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<第83回> 面接後、企業からの連絡が遅いのは、どういう状況でしょうか?


こんにちは、安斎響市です。


今日いただいた質問は、

いつもnoteや著作等、参考にさせて頂いております。

質問なのですが、採用選考において、企業からの連絡が遅いことはよくあることなのでしょうか。
私が選考を受けた企業は一次面接通過の後、役員面接の日程等については追って連絡を下さることになっていました。
ですが、1ヶ月以上連絡はなく、私からの問い合わせメールへの返信も1週間以上経ってからでした。

その企業は業界ではある程度知名度があり、忙しさゆえかとも思ったのですが、どうにも不安です。


というものです。

※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。

転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。

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えーと…… 残念ですが、一次面接通過の後、1か月以上「次のステップ」に関する連絡が来ないというのは、基本的に、「落ちた」と考えた方が良いと思います。

当たり前ですが、「ぜひとも採用したい人材」だった場合、一次面接と最終面接の間で1か月も待たされるなんて、あり得ません。

明確に「不合格」という連絡がないだけの、実質的にはほぼ「不合格」状態ではないかと思います。


もちろん、100%そうだとは言いません。

選考途中で連絡が来なくなったからといって、内定の可能性がゼロだとは言いません。


比較的多いのは、下記のようなパターンです。

  1. 単純に、合否の検討や日程調整に時間がかかっている

  2. 企業側から、あえて落とさずに「キープ」されている

  3. 転職エージェントが「落ちたこと」を隠している


このうち、1 もしくは 2 なら、まだ内定が出る可能性は残されています。一方、3 だった場合は完全アウトです。時間を無駄にしています。


え? どういうこと?
と思う方もいると思うので、一つずつ説明します。



パターン1:単純に検討に時間がかかっている


まず一つ目のパターン、単純に、合否の検討や日程調整に時間がかかっているというケースです。

この場合は、ほとんどが「面接通過の可否を保留にしている」パターンだと思われます。

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