【25卒まだ間に合う!?】 就活生向け: 『就職四季報』で、「自分の実力的に内定が出る企業」を選ぶ方法 - (25卒/26卒)
こんにちは、安斎響市です。
めちゃくちゃ久しぶりに、学生向けの就活の記事です。
私は普段、社会人の転職について情報発信をしています。
私の就活生向けnoteは、普段全く宣伝してない割には、毎月そこそこの数の方に読んでいただいています。
上のnote記事には、学歴が低い「就活弱者」が、いかにして大手ホワイト企業の内定を得るか? というテクニックを書きました。
世の中には「大手企業に入るのがすべてではない」と言う人もいます。
はい。別に「すべて」だとは言いません。その通りです。
しかし…
新卒の就活では、大手に入っておくに越したことはないです。入れるのなら。
当然、待遇も良いし、社員教育もしっかりしているし、その後の転職でも圧倒的に有利になります。大手に入って5年も働けば、一生の財産になります。
頑なに「大手にこだわる必要はない」と主張する人って、単純に、大手に入れなかっただけですからね。
そもそも「大企業よりベンチャー」とか言ってる人のほとんどは、大企業経験ないですから。自分自身が経験してないものを、一方的に軽視しちゃいけません。
私は過去に、大手も中小もベンチャーも、日系も外資系も、自分の職歴として経験した上で、新卒入社は日系大手企業がベストだと確信しています。
そんで、前回のnoteには、こんなことを書きました。
内定を確実に得るための「応募企業の選び方」
勝てる「志望理由」の作り方
ずばり、最強の「ガクチカ」とは何か
大企業の内定を得る「一番簡単な方法」
最後の、大企業の内定を得る「一番簡単な方法」という項目では、簡単に言うと、
『就職四季報』をしっかりと読み込んで、他の学生が狙っていない「穴場」の大手ホワイト企業を探せ!
ということを書いたんですね。
その具体的な探し方も、一応、記事の中に書いたつもりだったんですけど、上の就活対策noteを公開した後、来るわ、来るわ。
「どうやって探せばいいのか、もっと詳しく教えてください」というDMや質問投稿が。
ぶっちゃけ、え? 『就職四季報』見たら分かるよね? と思ったのですが、うちの奥さんと話していたら、
「いや…… それは教えてもらわないと、ほとんどの人は分からないよ。だって、大学生でしょ? 普通は、そこまで自分一人では考えられないよ」
と言うので、少し考えを改め、今回のnoteを書くことに決めました。
この先の記事には、こんな内容が書いてあります。
なぜ『就職四季報』を読まないといけないのか?
『就職四季報』の具体的にどこを見ればいいのか?
「自分の実力的に内定がもらえそうな企業」はどうやって見つけるか?
安斎響市がオススメする、新卒入社「穴場」優良企業【10選】
大学4年の9月以降に、就活で「逆転勝利」する方法
もっと就活全般について知りたい、という人は、まず前回のnoteを読んでください。そっちの方が、色々と広く浅く就活のことを書いています。
今回のnoteは、さらに詳しく、「自分でも大手ホワイト企業の内定を得るためには、具体的にどうやって企業選びをすればいいのか?」という内容です。
ちなみに、前回同様、東大・京大・早慶上智みたいな高学歴の方向けではないです。私自身が、偏差値50くらいの平凡な大学の出身ですし、あくまで「就活弱者」の戦い方しか、私には教えられないからです。
かつて、「最悪の就職氷河期」と呼ばれた2010年の就活で、偏差値50の地方大学の学部卒でありながら、某大手自動車メーカー、某大手素材メーカー、某大手家電メーカー、某大手産業機械メーカーなど合計「5社」の大手企業の内定を獲得、
その後、4回転職して中途採用の面接も何十回と受け続け、現在、30代前半で外資系大手IT企業の部長職として採用面接も担当している私が、
「これさえ徹底すれば確実に勝てる」と信じている就活攻略法です。
一応断っておくと、自分は「就活強者」だと自信を持って言える人は、このnoteは読む必要はないと思いますし、前回のnoteを読んで、それで十分だという人もいると思います。
この記事は、就活について、きちんと「基礎」を押さえたい人のための内容です。
それと…
10年以上前に就活してた35歳のオッサンが、本当に今の時代の就活のことなんて分かるの? と思う人もいるかもしれませんが、分かりますよ。
だって、私は現在、企業側で採用や新人教育も担当してますからね。
さぁ、始めましょうか。
なぜ『就職四季報』を読まないといけないのか?
まず、『就職四季報』って何? という話から。
と言っても、
『就職四季報』とは、東洋経済新報社が毎年発行している就活生向け売上No1の情報誌で…
などという堅苦しい説明をするつもりはありません。
私は、東洋経済さんの回し者ではないので。
端的に言いましょう。
『就活四季報』なしで就活してる大学生、全員バカです。間違いないです。全員クソ頭悪いです。
そのくらい、就活生なら、買うのが当たり前です。図書館でチラッと読むとかじゃなくて、買ってください。
たった2,000円くらいです。ガチで、買わない意味が分かりません。買ってない人は就活失敗すると思っておいていいです。
そのくらい重要です。
簡単に説明すると、『就職四季報』には、各企業の「有給取得平均日数」「離職率」「平均年収」「初任給・ボーナス」「残業時間」などといった情報が網羅的に記載されています。それも、なんと5,000社分です。
あなたは、世の中にどんな会社があるか、5,000社も挙げられますか?
大学生だと、頑張って挙げていっても、数百社くらいが限界ではないでしょうか。100社か200社しか言えない人も多いでしょう。
就活において、最も大事なのは「企業選び」です。
ガクチカをいくら練っても、どんなに頑張って資格を取っても、「企業選び」でミスったら、その時点で終了です。
その「企業選び」の基準になるのが、『就職四季報』です。
もし、『就職四季報』が無かったら、たぶん、知ってる会社(主に大手有名企業)に片っ端からエントリーするか、良く分からないけど、リクナビとかマイナビの検索で見つけた何となく良さそうな会社に何となく応募するくらいしか、現実的にできないと思います。
一般的な大学生が知ってる会社なんて、そんなに多くはないし、ビジネスパーソン気取りで意識高くビジネス書やビジネス雑誌を読んでみたところで、社会や経済のことなんて、短期間に網羅的に理解できる大学生はそうそういません。
そんなに優秀な大学生だったら、今、このnoteは読んでいないと思います。
あなたが東大卒のトップクラス優秀層なら、別に『就職四季報』なんて要らないのかもしれません。
マッキンゼーでもボスコンでも、GSでもモルスタでも、好きなところを受ければいいのだから。
でも、ほとんどの学生は、そんな超難関企業は、はじめから受ける気にもなりません。100%書類で落ちるのが目に見えてますからね。
別に、応募すること自体は可能なので受けてもいいんですけど、どう考えても内定は無理です。
なぜ、「内定は無理」だと言い切れると思いますか?
やってみないと分からないじゃないか! と思いますか?
分かるんですよ。
内定の可能性があるのかないのか、ということが。
『就職四季報』をじっくりと読めば。
それこそが、『就職四季報』を活用する最大の理由だと、私は思います。
『就職四季報』の具体的にどこを見ればいいのか?
ガチで、『就職四季報』さえ正しく読めれば、就活は勝てます。
Twitterで勧誘してる意味不明な就活セミナーとか匿名の人がやってるオンラインサロンとか、全部要らないです。
ああいう「9割受かる自己PR」とか、「ガクチカのフレームワーク」とか、「自己紹介テクニック」とか、全部ゴミです。
もう一度言います。
全部ゴミです。
教えてる内容、現役の面接官の私から見て、もはや笑えてくるくらい「的外れ」だし。
もしかして、ネタなんじゃないかと思えてきますね。アホらし過ぎて。
勘違いしない方がいいです。
どんなにTwitterのインフルエンサーから「就活テクニック」を学んだところで、内定は出ません。誰でも大手有名企業に入れるわけではありません。
こういうの、やればやるほど、面接には落ちると思います。
意識高いインフルエンサーに乗せられて、自分の実力に合わない無謀なことばかりやっていると、あっという間にNNTになりますよ。
大事なのは、「企業選び」です。
自分の実力的に内定が出そうな企業を正確に選ぶことです。「企業選び」を間違えたら、その時点で終了です。
就活って本当に恐ろしいな、と私が思うのは、日本全国の超優秀な学生も、平凡で普通の学生も、誰でも簡単に同じ土俵に立つことができてしまうことです。
後者には、はじめから勝ち目なんてないのに。
勝ち目のない戦いにエントリーすることが、現実的にできてしまうんです。残酷なことに。
勝ち目のない戦いにエントリーしてしまった学生は、どうなると思いますか?
NNTです。1社も内定が出ずに、「持ち駒」がゼロになります。
大学4年の秋になってNNTは、本当に悲惨ですよ。
はい、本題。
NNTにならないために、具体的に『就職四季報』のどこを見ればいいの? という話です。
主に、下記の2つです。
ここから先は
¥ 500
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
頂戴したチップで「餃子とビール」を購入させていただき、今後の執筆活動に役立てたいと思います。安斎に一杯おごりたい方は、ぜひチップをお願いいたします。