
通常の昇給や昇進以外の手段で現職の給料を上げるのは、あまり現実的ではないです。+3%とか +4%くらい上がればいいのなら、普通に仕事を頑張って昇給を狙えばいいと思いますが、+15%, +20% といった年収アップを狙うなら、社内ではほぼ無理です。
短期的に年収を上げたいと本気で思うなら、やはり、転職をするのが一番確実です。
転職時の給与交渉のコツは、転職攻略note三部作の③に詳しく書いています。
「現職での年収交渉」を成立させる、たった一つの手段
というわけで、基本的には、「現職での年収交渉」なんてものは、初めから考えない方が良いです。
現職で普通に働き続けながら、給料を交渉して上げてもらおうというのは、かなり虫が良い話です。そんなことができたら、苦労はしないです。
もし実現できるとしたら、手段は一つだけです。ほぼ無理なんですけど、あえて言えば、一つだけ手段があります。
何かというと、
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